べっぴんさん ネタバレ6週33話感想あらすじ【11月9日(水)】|NHK朝ドラfan

NHK朝ドラ「べっぴんさん」
ネタバレあらすじ感想6週33話
2016年11月9日(水)放送
べっぴんさん6週テーマ「笑顔をもう一度」

べっぴんさん ネタバレ感想・最終回まで6週33話
11月9日(水)

翌日の事。麻田が君枝のためにとバナナをもって店に帰ってきました。明美はそれを手にすると「行くでっ!」と、すみれを促し君枝のもとへと向かいました。

病院にて・・・
beppinsan_syouiti-33君枝の体調は、悪化していました。

すみれと明美がバナナを届けに来ましたが、義母・琴子に面会は遠慮してほしいと、すまなさそうに言われるのでした。

明美は昭一に、看護婦としていろいろな患者を見てきた経験から、未来を夢見ることがいちばん人を元気にさせるのだと、昭一に進言しますが・・・

ベビーショップにて・・・
すみれは、頼れる君枝が入院してしまったうえ、さらに、新たな課題にも直面していました。
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「ちょっと気付いたことがあるんですが…」とあさやの店主・麻田がすみれたちに言います。

すみれたちの商品の購入者のほとんどが、麗子とその友人という限られた客にしか売れていないのは問題で、もっと幅広く客層を広げないと、店は行き詰まるのではと言うのでした・・・

 
梅田のバラックにて・・・
解決策を見つけたいすみれは、ゆりのところに滞在している父・五十八に相談します。すると「自分たちならではの何か」つまり売り文句を、最低でも三つは挙げろと言われます。

すみれは、「母親の気持ちが分かる」「赤ちゃんのために、作り方にもこだわって、いい生地を使っている」という二つは言えましたが、あと一つが出ません。

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五十八は、ふんふんと鼻を鳴らすと「宿題やっ!」とすみれに言うのでした。
それを見ていたゆりは、すみれの仕事ぶりに驚くのでした・・・

ベビーショップにて・・・
すみれ、明美、麻田の3人がお茶を口に運びながら、五十八から出された「宿題」を考えていますが、出るのはため息ばかりでした。

そんな所に、君枝が昭一とともに来店しました。一時外出を許された君枝を、昭一が連れて来てくれたのだと話します。

この時、君枝の明るい表情を見た昭一は「やっぱり、君枝にはここが必要な場所なんやな・・・」と言うと、仕事への復帰を許すのでした。

beppinsan_sumire0243302翌日、時計屋の時子が店を訪れ、もらった肌着のおかげで子供の夜泣きが収まったと、嬉しそうに話します。

その様子を見ていた麻田が、「まるでベビー相談室ですね…」と笑うと、その言葉にすみれはひらめきます。

それよっ!」・・・つづく

 
五十八のモデル・佐々木八十八氏は超潔癖症?>>
麻田のモデル・元田蓮氏はファミリア初代社長?>>

べっぴんさんネタバレ6週33話・感想まとめ 

あさやさんの前で立ち話をするすみれたちの向こうに見える「カストリ焼酎やってます」というのぼり。焼酎なんて、きっとすみれたちには縁のないものですよね。でも気になるので調べてみました。

◇ カストリ焼酎とは? 

カストリ焼酎とは、イモ、酒粕、どぶろくなどから作った粗悪な密造酒のことで、戦後の闇市などで出回っていたそうです。

さらに、工業用のメチルアルコールを薄めて作った「バクダン」という危険な酒も売られていましたが、そういったものも含めて「カストリ」と呼ばれていたそうです。それにしても、あんなに堂々と密造酒ののぼりを掲げて大丈夫だったのでしょうか・・・?

もともと、九州北部発祥の「粕取り焼酎」という、日本酒の酒粕を蒸留して作った酒があったのですが、戦後の「カストリ」のせいでイメージが悪くなり、ほとんど作られなくなってしまったそうです。

でも、近年の焼酎ブームで、再び「粕取り焼酎」を作る日本酒メーカーが出てきたんだそうですよ。

昔ながらの粕取り焼酎は、もみ殻を酒粕に混ぜて蒸留していたために独特の匂いがあったようですが、新たに作られるようになった「粕取り焼酎」は、吟醸粕のみを蒸留しているので、日本酒のようなフルーティーな香りがするんだそうです。

焼酎なのに日本酒の香りがする?そんな不思議な焼酎、飲んでみたくなりますね。

◇ 君ちゃん、再び復帰 

君ちゃんが昭一さんから職場復帰を許されました。昭一さんが君ちゃんの復帰を望んだという感じでもありますよね。

病院で明美ちゃんに「人を元気にするのは希望だ」と言われたとき、昭一さんは、たぶん明美ちゃんが言ったことは理解できたんでしょうね、でも、それ以上に君ちゃんの事が心配で心配でたまらなかったんでしょう。

理屈ではわかっていても、今は「簡単に『はい』とは言えない」心境だったということですかね。

二人は恋愛結婚、しかも昭一さんが積極的にアプローチしたと言いますから、君ちゃんが病床に就いてさらに悪化している今は、ただ心配だけが先立つのも無理はありませんね。

一方の君ちゃんは、反対する家族を説き伏せて結婚してくれ、母にまでしてくれた昭一さんをとても大切に思っています。そんな昭一さんに、体調のことで心配させてしまって申し訳ないと思っているのでしょう。だから、ベビーショップを続けたいという思いは心にしまい込みました。

お互いに相手を大切に思うがために、それぞれの胸の痛みはつのります。

そして、一時外出で「元気になれる場所に連れていく」と昭一さんに言われ、君ちゃんが思いついたのはベビーショップでした。昭一さんは、本当にここで元気になれるのかを確かめるかのように、君ちゃんはもちろん、すみれや明美ちゃんに視線を走らせていましたね。

そして、心から楽しそうな君ちゃんを見て、ここにいさせてあげたいと思う昭一さんでしたが、体調のことが心配で決心がつかない様子でした。実際、仕事を頑張りすぎて倒れてしまったのですから当然ですね。

そんな昭一さんに「うちがちゃんと見てます」と言う明美ちゃん。もしかしたら、仕事を辞めると言った君ちゃんに「本当にそれでええの?」と聞いたときも、昭一さんに「人を元気にするのは希望だ」と言ったときも、君ちゃんがまた働くようになって何かあったら、自分が責任をもって対応しようと思っていたのかもしれませんね。

そして、明美ちゃんに続いて「私も!」と言ったすみれ。自分も何か言って昭一さんを説得しなければと必死になっている様子が、子供のようで、なんとも微笑ましかったですね。

◇ ゆりの複雑な心境 

すみれは梅田に滞在している五十八氏に商売のことを相談しに行きました。
眼光鋭くすみれを見つめる五十八氏に光が当たっていて、まるで経営の神様のようです。

ベビーショップ開店の日、忠さんから「すみれお嬢さまは昔の旦那さまに似ている」と言われて、五十八氏は嬉しそうにしていました。その自分に似ているすみれが商売に本気になっている。当然、アドバイスにも力が入りますよね。

でも、その様子を見ているゆりはなんだか複雑な表情です。坂東営業部を復活させるために潔くんと闇市にやってきましたが、今のゆりは留守がちの潔くんの帰りを待ちながら店番をするだけの生活を送っています。

学生時代に学んできた英語を使う場面なんてありません。それに対して、すみれは自分の力で商売を成功させようと必死になっています。すみれのことは応援したいし、ねたむ気持ちもないけれど、なんだか、妹に追い越されてしまったような、そんな気がしているかのようでしたね。

潔くんがゆりのことを心配しているのもわかります。ですが、ゆりが商売のことで悶々としているのを知っているのなら、もっと手伝わせてあげてもいいのにと、つい思ってしまうのですが・・・物語はどうなりますことやら。

ではでは
感想by ふう

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