ネタバレ予告あらすじと感想
2024年4月11日(木)放送日
虎に翼2週「女三人寄ればかしましい?」
虎に翼2週9話4月11日(木)|同期5人が議論を交わす
*虎に翼2週9話【放送後】のネタバレあらすじ感想です。
明律大学・図書室にて
穂高教授から離婚裁判について考えることを勧められた女子部の面々。
早速、図書室へ駆け込んだ寅子は、男装の学生・よねと『判例集』を取り合いました。
するとそこへ華族令嬢・涼子と最年長・梅子、朝鮮半島からの留学生・香淑もやって来て一緒に考えたいと言います。
寅子は仲間が増えたことがうれしくて、満面の笑みを浮かべるのでした。
甘味処『竹もと』にて
梅子のおごりで甘いものを食べながら議論を始める寅子たち。
暴力をふるう夫から形見の着物を取り返せないものかと頭を捻ります。
「着物は諦めて、離婚成立を優先させるべきじゃないかしらねぇ・・・」
梅子の発言を皮切りに、寅子の大嫌いなスンッとした雰囲気が漂い出すのでした。
寅子は諦めたら終わりだと皆を励まし、手立てを模索します。
しかし当時の民法で女性は結婚すると「戸主(こしゅ)」と呼ばれる男性の庇護下におかれ、社会的に不平等な立場に置かれている現実は覆せません。
寅子たちは各々の心中に怒りや悲しみを滲ませ、黙ってあんみつを頬張るのしかなくなるのでした。
その後
絶対の着物を取り返したい寅子。
裁判結審の日まで、寅子は昼間は大学で議論をよねらと重ねます。
自宅でも民法に目を凝らし、妻が勝訴できる糸口を必死に探すのでした。
一週間後
回答の期限を迎え、穂高教授は女子部の面々の考えを聞きます。
誰もが「原告敗訴、着物を取り戻せない」という結論でした。
一方、納得のいく弁護に辿り着けなかった寅子でしたが穂高に促されて独自の見解を発表します。
結論は皆と同じだとしながらも、寅子は民事訴訟法第185条を提示します。
「法律や証拠だけでなく社会・時代・人間を理解して、自由なる心証の元に判決を下さなければならない」
寅子が述べると、皆がハッとした表情を浮かべます。
しかし、よねだけは「法そのものを覆すわけにはいかない!」と反論しました。
そんなよねの意見に同意する寅子は、「見に行きませんか?判決を!」と提案します。
「裁判官が目の前の事実から何を感じどう判断を下すのか・・・。裁判官の自由なる心証に希望を託すしかないのではないでしょうか」
寅子が自分なりの結論にたどり着いた瞬間でした。
寅子の提案に乗った穂高の後押しもあり、女子部の皆は課外授業として裁判所へ判決を聞きに行くことにしたのでした。
東京地方裁判所にて
女子部の面々で埋め尽くされた傍聴席。
法廷では夫側・妻側の最終弁論が行われ、あとは判決が出るのみとなりました。
休廷をはさんで再び戻ってきた裁判長を全員が起立し緊張の面持ちで迎えます。
「主文・・・」
裁判長の声が響くと法廷全体がピリッとした空気に包まれます。
寅子は背筋を正し、裁判長を真っ直ぐ見つめるのでした。
つづく
虎に翼2週9話4月11日(木)今日の感想!
放送後の感想とポイントをお届けです。
今日のポイントは、
圧巻の階段シーン!です。
女子部の学生たちが詰めかけた東京地方裁判所のロケ地が気になります~!
穂高教授を筆頭に、ゾロゾロとたくさんの女性たちが階段を登るシーンはとても美しかったですね。
当時の女性たちが自分たちの権利のために、1歩1歩登って行った歩みを象徴しているかのようでした。
守衛さんや傍聴マニアの寿司屋店主・笹山さん、そして裁判官・桂場さんなど、その場にいた男性陣が異様な光景に驚いた顔も面白かったです。
圧巻の階段シーンには、ネット上でも多くのコメントが寄せられました。
「社会進出の階段を登り始めたんだね。鮮やかな可視化!」
「階段シーン、よかったなぁ。颯爽として、泣けてきた。」
「階段や傍聴席に女子がいっぱい!原告の女性は、心強いだろうな〜」
などなど、階段を登る姿にこれから羽ばたく女性たちをイメージして感動した朝ドラファンが多かったようです。
ちなみに東京地方裁判所として登場した建物は、おそらく『名古屋市市政資料館』だろうと言われています。
1922年(大正11年)に建てられ、地方裁判所としても使われていた建物なのだとか。
女子部の面々が登った階段の踊り場にあったステンドグラスは、建築時のものを復元し整備されたものなのだそうです。
今後も裁判等のシーンでは、こちらの場所が度々登場するのかもしれませんね!
圧巻の階段シーンのおかげで、朝ドラファンのマニア心をくすぐるロケ地の秘密も発見できました。
いつか『虎に翼』に思いを馳せながら、聖地巡礼にも行ってみたいな〜♪
虎に翼2週9話4月11日(木)予告・感想まとめ!
放送前のネタバレ・予告ポイントです。
正解のない宿題に挑む!
法律家の卵にもなっていない5人の出す答えに注目です~!
正解のない宿題に挑む寅子ちゃんたち。
自分なりの答えを出すために議論を交わすシーンに注目したいです。
前もって「弁護士の数だけ、弁護の形がある」という穂高教授のセリフが出てきます。
そのため、おそらく5人のそれぞれの考えが浮き彫りとなって描かれるのかもしれません。
例えば華族令嬢・涼子さんなら「古い着物に執着しなくてもいいんじゃないかしら?」なんて、マリー・アントワネットのようなセリフを少し期待してしまいます。
一方、最年長で夫と子供を持つ梅子さんは、妻の立場に一番心を寄せつつも現実的に捉えそうな気がします。
また賢い留学生・香淑ちゃんは理論値でバッサリ切り捨てたりして・・・。
一方で気乗りしなかった割に最後まで寅子ちゃんの議論に付き合うとされるよねさんは、3人とは違う考え導いてくれるかもと期待します。
男性社会への怒りがエネルギーとなっているよねさんは、今回ばかりは寅子ちゃんと一致団結するのかもしれませんね。
入学式以来、犬猿の仲である2人が交わすアツ〜い議論にも注目したいです!
全く違う背景を持つ女子部の5人が、それぞれどんな『答え』に辿り着くのか楽しみです〜♪
以上、虎に翼2週9話のネタバレあらすじ予告でした。