とと姉ちゃん ネタバレ感想あらすじ 3週17話【4月22日(金)】

NHK朝ドラ 「とと姉ちゃん」
ネタバレ感想3週17話
2016年4月22日(金)放送
とと姉ちゃん3週テーマ「常子、はじめて祖母と対面す」

とと姉ちゃん ネタバレ感想・最終回まで3週17話

女将の仕事に同行する事が、この地の情報収集によいと鋭く見抜いた常子に、滝子は関心をしめします。

ついてきな。」の言葉とともに、滝子は部屋から出ます。
そして、ふたりで人力車に乗ると、滝子は常子をお得意先や同業者への訪問に連れ歩きます。

とと姉ちゃん_常子滝子17
そんな中で、滝子は常子の素養を探るかのように質問をすると、常子は見事にそれに答え滝子を感心させるのでした。

また、常子のほうも、滝子に同行しながら、改めて知るその滝子の誇り高く筋の通った仕事ぶりに感銘を受けていました。

この時代の東京は、景気の悪化がつづき長引く不況に財産を失い、住む家を追われた人たちが、町のあちこちにあふれるような世の中となっていました。

滝子は、そんな世間の有り様を常子に説きながら話します。

とと姉ちゃん_滝子常子17「普通の暮らしを守ることが、自分たちの仕事だとも思ってるのさ…」大切な家族の場を守る家には、良い木を充分に使い丈夫で長く使える家を作ってもらいたいのだと言いい、それが自分たちの仕事のやりがいでもあり、意地でもあると話すのでした。

常子は、つい亡き父・竹蔵の事を思い浮かべていました。「日常の、ごく当たり前の普通の暮らしを大切にしてほしい」と言っていたとと・竹蔵の思いにも相通じる、滝子の語る言葉に何故か感動する常子なのでした。

店に帰ったふたり…
仕事が終わり帰ろうとする職人の素振りを見て、滝子は何かを感じ取ります。仕事場に行くとまだ作業をしている職人、戸田がいました。

とと姉ちゃん_滝子17戸田は、若い職人が「木曽の檜」と間違えた「青森産・檜葉」を、客は分からないからそのまま売ってしまおうとしていたのでした。

「寝言は寝てからお言い!」滝子が一喝します。

「200年守ってきた看板に、傷つけようってのかい!」戸田はすごすごと引き下がります。

江戸前の威勢のいい啖呵に圧倒される常子に、滝子は何事もなかったかのように笑いかけるのでした。

よく日の事…
かか・君子が滝子の部屋に呼ばれます。
「あのこは、いいこだねぇ…」と言うと、滝子は満面の笑みを浮かべ「常子を清の嫁に迎え、この店を任せたいと思っている。」と君子に言うのでした… つづく

■かか・君子が八方ふさがりになると出るクセは?

とと姉ちゃん3週17話・感想まとめ 

おばあさまは男前

「こ股の切れ上がった」という誉め言葉がぴったりの女性が常子ちゃんたち三姉妹の祖母、青柳滝子さんです。しかも、びっくりするほど若く美しいおばあさまですよねぇ。

計算してみるに、大地真央さん演じるこの老舗材木問屋青柳商店の女将は年代的に言って明治生まれの女性ですよね、きっと…。さすが明治生まれの女性は違う、と思わせる一本筋の通った芯の強さを感じます。

木曾檜と青森産のヒバを取り違いえたまま、お客様に納品しようとした従業員の戸田さんを『寝言は寝てからお言い!~看板に傷つけよって言うのかい』と一喝したあの啖呵はカッコイイ。シビレました。男前ですよねぇ。

滝子宝塚時代の太地真央さんが、紛れもなく男役のトップスターだったことを思い出させてくれるワンシーンでした。

彼女のフアンならずともうっとりですよね。
それに、二百年も続いている老舗青柳商店の女将さんでもあり、半纏をいつも着ていますので、あまり目立ちませんが、滝子おばあさまの着物や帯もとっても素敵です。

粋で江戸前なキップの良いいでたちですものね。
*画像出典「ciater」http://ciatr.jp/

今日のいでたちは二回のお召し替え、素敵な黒と白の縞模様と同じく茶系と黒の縞模様の着物に博多帯二種でした。

ん、あれ…?滝子おばあさまが今日締めていた帯は博多の献上柄と縞模様を織り上げた博多帯です…。そうしますと、江戸前とは言えませんかしら?

よっちゃんのままごと遊び

ところで、よっちゃんは常子ちゃんや鞠子ちゃんと違って滝子おばあさまを「おばあちゃま」と呼んでいるのですね。それがまた、可愛らしいですねぇ。それに、若奥様役がとってもお上手!よっちゃんのように賢くて可愛い孫に「おばあちゃま」と呼ばれたら、骨抜きになってしまいそうです。(もっとも、呼ばれる本人がおばあちゃまという柄とは程遠いところにいますので、相当無理な相談ですけれどもね)

とと姉ちゃん_ままごとセット17それに、孫のよっちゃんに滝子おばあさまが買ってあげたピンクのおままごとセットが、木製の手作りと思しきお道具箱に入っていたのは、材木問屋での暮らしの象徴のようで、納得でした。

よっちゃんが使っていたような立派なおままごとセットは、幼い日々の憧れの玩具でしたが、手にすることは叶いませんでした。そのせいでしょうか、幼いころの記憶が甦り、よっちゃんに思わず、嫉妬心が湧いたほどです。(色も淡いピンクで好みにピッタリですしね)

昭和30年代でも、あのようなしっかりした造りの物は持っている子が少なかったような気がしますし、昭和初期ですと、とても値段の張る物だったのではないでしょうかしらね。昔乙女としては今でも、おままごとの道具などにワクワクしてしまうのですけれど、皆様はいかがでしょうかしら?

東京の街並み

今日は、ミーンミーンとセミが鳴く東京の街を、常子ちゃんがおばあさまに連れられて人力車でお得意様廻りをするシーンがありました。浜松編でも圧倒的なセットづくりに感心させられましたが、この東京編もさらにパワーアップしていて、凄~いですねぇ。

東京編では木場が三姉妹の暮らす場所ですが「深川木場」は歌川広重が描いた名所江戸百景の浮世絵にもありますよね。
で、この浮世絵の中の木場とドラマに登場している木場は同じ場所。

でも、その「深川木場」は貯木場の役割を1969年に終え今では、貯木場としての役割は新木場に移り、埋め立てられたその広域な跡地は木場公園になっています。
少し残念なような気がします。

でも、それ以上に気がかりなのが、男前のおばあさまからの申し出のことです。
『常子を清の嫁に迎い入れ・・・』。これって…、今後の展開に注目です。

ではでは
感想by 香風

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