おむすび10週50話12月6日(金)|放送前ネタバレあらすじ|会場に現れた孝雄の心情
防災訓練の炊き出し隊長になった結(橋本環奈)。J班の仲間たちに協力してもらいながら、当日に向けて準備を進めます。
防災訓練の打ち合わせ
最後の打ち合わせをするため、父・聖人(北村有起哉)と一緒に集会所を訪れた結。
炊き出しの人数が足りないので手を貸してくれる人が欲しいと言ったところ、聖人は渡辺孝雄(緒形直人)の名前を出しました。
ところが、美佐枝(キムラ緑子)は「あの人はアテにならん」と反対です。
傷が癒える時間
孝雄を気にかける聖人は「立ち直る時間は人によって違うと思うんです」と美佐枝を懸命に説得します。
結は、糸島の祖母・佳代(宮崎美子)から立派なアスパラガスが送られてきたのを思い出していました。
安定した収穫をするのに3年かかるアスパラガス。一方、2ヶ月で実がなる野菜もあります。
野菜の種類によって収穫できるまでの時間が違うように、人もそれぞれではないかと結は見解を話します。
商店街の面々は、口々に「わかる」と声を揃えるのでした。
防災訓練の当日
開催地の公園に、続々と集まってきた近所の子どもたち。
さっそく市役所職員・若林(新納慎也)と美佐江の娘・菜摘(田畑志真)が、阪神・淡路大震災をテーマにした紙芝居を始めます。
あのとき何が起こったのかをずっと覚えていて欲しいと、心を込めて伝えました。
あのときのお礼
準備した炊き出しを子どもたちに配り始める結とJ班の仲間。
参加者が美味しそうに食べる姿を聖人が眺めていると、孝雄(緒方直人)の姿が見えました。
すると美佐江が前日に声をかけておいたことを商店街の面々に打ち明けます。
「お礼言うたんよ。今更やけど、あのとき菜摘のことをありがとうねって」
震災時の避難所で、美佐江の娘・菜摘(田畑志真)は栄養不足から腹痛を訴えていました。
そのとき、たくさんの食料を提供したのが孝雄であり、美佐江と菜摘は助けられたのです。
人と人の結びつき
孝雄の側に駆けより、食材を差し入れてくれた時のお礼を伝える菜摘。
続いて結も、出来立てのわかめおむすびを手渡します。
「美味しいもん食べたら、悲しいことちょっとは忘れられるけん」
それはかつて、落ち込んでいた結に祖母がかけてくれた言葉です。
孝雄はじっとおむすびを見つめた後、黙々と食べ始めました。
遠くから眺めていた歩は、人と人を結びつける結は名前の通りだと聖人や愛子に話します。
そんな歩に、二人は我が道を歩むあなたも名前の通りだと言いました。
スランプ回復の兆し
投球スピードに捉われるあまり、スランプに陥っていた翔也。
ある球を投げたとき、ふと手応えを掴みます。
そんな翔也に、エースの澤田(関口メンディー)は速球ではなく変化球を目指すといいと助言するのでした。
おむすび10週50話12月6日(金)|放送後|今日の感想まとめ!
今日のポイントは、
大盛況の防災訓練!です。
ついに放送を楽しみにしていた防災訓練の当日が描かれました!
結ちゃんたちの作った炊き出しを美味しそうに食べる来場者の姿が、たくさん映っているのも印象的でしたね。
オープニングのテロップに『神戸市のみなさん』の文字がしっかり掲載されていました!
物語の舞台となる地域の人たちにも愛される朝ドラならではの光景が、ファンとしてもうれしくなる回でした。
またネット上では、会場に現れた真紀ちゃんの父・孝雄さんに注目が集まったようです。
「ナベさんが自分の意志で人と関わる場に出向いてくれたの、ほんとよかった」
「わかめおむすびに手を伸ばすナベさんが涙腺に来たわ…涙」
「しみじみとした抑え気味の感動を生み出す作劇がとても良かった」などなど。
孝雄さんが静かにほおばるわかめおむすびが、多くの朝ドラファンの涙を誘っていました。
この日を堺に、美佐江さんと孝雄さんの関係も雪解けを迎えられそうですね。
糸島編から引き継がれる「美味しいもん食べたら、悲しいことちょっとは忘れられるけん」も、ここぞという場面で聞けて大満足!
J班と商店街のエピソードが交差しつつ、どちらのイザコザも丸く収まる神展開に、大きな拍手を送りたい〜♪
おむすび10週50話12月6日(金)|放送前|予告・感想まとめ!
炊き出しに現れる孝雄さん
防災訓練の当日、会場に真紀ちゃんの父・孝雄さんが現れる小さな奇跡に注目〜♪
第50話では、防災訓練で起こる小さな奇跡が見どころポイントになりそうです!
あれだけ他者を拒絶していた孝雄さんが会場に来て、結ちゃんの手渡したわかめおむすびを食べる姿が描かれます。
しかも孝雄さんにきっかけをくれる人物は、なんと第49話で参加を反対した美佐江さんだと判明!
避難所で助けられた義理をこんな風に返す人情に、多くの朝ドラファンが涙しそうです。
また結ちゃんが手渡すわかめおむすびを黙って食べる孝雄さんも要チェックポイント!
これまで娘を救えずに自分が生き残ってしまった『サバイバーズ・ギルト(生存者の罪悪感)』に苦しみ続ける孝雄さんが描かれてきました。
今回、美佐江さん母娘からかけられる感謝の言葉が、孝雄さんにとってある種の『救い』に繋がる可能性を感じています。
大きな地震を前に無力さを痛感し生きる気力を無くした孝雄さんが、あの時に誰かの助けになれていたことを思い出せるきっかけになるのではと妄想中。
このシーンで黙っておむすびを食べる表情から、孝雄さんの心の奥底を想像してみたいなと思っています。
結ちゃんの手渡したおむすびによって、深い悲しみの中にいる孝雄さんがひと筋の希望の光を見出せるかもしれません。
かつての姉・歩さんや結ちゃんのように、次は孝雄さんが前を向いて自分の人生を生きられる『奇跡』に繋がってほしいな〜♪