とと姉ちゃん ネタバレ感想あらすじ 6週35話【5月13日(金)】

NHK朝ドラ「とと姉ちゃん」
ネタバレ感想6週35話
2016年5月13日(金)放送
とと姉ちゃん6週テーマ「常子、竹蔵の思いを知る」

とと姉ちゃん ネタバレ感想・最終回まで6週35話

滝子は、とと・竹蔵が送り続けていた手紙の束を常子に渡し、そして、かか・君子へ伝言を託すのでした。

常子はその文箱を抱きかかえると、かかのもとに駆け込みます。
これを見ていただけませんか!」文箱を君子の前に差し出すと、これはととからの手紙だと伝えます。

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君子は驚きながらも、その見覚えのある竹蔵のあて名書きを見ると、手紙を開いてみるのでした。手紙に書かれていたのは、小橋家の何気ない日常の数々でした。君子はそれを読み、思い出しては笑い、そして、夫・竹蔵を思い出し涙します。

常子が語ります。
「おばあ様はととの手紙を読んで、ととやかかや私たちの暮らしを認めるよう、考えを変えていったそうです。十五年をかけて…」そして、竹蔵や君子の子育てを褒めるとともに「君子が正しかったんだねぇ…、間違っていたのは私だよ」と、常子は祖母・滝子が後悔していた事を話します。

そして、「もう一度話す機会をくれないか。今すぐに“おみくじを引いたお寺”に来てほしい」という滝子からの伝言を、常子は、かかへの期待を込めて伝えるのでした・・・

とと姉ちゃん_君子0236おみくじを引いたお寺”…、その言葉に、君子の脳裏に幼いころの母の思いがよみがえります。
それは、大凶を引いてしまった幼い君子に「何が起きようが私が守ってあげるから…」と言ってくれた母・滝子の娘へのゆるぎない愛でした。

君子は、その言葉を思い出すと、どうしようもないほどに積み込んだ胸いっぱいの重荷を抱え、母・滝子のもとへと向かうのでした。

ふたりが待ち合わせの場所へと急ぐ中
そんな矢先、青柳商店の作業場の川で一人遊んでいた美子が、誤ってその川に転落してしまう現場に遭遇するのでした。
君子と滝子は助けようと身を乗りだしますが、周りに止められてしまいます。そんな中、躊躇なく川に飛び込んだ常子が、無事に美子を救い出します。

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青柳商店の奥にかつぎ込まれた美子も、無事でした。ようやく皆も安心すると、改めて君子は母・滝子へ自分の思いを伝えようとするのでした… つづく

 

とと姉ちゃん6週35話・感想まとめ 

 

罪作りなドラマ展開

あぁ、鼻水が…。
のっけから尾籠なお話で申し訳ございませんが、常子ちゃんから竹蔵ととの思い出と一緒に、お母上滝子おばあさまの想いも知らされた君子かかの頬に流れる涙にどうにもこうにも、もらい泣きが止まらないのです。

とと姉ちゃん_滝子3503しかも、悪いことには小麦が実るこの時期悩まされる小麦アレルギーと相まったダブルパンチ。
その上、一人遊びで過ごすしかなかった美子ちゃんが川に落ちる事件まで…。(トリプル?)
それもこれも、自分がつまらない意地を張ったためだと滝子おばあちゃんは思ったのではないのでしょうかしら。そうですよ。きっとそう、に違いありませんよね。

けなげな美子ちゃんに、『美子、私が悪かった。また、お菓子をもらいに来ておくれ』と涙をこらえながら謝る滝子おばあちゃまの心情が痛いほど伝わってきてまた涙、涙です。
君子かかと同じように滂沱と流れ続ける涙のため、尾籠な結末は致し方ないことと諦めました。そして、誰もいないことをいいことに鼻にテッシュを詰めてせき止めております。まったくもって、罪作りなドラマ展開なのですものねぇ。

竹蔵ととの深い愛情

それにしても、君子かかは幸せ者です。竹蔵ととに大事に、大事に想われ、愛されていたのですものねぇ。『君子さんは時々どこか抜けていて一緒にいると、とても微笑ましいです』
この言葉にも深い、深い愛情を感じました。

竹蔵さんと君子さんのお二人は、駆け落ちまでして一緒になったのですから当たり前といえば当たり前なのでしょうけれど、旦那様に竹蔵さんのような愛情を示されたら、世の奥様方はすべからく優しい気持ちになれること請け合いです。

生前、15年もの長きにわたって妻である君子さん母娘の切れた絆を元通りにするために、滝子おばあさまに送り続けていた「小橋家通信」の手紙は竹蔵ととの君子さんへの深い愛の証ですものね。もちろん、常子ちゃんたち三姉妹も幸せです。竹蔵ととが一人一人に深い愛を注いでいるのが良くわかりますもの。

田沢切手のこと

ところで、滝子おばあちゃん宛に送り続けていた小橋家通信の手紙をみて、鞠子ちゃんが『ととの字、久しぶりに見た』と言っていましたが、視聴者にとっては初めて見る竹蔵ととの筆跡です。さて、竹蔵ととの字ですが、あれはお世辞にも達筆とは言い難い、どちらかと言えば悪筆に近いと言ったら言い過ぎでしょうかしら。

正直な感想を述べるなら、勝手に竹蔵ととは達筆なはず、と決めていましたので少し違和感を持ってしまいました。でも、よくよく考えたら誠実で優しい竹蔵ととに達筆は似合わない気がしてきました。そして、あの字は竹蔵ととが書いたものに相違ないと思えるようになったのですけれどもね。

ところで今日、あの手紙の束に貼られていた切手は本物でしょうかしら?本物に見えますけれど本物の切手のわけはないですよね。
今も「田沢切手」と呼ばれている日本初の公募で決まった切手の図案は、逓信省技官だった田沢昌言氏のデザインのよるものです。その田沢切手は切手収集に興味のある方はよくご存じでしょうけれど、幾何学模様でアール・ヌーヴォー調の美しい切手なのですよね。いわゆる田沢切手と呼ばれる切手は60種類以上と種類も多いのですが、今日、竹蔵ととの手紙に貼られていた切手はその田沢切手にすごく良く似ていました。
美術スタッフさんの見事な仕事ぶりのたまものでしょうかしら。お見事ですよねぇ。
またまた感心させられました・・・

ではでは
感想by香風

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