この記事では、橋本環奈主演のNHK朝ドラ(連続テレビ小説)「おむすび」第75話(2025年1月17日放送)のネタバレ・あらすじを、どこよりも分かりやすくご紹介します!
「おむすび」第74話では東日本大震災が発生したあとの靴店店主・孝雄の行動が見どころでしたね。第75話では放送日の「1月17日」にちなんで17年前に起きた阪神・淡路大震災をテーマに描かれます。
過去回から順を追って振り返りたい方は以下より、まとめ記事をご参照ください。
【17週まで公開中】朝ドラ『おむすび』ネタバレ|最終回までのあらすじと感想
おむすび 15週 第75話|放送前ネタバレあらすじ|阪神・淡路大震災を追悼
1月17日
17年前に阪神・淡路大震災が発生したこの日。結(橋本環奈)は実家で家族と一緒に、歩(仲里依紗)は孝雄(緒方直人)と真紀のお墓の前で、それぞれ黙祷を捧げます。
地震から10ヶ月経った東北から神戸へ、そして東日本大震災が起こった時間には神戸から東北へ、追悼の意が表されました。
17年の時を経て少しずつ阪神・淡路大震災の風化を感じる結や商店街の面々。忘れられていく寂しさや危機感を皆それぞれ抱えていたのです。結たちは、しっかりと次世代の子どもたちにも『あの日』の出来事を伝えていく必要があると再確認します。
歩は、東北へ物資を支援し続けていました。一年立っても復興からは程遠いという状況を聞き、物を送るだけでいいのかと新たな葛藤が生まれます。
新人栄養士さんの存在
もうすぐ育休が明けるため、星河電器の社食を訪れた結。そこで結は、新人の栄養士・水谷(真田理希)を紹介されます。結が休んでいる間、代わりに働いていたのです。
結が作った献立帳や仕入れ帳がわかりやすかったと挨拶する水谷。もし自分が戻ってきたら彼はどうなるのだろうと、結は考え始めてしまいます。
管理栄養士への志
結は、花の検診で訪れた病院で管理栄養士・西条(藤原紀香)に再会します。西条は、結がもうすぐ仕事復帰になることを覚えていました。一度担当した患者さんのことは忘れないというのです。
西条に仕事復帰について相談する結。そこで「西条さんはどうして管理栄養士になろうと思ったんですか?」と尋ねます。
もともとバスガイドだった西条は、あるとき胃がんを患った母親の介護をすることになりました。何を食べさせたらいいか分からず、栄養の勉強を始めたと言います。
母親の「食べたい」気持ちを尊重し、工夫を重ねた食事で喜んでもらう経験は、西条にとって忘れがたいものでした。こういうことをもっと多くの人にしたいと、管理栄養士を志したと語るのです。
「あまり目立たない、知られていない仕事だけど、私は誇りに思っている」と話す西条に、結は感銘を受けます。
結の決意
「おいしいもんを食べたら悲しいことを忘れられる」という祖母の言葉を、結はずっと大切にしていました。自分自身の入院や佳純(平祐奈)の被災地の話からも実感しています。そして結は、意を決して翔也(佐野勇斗)に伝えます。
「西条さんみたいな管理栄養士になりたい」
困っている人がいたら助けるのは米田家の呪いではなく、結の生きる道なのだと気付いたのです。育児や仕事をしながら管理栄養士の勉強をするのは大変だけど、挑戦したいと言う結。翔也に「いいかな?」と尋ねます。
いいに決まっている、と答える翔也。自分はやりたいことを一生懸命やっている結が好きだし、一緒にいるのが幸せだと言うのです。「うち、がんばるけん」と決意する結に、翔也は「2人で一緒にがんばんだべ」と伝えます。
ルーリーの訪問
後日。チャイムが鳴り玄関を開けると、そこにはルーリー(みりちゃむ)の姿がありました。驚く結に、ルーリーは「ごめん、おむすび。助けて」と訴えるのでした。
おむすび 15週 第75話|放送後|今日の感想まとめ!
今日のポイントは、
管理栄養士になる決意!です。
ついに結ちゃん、人生の次のステップを見つけられましたね!
これから子育て・仕事・勉強を同時進行で進めるハードな毎日になりそうです。しかし結ちゃんには支えてくれる夫・翔也くんの他、絶対に応援してくれる実家の面々や友達もいます。国家試験に合格し、管理栄養士として困っている人に手を差し伸べる姿を早く見たいですね!
またネット上では、結ちゃんの背中を押した管理栄養士・西条さんの過去エピソードに対して、続々とコメントが寄せられました。
「登場が今週からだとは思えないほど西条さんの生きてきた道が見える納得感」
「西条先生が余命を伸ばした人、お母さん以外にもたくさんいるんだろうな…」
「西条小百合がバスガイドから管理栄養士になる朝ドラが見たい」などなど。
結ちゃんだけでなく、多くの朝ドラファンが胸を打たれたようです。西条さんの泣くつもりではなかったかのような控えめな涙にもグッときました!
また結ちゃんの決意には、前半で描かれた神戸と東北の黙祷や風化を案じる商店街の面々との会話シーンが、ジャブのように効いていたと思います。震災の経験を忘れずに、困っている人の力になれる生き方を模索した結果です。結ちゃんの新たな1歩をあえて1月17日にぶつけて放送した点に、製作陣の心意気を感じました!
朝ドラ『おむすび』らしい心と心がぎゅっと結びつくシーンが見られた気がして、より推しドラマになりました〜♪
おむすび15週75話|放送後|みんなの感想!
翔也は「2人で一緒に頑張ろう」って言ってもらえた時の嬉しさをちゃんと結ちゃんに返してくれる。
ありがとうって受け取って終わりじゃなくて、相手にも同じ気持ちを返したいと思う翔也もすげーなぁ。はー、心がホワホワする。#朝ドラおむすび— まゆたす (@gorosukemayutas) January 17, 2025
今週のおむすびは阪神淡路大震災を体験した人々が東日本大震災とどう向き合ってこられたのか…がリアルに再現されていて、胸迫るものがあった。そして被災地から遠く離れていた私も、報道や当時の空気感を通して間接的に震災を体験していたんだなぁ…と。それを強く実感した週だった。#朝ドラおむすび
— Emiko/シモハタエミコ (@Emiko3588) January 17, 2025
前作のように怒りが原動力になって、世の中を変えていこうとするのも良いんだけど、今作の悲しんだり迷ったりしながら、静かに心の熾火を燃やして一歩一歩前に進んでいくのも、心が疲れなくてすごく良いなあって思う。#朝ドラおむすび
— ろにあ (@ronia_ndr) January 17, 2025
育休明前に挨拶行ったら「よねちゃんよねちゃん」って喜んでくれるの良い職場だ。変に持ち上げられてるわけじゃなくて結が皆と一緒に築いた良い人間関係。#朝ドラおむすび
— しおからお🍙 (@siokarao) January 17, 2025
#朝ドラおむすび
今日という日に観る、おむすびの内容は非常に感慨深い。
黙祷する多くの人たちの姿が尊かった。
結ちゃんの決意も新たになり、頑張れー!と思った矢先、ルーリー再来。
何が起きるか、来週を待つ。— 夢想 愛 (@muusouuai) January 17, 2025
おむすび 15週 第75話|放送前|予告・感想まとめ!
放送日を重ね黙とうを描く
1月17日に合わせて、阪神・淡路大震災に黙とうを捧げるエピソードが登場!
第75話では、結ちゃんたちが阪神・淡路大震災を追悼するエピソードが描かれます。くしくも初回放送日が同じ『1月17日』にぶつけてあり、ドラマ製作陣の並々ならぬ意気込みを感じますね!
思えば、専門学校編に入ると震災エピソードは物語から影を潜めていきました。しかし東日本大震災の発生後に初めて迎えるタイミングとなるこの日、改めて鮮明に当時の記憶や複雑な心境が語られるかも知れません。
結ちゃんや米田家の面々、そして商店街の人たちが祈りを捧げる姿に注目です!
また姉・歩さんと真紀ちゃんの父・孝雄さんが、墓前でどんな会話をするのかも気になります。孝雄さんや歩さんが東日本大震災の発生後、『自分にできること』を見つけて行動した内容を改めて報告する可能性もありそうです。そんな2人の姿は、多くの朝ドラファンの涙を誘いそうだと予想しています。
ちなみに1月17日は、2000年(平成12年)に『ごはんを食べよう国民運動推進協議会』によって『おむすびの日』に制定されています。阪神・淡路大震災でボランティアによりおむすびが配布され、人々の心と心も結つけた存在だったことから、この日が選ばれたようです。
ドラマの公式HPには「『おむすびの日』もこのドラマで大切な意味を持っています」というコメントが出されています。
おそらく第75話の中でも、何かしらの形で『おむすび』が登場すると予想中。薄れゆく阪神淡路大震災の悲劇をそのまま風化させてはいけないと、キュッと絆を結び直す象徴的なアイテムになるのではと期待しています!
第75話は朝ドラ『おむすび』が伝えたいメッセージの核となるようなセリフやシーンが登場する重要回になる気がして、今から気持ちがソワソワ…。朝ドラファンとして物語を追いながら、結ちゃんと一緒に『あの日』に思いを馳せたいです。
おむすび 15週 第75話|出演者と番組情報
15週 第75話 出演者 | 橋本環奈,仲里依紗,麻生久美子,北村有起哉,緒形直人,佐野勇斗,キムラ緑子 ほか |
脚本 | 根元ノンジ(「正直不動産」「パリピ孔明」「サ道」他) |
演出 | 野田雄介、他 |
音楽 | 堤博明 |
主題歌 | B’z「イルミネーション」 |
語り | リリー・フランキー |
制作統括 | 宇佐川隆史、真鍋斎 |
プロデューサー | 管原浩 |
放送期間 | 2024年9月30日から2025年3月末予定 |
放送局・時間 | NHK総合:月曜 〜 金曜 8:00 – 8:15 NHKBS:月曜 〜 金曜 7:30 – 8:45 |