NHK朝ドラ「べっぴんさん」
ネタバレあらすじ感想24週139話
2017年3月18日(土)放送
べっぴんさん24週テーマ「光の射す方へ」
べっぴんさん ネタバレ感想・最終回まで24週139話
いよいよ映写会が始まりました。
そのワンシーン毎に沸き起こる歓声と笑顔。そのみんなの笑顔を見る健太郎の表情に変化が起こります。何かを感じているようでした。
やがて試写会が終わると、監督の紀夫はキアリスメンバー4人に挨拶をと前に連れ出します。

譲り合いながら前に出る4人。そして、メンバーに勧められてすみれが代表して話し始めます。
そして、すみれはこの映画『ようこそ赤ちゃん』に対する思いや願いを、とつとつと語り始めるのでした。
この映画は、 赤ちゃんを迎え入れる明日のお母さんのために、また、今頑張っているお母さんのために、そして、明日のキアリスのみんなに向けて作ったと話します。
そして50年後60年後 もう、私たちの会うことのできない人たちにキアリスが受け継がれていても 『私たちの原点』その思いは、決して変わることはありません。
そんな思いがこの映画にたくさん詰まっていると、胸を張り語るのでした。
さらに、「私たちには夢があります」と言いメンバーと顔を見合わせます。
子育てで悩んでいるお母さん一、人ぼっちで寂しいお母さんそんなお母さんたちが、子供を連れてきたりほっとできるような場所。
そして、お買い物も子育て相談もできるような、さらに、お母さん同士が友達になれるようなそんなキアリスになりたい・・・、そう言いながら4人は顔を見合わせ微笑むのでした。
そんなすみれたちの思いに、みんなは改めて拍手を送るのでした。
翌日、キアリス会議室にて・・・
経営会議で健太郎が発言していました。
新しいキアリスを目指してきたが、元のキアリスに戻したいと話します。
健太郎は、大人用品から撤退し、ベビーと子供用品だけに戻すと言うのでした。
また、育児相談の場も作ると話し、自分がやろうとしていたことは順番が間違っていたと言うのでした。
すると、みんなもようやく分かってもらえたと、その健太郎の意見を笑顔で受け入れるのでした
数日後、キアリス本社にて・・・
潔が駆け込むようにやってくると「いい話を持ってきた」と言い、図面をひろげました。銀座に好条件の空きビルがあると言うのです。

『ワンダーランド』そう言うとすみれは嬉しそうに目を輝かせるのでした・・・つづく
▮君枝役の土村さんは新体操インターハイ出場?>>
▮明美役の谷村さんはモー娘志願だった?>>
▮良子役の百田さんは茶畑のシンデレラ?>>
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べっぴんさん24週139話・感想まとめ
『ようこそ赤ちゃん』、赤ちゃんの一日の生活を網羅した作品になっていましたね。「赤ちゃんの朝は伸びをしたり排泄をしたりで大忙し」だなんて、知りませんでした。
抱き癖についての考え方は、時代を感じさせます。個人的にショックだったのが、赤ちゃん用爪切りの使い方。お恥ずかしいことに、今まで刃の向きを反対にして使っていました…。
みんなのための映画
これからお母さんになる人のための母親教室はありますが、赤ちゃんの人形を使って説明するのでリアリティーがありませんよね。生まれた赤ちゃんをお世話することになって、母親教室で習った通りにできなくて焦ってしまうお母さんが多いのではないでしょうか。
『ようこそ赤ちゃん』には本物の赤ちゃんと、その赤ちゃんのお母さんが出演しているので、自分がお世話するときにはどうなるのかを想像しやすいですよね。
それに、キアリスメンバーの優しい語り口のナレーションは、焦らずお世話すればいいんだ、赤ちゃんのお世話をするのは幸せなことなんだろうな、と思わせてくれます。
「赤ちゃんとお母さんのため、未来のキアリスのために映画を作った」とすみれは言っていましたが、未来のキアリス代表・健ちゃんの心には速効で響いていたようですね。
先日KADOSHO・古門社長に「どうして子供服なんか売っているんだ?」と聞かれてから、健ちゃんはモヤモヤした気持ちでいたかもしれません。ですが、映画そのものと、上映会の温かい雰囲気のおかげで、キアリスが子供服を扱う意味を再確認できたのでしょう。
以前、キアリスの本店で肌着を買えなかったお客さんがいたことを、すみれたちは健ちゃんに伝えませんでしたよね。
どうして伝えなかったのだろうとそのときは思いました。でも、自分で気づけるようにならなければ、未来のキアリスのためにはならないんですよね。
健ちゃんの「元のキアリスに戻したい」という言葉を聞いて、みんな本当は声を出して喜びたかったのではないでしょうか。うれし泣きしそうになりながら、机の下でこっそりと明美ちゃんと君ちゃんの手を握る良子ちゃんが印象的でした。
ところで、『キアリスソング』の作詞、すみれが担当することになったんですね。紀夫監督に協力するだけなのかと思っていたのですが・・・。
思い返してみると、確かに「誰かに任せたらどう?」とすみれは言っていました。撮影中、ほかのキアリスメンバーと違って優しかったすみれになら甘えてもいいか、と紀夫監督は思ったのかもしれませんね。
キアリスのワンダーランド
引退を意識し始めたすみれのもとに、満面の笑みでやってきた潔くん。「キアリスのワンダーランドを作ったらどうか」なんて、すみれが絶対に興味を抱くような誘い方をしていましたね。
ビルの賃料などの詳しい話も聞かないうちに、すみれはビルの絵を見ながら「ワンダーランド」の構想を練っているようでした。一瞬にしていろんなアイディアが浮かんできたのでしょうね。
映画の試写会で、すみれは「キアリスと聞くと、お母さんたちが幸せな、ほんわかした気持ちになれるような場所になりたいなぁ」と言っていました。と同時に、「この景気だから、私たちが現役のうちには叶えられないでしょう」とも言っていました。
でも、そんな想いを口にしてすぐに潔くんが銀座のビルの話を持ってきて、すみれは運命を感じたのかもしれません。できることなら、自分たちの手で夢を叶えたいですよね。
紀夫くんはワクワクしているすみれの様子を、目を細めて見ていましたが、不景気で慎重に経営していかなければならないときに、社長としてはどんな決断を下すのでしょうか?
次週の予告では、古門社長が「全額資金を提供しましょう」と言っていました。これはきっと、キアリスワンダーランド構想への資金提供ということですよね。
古門社長に対しては「不信」の二文字しかないのですが「子供服なんか」を売っているキアリスに、どういうつもりで資金提供しようとしているのでしょうか?
また一悶着ありそうな予感がしますね。
ではでは
感想byふう
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