ネタバレ予告あらすじと感想
2024年7月3日(水)放送日
虎に翼14週「女房百日、馬二十日?」
虎に翼14週68話7月3日(水)|問題児の栄二に心を砕く
*虎に翼14週68話【放送後】のネタバレあらすじ感想です。
1950年(昭和25年)10月
星朋彦初代最高裁長官が亡くなってから数か月。
後任の山本紘作長官の元で、寅子の恩師・穂高は最高裁判事の一人に任命されていました。
そんな穂高らは、新憲法下で初となる判断を迫られていたのでした。
一方その頃
寅子は国際結婚した梶山夫婦の離婚調停を担当することに。
日本人の夫・裕司とフランス人の妻・ルイーズは、窃盗事件を起こした息子・栄二(えいじ)の親権を押し付け合っていました。
困惑する寅子は、事態を好転させたくて栄二を調査中の少年部に家事部との連携を申し入れます。
「少年部と家事部が連携して事件に当たることで、見えてくる希望の光があるのではないかと」
寅子は訴えますが、少年部の責任者・檀は守秘義務を理由に突っぱねるのでした。
猪爪家にて
テストで84点を取った娘・優未は、帰宅した寅子に誇らしげに差し出しました。
すると寅子は「間違えた部分はきちんと復習して勉強するのよ。そうしたら次は100点だから」とアドバイスしました。
褒められる事を期待していた優未は一瞬戸惑った後に、元気よく「はい!」と返事をしたのでした。
そんな優未は、仕事に邁進する寅子との距離を感じ始めるのでした。
甘味処・竹もとにて
亡くなった星長官の息子・星航一と久々に会った寅子。
航一は「父にとっても僕にとっても楽しい思い出になりました」と、『日常生活と民法』の改稿作業を振り返ります。
すると寅子は、星長官が序文に記した「新しくて理想的なことを行うためには相当の工夫や努力と日時を要するもの」という部分を口にして、思い通りに進まない仕事の愚痴を吐きました。
そんな寅子に航一は、「うまくいかなくて腹が立っても意味はあります。必ず」と励ましたのでした。
そんなある日
最高裁判所にて『尊属殺の規定』は合憲という判決が出ました。
『尊属殺』とは、自分より上の世代の人を死なせてしまうことで、父母と同列以上にある血族(尊属)を殺害することを差します。
この審判に携わったのは15人で、反対したのは穂高ともう一名だけでした。
新聞記事を見た甥の直人と直治と遊びに来ていた道男に尊属殺の説明をした寅子は、理不尽と感じる合憲判断に対して思いを語るのでした。
「おかしいと声を上げた人の声は決して消えない。その声がいつか誰かの力になる日がきっと来る。私も声を上げる役目を果たし続けなきゃね・・・」
その夜、両親から疎まれる栄二の事を考える寅子は、気持ちを奮い立たせるのでした。
「諦めるもんか絶対に・・・」
つづく
虎に翼14週68話7月3日(水)今日の感想!
放送後の感想とポイントをお届けです。
今日のポイントは
航一さんの励ましです。
とっつきずらかった航一さんの素直な言葉が、寅子ちゃんにしっかりと届きました~!
レアケースの離婚調停に関わることになった寅子ちゃん。
親権を押し付け合う両親がとても無責任に思えて、別室で1人待つ栄二くんに同情してしまいます。
それにしても、第53話で久藤さんが語ったような、愛の溢れるアメリカをお手本に家庭裁判所が作られたはずでしたよね。
でもまだまだ日本の家庭裁判所内では家事部と少年部の歯車は噛み合っていないようです。
そんな時に再会した星長官の息子・航一さんが、寅子ちゃんに勇気を与えてくれたように思います。
「うまく行かなくて腹が立っても意味はあります。必ず」と、さりげなく指摘した航一さん。
この言葉のおかげで、寅子ちゃんは離婚調停の親権の件や娘・優未ちゃんのこと、さらには尊属殺人が合憲とされた件にも、心が折れずにいられるのかもしれないなと感じました!
このシーンには、2人の関係値が上がるのではと期待する朝ドラファンの声が多く見られました。
「寅子ちゃんったら航一さんへの気持ちがだんだん近くなってない?!私には分かる!」
「航一さんに対する印象が変化していくような気がする」
「働きながら2人の様子を見守る梅子さんも良かったなぁ〜」
あんみつを食べながら航一さんの言葉にしみじみと感動している寅子ちゃんも良かったですね。
さて、第68話では航一さんの何気ない言葉がキーワードとなりました。
展開中の細々とした物語にも砂漠のオアシスのように希望が浸透していく回でしたね。
寅子ちゃんは、ただいま今抱えている『うまく行かなくて腹が立つ様々な事』にも意味があると思えるようになった感じでしたよね。
雨だれが石を穿つような時がくるかもしれないという希望をエネルギーに変えて、今まで以上に猪突猛進する姿を応援したいです〜♪
虎に翼14週68話7月3日(水)予告・感想まとめ!
放送前のネタバレ・予告ポイントです。
問題児の栄二くん!
これぞ、「家庭の問題と子ども達の問題は地続き」というエピソードになりそうです~!
国際結婚した夫婦の離婚調停という複雑な案件を担当することになった寅子ちゃん。
物語は、夫婦の息子で窃盗を繰り返す問題児・栄二くんにピントを合わせていくようです。
家庭裁判所の設立当初、久藤ライアンさんは家庭の問題と子ども達の問題は地続きだと語っていましたよね。
今回は、まさに家庭裁判所の意義を具体的な事案で表現するようなエピソードになる予感がしています!
逆に言えば、両親の仲の悪さが栄二くんを窃盗に向かわせている可能性もありそうです。
2人がケンカする暇もないくらいの問題を起こせば、自分の方を向いてくれると考えたのかもしれません。
他にも両親共に親権を手放したいと主張しているため、子育てを放棄する『ネグレクト』が発覚する展開もありそうです。
ちなみに複雑な心情を抱えることになる栄二くんを演じるのは、子役モデルとして活躍する中本ユリスくんです
日本とフランスのハーフのユリスくんは現在12歳で身長は153cm。
これまでに『G.U.』のキッズモデルや日本赤十字社のキャンペーンなどで活躍しているようですよ。

栄二役の中本ユリスくん
さて、寅子ちゃんが栄二くんの心を開き、窃盗を繰り返す本当の原因や理由を引き出せるのか注目ですね。
守秘義務に違反しない範囲で、轟くん・よねさん・梅子さんから解決のヒントをもらうシーンがあったら、朝ドラファン的には胸アツ!
今回の事案を通して寅子ちゃんが家庭裁判所の判事として、また大きく成長できるような経験を積んでくれたらいいな〜♪
以上、虎に翼14週68話のネタバレあらすじ予告でした。