NHK朝ドラ「べっぴんさん」
ネタバレあらすじ感想18週103話
2017年2月4日(土)放送
べっぴんさん18週テーマ「守るべきもの」
べっぴんさん ネタバレ感想・最終回まで18週103話
すずが、おなかの子の父親は二郎だろうと話します。そして、五月は夢を追う二郎の重荷にならないようにと姿を消したのだろうと語ります。
その話を聞いたさくらは、動揺を隠し一人でゆりの家へと帰って行くのでした・・・
坂東宅では・・・
五月が風呂上りにリビングを通ると、喜代が編み物をしていました。
興味深そうにそれを見ていると、五月と生まれてくる赤ん坊のために腹巻を編んでいると喜代は嬉しそうに言います。
それを知って驚く五月に、喜代は、よかったら編み物を教えしますよと、孫娘を見るかのような目で話します。
五月は、感謝の気持ちでいっぱいになり「この家におったら“ありがとう”いう言葉しか出てけぇへんなぁ…」と、ようやく穏やかな笑顔を見せるのでした。
キアリス事務所にて・・・
その夜の事、健太郎がみんなの集まる事務所にやって来ます。健太郎はもう自分一人では止められないと悟り、さくらが二郎を追って東京に行こうとしている事をすみれに明かします。
その時、事務所の電話が鳴ります。ゆりからの電話で、さくらがいなくなったというのでした。
『ヨーソロー』にて・・・
ゆりの家を抜け出したさくらは、ヨーソローでドラムをたたく二郎を熱く見つめていました。二郎は演奏を終えると、再び来店したスカウトマンの古賀と野中に歩み寄り「東京で勝負させてください!」と告げるのでした。
そこへ健太郎からさくらの思惑を聞いた、すみれたちがやって来ました。そして、紀夫が、二郎と東京に行くつもりなのかと、さくらを問い詰めます。
さくらは、自分の秘密をすみれたちにばらした健太郎を「裏切り者!」と責め、さらに、好きな二郎と一緒に東京に行くのだと発言するのでした。
「なに言うてるんや!さくら!!」怒りをあらわにしたのは、父・紀夫でした。そこに、すみれが割って入るようにさくらに言います。
「正々堂々と言えることやないから、コソコソしてるのよねぇ…」そして、悩むならとことん悩み、その上でさくらが出した結論なら分かるが、誰にも黙って神戸を出るというやり方は違うと思う。と、人としての在り方を語るのでした。
しかし、さくらは、二郎といられれば幸せだと言い、いつまでも子ども扱いしないでほしいと、さくらなりの強い意志を見せるのでした。
そんなさくらに、すみれが問います。「さくら、五月ちゃんのことは話したの?二郎くんにも責任があることなんやから…」

べっぴんさん18週103話・感想まとめ
さくらちゃんの東京行き問題、今週も解決しませんでしたね。ゆりの家ですみれに想いをぶつけられたり、大急のディスプレイの前で栄輔くんの話を聞いたりして心が動いていたように見えたので、すぐに良い方向に進むと思っていたのですが。難しいものですね。
◇ さくらちゃんの迷走
さくらちゃん、まさか「五月ちゃんの赤ちゃんの父親は二郎くんだろう」というすずさんの言葉を聞いても考えを変えないとは思いもしませんでした。
「赤ちゃんができた」なんて、ある意味、最後の切り札的な情報ではありませんか?さくらちゃんはお嬢さま育ちでそういう話には免疫がないでしょうに、「二郎さん、不潔!」とは思わなかったんでしょうか??
それに、今でこそ『できちゃった結婚』するカップルの割合は25パーセントにも上るそうですが、昭和35年というとまだまだ寛容な時代ではありませんよね。そう考えると、五月ちゃんに赤ちゃんができたことを冷静に受け止めるすみれもすごい気がしますが…。
さて、さくらちゃんは「自分が選んだ道ならば応援する」というすみれの言葉を一応は受け止めて、さくらちゃんなりに考えてきたのかもしれません。
でもきっと、今はどんなに考えても、二郎くんを追いかけて東京に行くことだけが「自分が選んだ道」なんでしょうね。ですが、すみれが「応援する」と言ったのは、正々堂々と胸を張って「私はこうしたい」と言えたらの話です。
「コソコソしている」とすみれに指摘されて初めて、二郎くんと一緒にいたいという意思を示すさくらちゃん。子供によくある「今やろうと思ってたのに!」と同じような感じがします。
さらに、「五月ちゃんのこともあるのに、自分のことしか考えていない」とも言われてしまいました。小さい頃はお友達のひろちゃんのことを思いやって、すみれに「優しい子だ」と褒められるほどだったのに。
さくらちゃんがどんな子なのか、ちょっとわからなくなってきました。五月ちゃんの妊娠のことが影響しないくらい二郎くんのことが好きなんだということはわかりますが、その想いを貫くために、両親のことも健ちゃんのことも、さらには五月ちゃんのこともないがしろにするなんて。なんだか怖いです。
次週の予告では、今回の放送からは想像できないようなさくらちゃんのかわいい笑顔が見られましたが、今度こそ問題は解決するんでしょうね??早く安心したいです。
◇ 母・五月ちゃん
坂東宅に来てすぐは、疲れ切って、申し訳なさそうな様子だった五月ちゃんですが、「お風呂ありがとう」と言いながら居間に入ってきた感じからすると、リラックスできているようですね。
紀夫くんとすみれは仕事が忙しいので、ほとんどの時間を喜代さんと2人で過ごしているのでしょうが、たぶんおばあちゃんと一緒にいるような気分なのでしょう。
喜代さんの優しい声と心遣いは、きっと五月ちゃんの心を癒していますよね。もしかしたら、どうしてさくらちゃんがこの家を出たがるのか、不思議に思ったかもしれません。
五月ちゃんと赤ちゃんのために腹巻を編んでくれて、しかも編み方まで教えてくれる・・・、赤ちゃんの無事な誕生を心待ちにしている喜代さんの温かさに触れて、五月ちゃんは母親らしい笑顔を見せていました。
でも、母親としての自覚は十分にあったとしても、五月ちゃんひとりでどうやって赤ちゃんを育てていくつもりなんでしょうか?すみれたちが手助けをしてくれるかもしれませんが、それには限界がありますよね。
二郎くんの夢のためとはいえ、ひとりで赤ちゃんを育てることで取り返しのつかないことになってしまったらどうするのでしょう。それに、そのことを二郎くんが後々知ったらきっと悲しみます。
「二郎くんにも責任がある」とすみれが言っているのを聞いて、二郎くんは五月ちゃんに何があったか感づいた様子でした。スカウトマンに東京に行くと伝えた直後に知るなんて、まさに青天の霹靂ですよね。
予告映像では生まれたての赤ちゃんと五月ちゃんのそばに二郎くんの姿がありましたね。どんないきさつでその場面に至るのしょうか?来週もいろいろありそうな展開で、またまた楽しみですね~♪
ではでは
感想byふう