NHK朝ドラ「とと姉ちゃん」
ネタバレ感想7週41話
2016年5月20日(金)放送
とと姉ちゃん7週テーマ「常子、ビジネスに挑戦する」
とと姉ちゃん ネタバレ感想・最終回まで7週41話
翌日の事。
さっそく星野メモ「に書いてあった「薄荷」を加え、妹たちの協力も得ながら、なんと、常子は練り歯磨きを完成させます。

そして、この歯磨きが売れたら・・・「お・か・ね・も・ち」と、三姉妹はそれぞれに早くも夢を描くのでした。
森田屋の茶の間にて・・・
再び味見会が開かれると、一同は早くも顔をしかめながら、恐る恐る指にとってながめ、意を決したように口に運ぶのでした。
「ん~、悪くないねぇ」と大女将のまつが言うと、皆からも高評価を得るのでした。三姉妹は早速、クラスメイトや近所の人たちに試してもらいますが、一応に好評を得るのでした。
鞠子は、東堂先生に届けに行きますが、すでに常子から届けられ使っていると言います。
では、とその場を離れようとする鞠子に「胸に秘めている思いは、まだ固まらぬまま?」東堂先生は、鞠子の心を見透かすかのように言葉を投げかけます。
すると、鞠子は思いつめた顔で「あの…姉には言わないでいただけますか」と、東堂先生に悩みを打ち明けるのでした・・・
一方常子は精力的に町中を飛び回り、歯磨きの試供品を配り歩きます。途中で星野に会うと、完成の報告をし、紙に包まれた練り歯磨きを渡すと風のように去ってゆくのでした。
常子はもはや行動力の塊となっていました。
森田屋の二階にて・・・
三姉妹が好評を祝し喜び合っていると「ずいぶんご機嫌だなぁ!」といきなり襖が開き、叔父・鉄郎が立っていました。
そして、部屋に入るとどかりと座り込み、うなだれてしまいます。その姿を見て、三姉妹はまた何か問題がと直感しますが・・・
案の定、事業仲間にお金を持ち逃げされ、さらに、借金まで背負わされたと言い、お金の無心にやってきたようでした。しかし、鞠子から小橋家や森田屋の状況から無理だと聞かされると、もはやこれまでか~!と捨て鉢になってしまいます。
「まだ、わかりませんよ・・・」その時、常子がつぶやくように言います。
一瞬に皆の目が常子に向けられます。
常子は、鉄郎に「練り歯磨き」の話をします。すると、鉄郎の眼差しが変わり一瞬で商売モードに切り替わるのでした。
そして、怪しいアイディアマンの叔父・鉄郎の発案で、宣伝のために森田屋の弁当にお試し品として添えて配り始めます。すると、みるみるうちに評判は広がって行くのでした・・・

つづく
とと姉ちゃん7週41話・感想まとめ
三姉妹の夢の翼
ねり歯磨きの事業計画に着手して、お金持ちになったらと夢の翼をはためかせた常子ちゃんたち三姉妹。部屋中を本で埋め尽くし、本を手に幸せそうに微笑む鞠子ちゃんは想像を裏切らない鞠子ちゃんらしい夢ですね。
そして、よっちゃんの夢はテーブルいっぱいに並んだお菓子の山々に囲まれイチゴのショートケーキを頬張る、生唾ゴクリの夢でした。鞠子ちゃんの夢同様に、滝子おばあちゃまと森田屋の両方からおやつをせしめる、実によっちゃんらしい夢ですよね。
そのお菓子の山の夢も、子どもらしくてとても愛らしいですけれど、よっちゃん自身がキュートで可愛いですねぇ。私の孫ならきっと、頼まれなくてもおやつをあげ放題です。それこそ歯磨きは欠かせなくなりますけれど。
で、ちょっと意外だったのが常子ちゃんの夢です。『オホホホホ』って、天蓋付きのベッドにドレス姿にお嬢様風高笑い…。仲良しのお嬢様、中田綾ちゃんの影響が強いのでしょうかしら?どうも、常子ちゃんらしからぬ夢のような気がしましたけれどでも、女の子らしい夢といえばとても女の子らしい夢ですね。
思えば、とと亡き後(ととと内田未來ちゃん演じる常子ちゃんの約束のシーンを思い出すたび切なくなってしまいますが)とと姉として頑張り続けている常子ちゃんですから、夢ぐらいは女の子らしい夢を見てほしいものです。ですから、この夢で正解です、ね。
人は見かけではわからない?
『今日の君は一段ときれいだ、きれいだよ』画面いっぱい、ドアップの星野青年が語りかけてくれました。宗吉さんに葉っぱの兄ちゃんと命名されようが丸メガネであろうが星野青年が奇麗な顔立ちをしているのは紛れもない事実です。
思わず、ニンマリと相好を崩した途端、星野青年のお尻が…。やはり、残念ながらあのセリフは彼の大好きな鉢植えの花々への言葉でした。でも、こんな気障な歯の浮くようなセリフが、朴訥な星野青年の口から出てくるなんて驚きですよね。
もしかして、星野青年はドンファン?などということはなく、見かけ通りか朴訥そのもののようですが、世の中、人はなかなか見かけ通りとはいかないものですねぇ。
だって、森田屋の大将宗吉さん身体も声も大きくて、見るからに強そうです。それに引き替え奥さんの照代さんはおっとりとした優しい女性で旦那様の宗吉さんに逆らうことなどまるで無いように見えますよね。
でも、気が付きましたか?宗吉さんの顔の傷。
あれは、鉄ちゃんこと鉄郎さんが宗吉さんの浮気心を暴露したことで照代さんの怒りを買ったための傷にちがいありませんよね。
鉄郎さんが飲み屋の一件を話そうとするたび、戦々恐々として照代さんの動向を気にする宗吉さんは、強い旦那様とはほど遠いですもの。
でもまあ、そこが宗吉さんの魅力の一つなのですけれどもね。
150円の今の価値
それにしても、鉄郎おじさんには困ったものです。150円もの借金だなんて…。商売のセンスはあるようですが、やはり問題児ですね。そんな山師のような叔父さんを見捨てないなんて、よくできた姪っ子たちです。それに、君子さんもよくできたお義姉さんですし、鉄郎さんは幸せ者ですね。
ところで、昭和10年ごろの150円の価値を調べてみました。
(かけそば1杯が13銭・映画館入場料が50銭・はがき1枚が1銭5厘・コーヒー1杯15銭・ガソリン1ℓ12銭)
比べる物によってはだいぶ違いがありますが今は、大体3000倍ぐらいでしょうかしらねぇ。
とにかく、150円の借金といったら大事(おおごと)です。本当に小橋家は大丈夫なのでしょうかしら?心配なことです・・・
ではでは
感想by香風