朝ドラおちょやん|最終回までの週間あらすじネタバレ一覧
最終回までの『週間予告あらすじ・ネタバレ』をお伝えしています。
第01週|11/30-12/04 第02週|12/07-12/11
第03週|12/14-12/18 第04週|12/21-12/25
第05週|01/04-01/08 第06週|01/11-01/15
第07週|01/18-01/22 第08週|01/25-01/29
第09週|02/01-02/05 第10週|02/08-02/12
第11週|02/15-02/19 第12週|02/22-02/26
第13週|03/01-03/05 第14週|03/08-03/12
第15週|03/15-03/19 第16週|03/22-03/26
第17週|03/29-04/02 第18週|04/05-04/09
第19週|04/12-04/16 第20週|04/19-04/23
第21週|04/26-04/30 第22週|05/03-05/07
最終23週|05/10-05/14
【おちょやん放送予定】最終回は、2021年5月14日(金)23週115話です。
【おかえりモネ】放送予定、第1話は2021年5月17日(月)からです~♬
朝ドラおちょやん|最終回まで各話あらすじネタバレ一覧と放送日
朝ドラおちょやんあらすじネタバレ・第1週「うちは、かわいそやない」
1週・週間あらすじネタバレはコチラ▶◆1話・11月30日(月)
困難の中でも頑張る千代
◆2話・12月1日(火)
新しい母に千代が歓喜!
◆3話・12月2日(水)
品評会で鶏を売る父と娘
◆4話・12月3日(木)
弟・ヨシヲが行方不明に
◆5話・12月4日(金)
弟を守るために決断する
朝ドラおちょやんあらすじネタバレ・第2週「道頓堀、ええとこや~」
2週・週間あらすじネタバレはコチラ▶◆6話・12月7日(月)
千代の呼名はおちょやん
◆7話・12月8日(火)
千代の前に現れた一平!
◆8話・12月9日(水)
一平に親友宣言する千代
◆9話・12月10日(木)
一平の父・天海が突然死
◆10話・12月11日(金)
クビを告げられた千代!
朝ドラおちょやんあらすじネタバレ・第3週「うちのやりたいことて、なんやろ」
3週・週間あらすじネタバレはコチラ▶◆11話・12月14日(月)
一人前のお茶子・千代!
◆12話・12月15日(火)
憧れ続けた百合子と対面
◆13話・12月16日(水)
シズの過去が明らかに!
◆14話・12月17日(木)
お茶子たちがシズに迫る
◆15話・12月18日(金)
年季が明ける千代の答え
朝ドラおちょやんあらすじネタバレ・第4週「どこにも行きとうない」
4週・週間あらすじネタバレはコチラ▶◆16話・12月21日(月)
テルヲに激怒する千代!
◆17話・12月22日(火)
千代の身売り話が進む!
◆18話・12月23日(水)
借金取りに迫られる千代
◆19話・12月24日(木)
身売りを受け入れる千代
◆20話・12月25日(金)
借金取りから逃げる千代
朝ドラおちょやんあらすじネタバレ・第5週「女優になります」
5週・週間あらすじネタバレはコチラ▶◆21話・1月4日(月)
京都で女給になった千代
◆22話・1月5日(火)
狡猾な男に利用される!
◆23話・1月6日(水)
千鳥一座を受験する千代
◆24話・1月7日(木)
千代は千鳥の世話係に!
◆25話・1月8日(金)
千鳥の素顔が明らかに!
朝ドラおちょやんあらすじネタバレ・第6週「楽しい冒険を続けよう」
6週・週間あらすじネタバレはコチラ▶◆26話・1月11日(月)
一座は公演中止の危機!
◆27話・1月12日(火)
本番前日に主役がケガ!
◆28話・1月13日(水)
主役として初舞台に立つ
◆29話・1月14日(木)
山村千鳥一座が解散する
◆30話・1月15日(金)
大部屋女優になった千代
朝ドラおちょやんあらすじネタバレ・第7週「好きになれてよかった」
7週・週間あらすじネタバレはコチラ▶◆31話・1月18日(月)
嫌がらせを受ける千代!
◆32話・1月19日(火)
ライバルの窮地を救う!
◆33話・1月20日(水)
疑似デートで恋心を学ぶ
◆34話・1月21日(木)
主演の百合子が駆け落ち
◆35話・1月22日(金)
名前のある役で映画出演
朝ドラおちょやんあらすじネタバレ・第8週「あんたにうちの何がわかんねん!」
8週・週間あらすじネタバレはコチラ▶◆36話・1月25日(月)
ヨシヲを名乗る男が来る
◆37話・1月26日(火)
主演のオーディション!
◆38話・1月27日(水)
所長に強く抗議する千代
◆39話・1月28日(木)
プロポーズを受ける千代
◆40話・1月29日(金)
小暮に別れを告げる千代
朝ドラおちょやんあらすじネタバレ・第9週「絶対笑かしたる」
9週・週間あらすじネタバレはコチラ▶◆41話・2月1日(月)
道頓堀に帰ってきた千代
◆42話・2月2日(火)
千代が千之助に直談判!
◆43話・2月3日(水)
一平が考える劇団の方針
◆44話・2月4日(木)
体を張って訴える一平!
◆45話・2月5日(金)
鶴亀家庭劇が始動する!
朝ドラおちょやんあらすじネタバレ・第10週「役者辞めたらあかん!」
10週・週間あらすじネタバレはコチラ▶◆46話・2月8日(月)
新劇団は波乱のスタート
◆47話・2月9日(火)
劇団内に不満が広がる!
◆48話・2月10日(水)
噂の真相を明かすルリ子
◆49話・2月11日(木)
千之助と千代たちの勝負
◆50話・2月12日(金)
投票結果に感激する千代
朝ドラおちょやんあらすじネタバレ・第11週「親は子の幸せを願うもんやろ?」
11週・週間あらすじネタバレはコチラ▶◆51話・2月15日(月)
みつえと福助は相思相愛
◆52話・2月16日(火)
茶番劇に激怒するシズ!
◆53話・2月17日(水)
宿敵に怒鳴り込むシズ!
◆54話・2月18日(木)
みつえと福助が駆け落ち
◆55話 2月19日(金)
千代が無償の愛を訴える
朝ドラおちょやんあらすじネタバレ・第12週「たった一人の弟なんや」
12週・週間あらすじネタバレはコチラ▶◆56話・2月22日(月)
千代に口づけをした一平
◆57話・2月23日(火)
ついにヨシヲが現れる!
◆58話・2月24日(水)
身も心も豹変したヨシヲ
◆59話・2月25日(木)
一平がヨシヲに訴える!
◆60話・2月26日(金)
千代へ復讐を企むヨシヲ
朝ドラおちょやんあらすじネタバレ・第13週「一人やあらへん」
13週・週間あらすじネタバレはコチラ▶◆61話・3月1日(月)
一人暮らしを始めた一平
◆62話・3月2日(火)
一平が社長命令を拒否!
◆63話・3月3日(水)
一平が母・夕と対面する
◆64話・3月4日(木)
二代目の襲名を決意する
◆65話・3月5日(金)
二代目・天海天海を襲名
朝ドラおちょやんあらすじネタバレ・第14週「兄弟喧嘩」
14週・週間あらすじネタバレはコチラ▶◆66話・3月8日(月)
敵対心を燃やす千之助!
◆67話・3月9日(火)
千之助暴走で千代ピンチ
◆68話・3月10日(水)
千之助と万太郎の因縁!
◆69話・3月11日(木)
士気が高まる劇団員たち
◆70話・3月12日(金)
千と万の真剣勝負の行方
朝ドラおちょやんあらすじネタバレ・第15週「うちは幸せになんで」
15週・週間あらすじネタバレはコチラ▶◆71話・3月15日(月)
再び現れたテルヲが吐血
◆72話・3月16日(火)
テルヲを突き放す千代!
◆73話・3月17日(水)
千之助が語る女優・千代
◆74話・3月18日(木)
千代を守ったテルヲ逮捕
◆75話・3月19日(金)
千代とテルヲの別れの時
朝ドラおちょやんあらすじネタバレ・第16週「お母ちゃんて呼んでみ」
16週・週間あらすじネタバレはコチラ▶◆76話・3月22日(月)
身寄りのない少年・寛治
◆77話・3月23日(火)
小暮と百合子の亡命計画
◆78話・3月24日(水)
特高が天海家に乗り込む
◆79話・3月25日(木)
固く心を閉ざした寛治!
◆80話・3月26日(金)
天海家の家族になる寛治
朝ドラおちょやんあらすじネタバレ・第17週「うちの守りたかった家庭劇」
17週・週間あらすじネタバレはコチラ▶◆81話・3月29日(月)
福助のもとに赤紙が届く
◆82話・3月30日(火)
福助の音色が響き渡る!
◆83話・3月31日(水)
花車当郎と千代の出会い
◆84話・4月1日(木)
家庭劇の解散が決まる!
◆85話・4月2日(金)
一致団結する鶴亀家庭劇
朝ドラおちょやんあらすじネタバレ・第18週「うちの原点だす」
18週・週間あらすじネタバレはコチラ▶◆86話・4月5日(月)
大空襲が道頓堀を襲う!
◆87話・4月6日(火)
寛治から連絡が途絶える
◆88話・4月7日(水)
福助と百久利が戦死する
◆89話・4月8日(木)
鶴亀家庭劇が再始動する
◆90話・4月9日(金)
みつえに笑顔が戻った日
朝ドラおちょやんあらすじネタバレ・第19週「その名も、鶴亀新喜劇や」
19週・週間あらすじネタバレはコチラ▶◆91話・4月12日(月)
大山社長からの呼び出し
◆92話・4月13日(火)
喜劇王・万太郎の最期!
◆93話・4月14日(水)
火種を抱えた鶴亀新喜劇
◆94話・4月15日(木)
寛治がガラス玉と帰国!
◆95話・4月16日(金)
千之助が新喜劇を去る!
朝ドラおちょやんあらすじネタバレ・第20週「何でうちやあらへんの?」
20週・週間あらすじネタバレはコチラ▶◆96話・4月19日(月)
灯子が退団を申し出る!
◆97話・4月20日(火)
灯子妊娠で千代に衝撃!
◆98話・4月21日(水)
ショックを受ける千代!
◆99話・4月22日(木)
千代から一平に離婚届!
◆100話 4月23日(金)
千代と灯子が向き合う!
朝ドラおちょやんあらすじネタバレ・第21週「竹井千代と申します」
21週・週間あらすじネタバレはコチラ▶◆101話・4月26日(月)
花車当郎が千代を推す!
◆102話・4月27日(火)
京都で千代が見つかる!
◆103話・4月28日(水)
千代を助けたのは栗子!
◆104話・4月29日(木)
春子が喜んだ掛け合い!
◆105話・4月30日(金)
辛い思い出を乗り越える
朝ドラおちょやんあらすじネタバレ・第22週「うちの大切な家族だす」
22週・週間あらすじネタバレはコチラ▶◆106話・5月3日(月)
12人の子どもの母親役
◆107話・5月4日(火)
ラジオドラマがスタート
◆108話・5月5日(水)
新作が書けず苦しむ一平
◆109話・5月6日(木)
暗雲がただよう特別番組
◆110話・5月7日(金)
皆が固唾を飲む特別版!
朝ドラおちょやんあらすじネタバレ・最終回・第23週「今日もええ天気や」
23週・週間あらすじネタバレはコチラ▶◆111話・5月10日(月)
春子を養子に迎えた千代
◆112話・5月11日(火)
千代が道頓堀に向かう!
◆113話・5月12日(水)
千代を大歓迎する仲間!
◆114話・5月13日(木)
千代と一平が再会する!
◆115話・5月14日(金)最終回
泣き笑いの物語の結末!
次作【おかえりモネ】第1週「天気予報って未来がわかる?」
1週・週間あらすじネタバレはコチラ▶◆1話・5月17日(月)
百音が新生活が始まる!
◆2話・5月18日(火)
妹をまぶしく感じる百音
◆3話・5月19日(水)
誰かの役に立ちたい百音
◆4話・5月20日(木)
百音が気象予報に感動!
◆5話・5月21日(金)
小さな光を見つけた百音
【おちょやん】とは?物語の概要
【おちょやん】は、「大阪のお母さん」として親しまれてきた、女優の半生を描く物語です。
大阪の貧しい家に生まれた少女が、奉公先で芝居の世界に魅せられ、やがて喜劇女優となります。

ヒロイン千代役・杉咲花さん
しかし、戦争に翻弄され、愛する人に裏切られる・・・。
その悲しみを乗り越えて女優一筋に生きた一人の女性の、笑いと涙の人情味があふれた波乱万丈の人生模様です。
舞台は、大阪のど真ん中・道頓堀。
時代背景は、明治末期から、昭和の戦前、戦中、戦後の激動期です。
ヒロインのモデルは、令和時代になった今でも、多くの人々の記憶に残る女優の、故・浪花千栄子(なにわちえこ)さんです。
なお、浪花千栄子さんをはじめ、実在の人物や団体等をモデルとしていますが、名前を変更して、大胆に再構成したフィクションとして展開されると発表されています。
【おちょやん】あらすじネタバレ
時は明治の終わり・・・
大阪の南河内、とある家庭に生まれたヒロイン・竹井千代(たけいちよ)。
幼いころに母を亡くしたため、父と弟の三人暮らしです。
家が貧しいゆえに、千代は、小学校にもろくに通わせてもらえませんでした。
でも、千代は、口が達者で機転がきく少女なのでした・・・
女中奉公で見る夢・・・
9歳になった千代は、大阪の中心地『道頓堀』の芝居茶屋に、女中奉公に出されることになったのでした・・・
女中をしていた千代ですが、次第にきらびやかな芝居の世界に魅せられます。
「女優さんになりたい!」
女優への思いが日に日に募り、ついには、奉公先を飛び出してしまいます。
そして、京都へ向かった千代は、ついに女優の道へと飛び込むのでした・・・
喜劇女優・・・
京都の映画撮影所での下積みを経て、大阪で誕生した劇団『鶴亀家庭劇』に参加します。
劇団には、千代が幼い頃から知る天海一平(あまみ一平)がいました。
やがて、恋に落ちた二人は結婚。
千代は、公私ともに充実した日々を迎えるのでした・・・
戦争が始まる・・・
千代たち夫婦は、理想の喜劇を目指して日々奮闘します。
しかし、戦争が始まると、思うようにいかなくなります。
ついには、空襲によって道頓堀は大きな被害を受けるのでした・・・
戦後・・・
終戦を迎え、劇団は『鶴亀新喜劇』として復活を遂げます。
千代は看板女優として、再び活躍していました。
しかし、幸せは長くは続きませんでした。
結婚生活は、破綻してしまうのです。
離婚を機に、千代は芝居の世界から身を引き、行方をくらましてしまうのでした・・・。
人気女優へ・・・
その後、千代は、ある『ラジオドラマ』へ出演することになりました。
役柄は12人の子供を抱える母親役です。
大家族の泣き笑い物語は、世間から大きな反響を呼び、女優・千代は見事に復活するのでした。
千代のおかげもあり、番組は10年の長きに渡って人気を誇ります。
いつしか千代は、世間から「大阪のお母さん」として親しまれるようになり、誰もが認める上方を代表する女優となっていくのでした・・・
【おちょやん】ヒロインは杉咲花さん
ヒロイン・竹井千代(たけいちよ)に抜擢されたのは、チャーミングでいて突出した演技力を持つ実力派若手女優の杉咲花さんです。
杉咲さんは、17歳から40歳代までを演じると発表されています。
杉咲さんといえば、朝ドラ【とと姉ちゃん】(2016年前期)に、高畑充希さん演じるにヒロインの妹・小橋美子役として出演していましたよね。

【とと姉ちゃん】小橋美子役
明るく元気なイメージの杉咲さんの演じる【おちょやん】に期待が膨らみますね♪
【おちょやん】キャスト
【竹井家】
・ヒロイン・竹井千代/杉咲花(女優・浪花千栄子がモデル)
・千代の父・竹井テルヲ/トータス松本(浪花千栄子の実父・南口卯太郎がモデル)
・千代の継母・竹井栗子/宮澤エマ
・千代の弟・ヨシヲ/倉悠貴
【道頓堀の人々】
芝居茶屋『岡安』
・女将・岡田シズ/篠原涼子
・主人・岡田宗助/名倉潤
・娘・岡田みつえ/東野絢香
・先代女将・岡田ハナ/ 宮田圭子
・従業員・かめ/楠見薫
・従業員・富士子・/土居志央梨
・従業員・節子・仁村紗和
・従業員・玉役/古谷ちさ
老舗芝居茶屋『福富』
・女将・富川菊/いしのようこ
・主人・富川福松/岡嶋秀昭
・息子・富川福助/井上拓哉
【喜劇界の人々】
・喜劇一座の座長(千代の結婚相手)・天海一平/成田凌(喜劇俳優・二代目渋谷天外がモデル)
・喜劇界のアドリブ王・須賀廼家千之助/星田英利(喜劇俳優・曾我廼家十吾がモデル)
・一平の父、初代・天海天海/茂山宗彦(喜劇俳優・初代渋谷天外がモデル)
・喜劇王・須賀廼家万太郎/板尾創路(喜劇俳優・曾我廼家五郎がモデル)
・劇場支配人・熊田/西川忠志
【上方演劇界の人々】
・『鶴亀』社長・大山鶴蔵/中村鴈治郎(松竹創業者・白井松次郎がモデル)
・女優・高城百合子/井川遥
【京都で出会う人たち】
カフェー『キネマ』
・店主・宮元潔/西村和彦
・ボーイ・平田六郎/満腹満
・女給・宇野真理/吉川愛
・女給・若崎洋子/阿部純子
・女給・京子/めがね
・女給・純子/朝見心
『山村千鳥一座』
・女座長・山村千鳥/若村麻由美(女優・村田栄子がモデル)
・座員・薮内清子/映美くらら
【鶴亀撮影所の人たち】
・助監督・小暮真治/若葉竜也
・所長・片金平八/六角精児
・守衛・守屋/三代目 渋谷天外
・監督・ジョージ本田/川島潤哉
・女優・ミカ本田/ファーストサマーウイカ
・大部屋女優・遠山弥生/木月あかり
・大部屋女優・川奈絹江/泉
・大部屋女優・小柳歌子/三原悠里
【鶴亀家庭劇の座員たち】
・高峰ルリ子/明日海りお
・小山田正憲/曽我廼家寛太郎
・須賀廼家天晴/渋谷天笑
・須賀廼家徳利/大塚宣幸
・漆原要二郎/大川良太郎
・石田香里/松本妃代
・須賀廼家百久利/坂口涼太郎
・松島寛治/前田旺志郎
【千代が出会う人たち】
・歌舞伎役者・早川延四郎/片岡松十郎
・一平の母親・夕/板谷由夏
【語り】
・語り、黒衣(ナレーション)/桂吉弥
【おちょやん】のモデルは女優・浪花千栄子さん
主人公・竹井千代のモデルは、上方女優の代名詞として、今なお人々に愛されている故・浪花千栄子さん。

『おちょやん』モデル・浪花千栄子さん
1907年(明治40年)大阪府南河内(現・富田林市)に貧しい養鶏農家に生まれた浪花さんは、小学校にろくに行かせてもらえず、読み書きができませんでした。
8歳で女中奉公へ出され、その後、女優になるものの給与がもらえないこともしばしば。
ようやく『松竹家庭劇』で喜劇女優の座をつかみ、天才舞台人の二代目渋谷天外(しぶやてんがい)と家庭を持ち、束の間の幸せをつかみます。
しかし、戦争によって大きな被害を受けます。
戦後、『松竹新喜劇』に参加しますが、夫の女性問題で離婚。
そして、行方不明に・・・。
40代後半になり、口説かれて出演したラジオドラマで『大阪のお母さん』を演じ、脚光を浴びます。
その後、遅咲きながら女優として地位を固め、映画やテレビに欠かせない存在として活躍。
日本を代表する映画監督の溝口健二氏、木下恵介氏らに重用され、やがて、黒澤明監督にも高い評価を得るなど、日本を代表する女優となりました。
ちなみに、「浪花千栄子でございます」でお馴染みの、大塚製薬『オロナイン軟膏』のコマーシャルや、日本中で見られた『ホーロー看板』の人というイメージも強いのではないでしょうか。
コマーシャルに起用された理由が、本名の南口キクノ(なんこうきくの)からもじって、「なんこうきくの=軟膏効くの」だったことは有名なエピソードです。

日本中の街角で見られた看板
苦労に苦労を重ねて、名声を手にした浪花さん。
晩年の浪花さんは、京都で料理旅館を開き、自慢の料理に腕を振るいながら、養女や愛犬と平穏に過ごしたそうです。
そして、1973年(昭和48年)に66年の生涯を閉じ、今は、京都嵐山天龍寺・塔頭松厳寺に眠っていらっしゃいます。
なお、没後に『勲四等瑞宝章』を受章しています。
浪花さんは、文字通り、波乱万丈の人生を送りました。
浪花さんを知れば知るほど【おちょやん】が楽しみになってきますね。
◆【おちょやん】のモデル・浪花千栄子さんの驚きの実話はコチラ▶
◆浪花千栄子さんの主な出演作
ラジオドラマ『お父さんはお人好し』(1954年~全500回、NHK)で人気を博します。
映画は、『祇園囃子』(1953年・溝口健二監督・ブルーリボン助演女優賞)、『夫婦善哉』(1955年・豊田四郎監督)、『蜘蛛巣城』(1957年・黒澤明監督)、『彼岸花』(1958年・小津安二郎監督)、『宮本武蔵シリーズ』(1961~全5作・内田吐夢監督)など多数出演。
テレビドラマは『太閤記』(1965年、NHK)、『細うで繁盛記シリーズ』(1970年 ~、YTV)などに出演しています。
【おちょやん】のタイトルの意味とは?
初めて耳にするような【おちょやん】ですが、なぜか耳馴染みのいい心地よい響きですよね。
NHK発表によれば、【おちょやん】とは茶屋や料亭などで働く『小さい女中さん』を表わす『おちょぼさん』がなまった、大阪言葉とのことです。
そして、親しみやすさ、かわいらしさ、意地と誇りなどの意味が込められていることです。
ヒロイン・千代の原点は、8年間に渡って女中奉公していたとのことからも、その経験がドラマの中での重要な役割を果たすのかもしれませんね。
【おちょやん】脚本は八津弘幸さん
【おちょやん】の脚本を手掛けるのは、ヒットメーカーの八津弘幸(やつひろゆき)さんです。
「倍返しだ!!」の決め台詞で、視聴率42.4%をたたき出した大ヒットドラマ『半沢直樹』の脚本家さんといえばわかりやすいでしょう。
重厚な人間ドラマをはじめ、笑いと涙の人情ドラマを得意としています。
【おちょやん】の作品発表にあたり、小学生の時に見ていた『おしん』のように、老若男女に愛され、毎朝の会話のきっかけになり、30年後も記憶に残る作品を目指したいと語っています。
まさに、未来に残る名作に期待したいですね。
◆八津弘幸さんのプロフィール
1971年(昭和46年)生まれ、栃木県栃木市出身(栃木市ふるさと大使を務めています)
代表作には、正月時代劇「家康、江戸を建てる」(NHK)、「ミス・ジコチョー~天才・天ノ教授の調査ファイル~」(NHK)、「半沢直樹」「陸王」「下町ロケット」「ルーズヴェルト・ゲーム」「赤めだか」(TBS)、「家政夫のミタゾノ」(テレビ朝日)などがあります。
【おちょやん】主題歌は秦基博さん『泣き笑いのエピソード』
朝ドラ【おちょやん】の主題歌は、シンガーソングライターの秦基博(はたもとひろ)さんと発表されました。

秦基博さん
気になるタイトルは、秦さんが新たに書き下ろした『泣き笑いのエピソード』(作詞・作曲:秦基博)です。
制作にあたって、脚本を読み込んだという秦さん。
【おちょやん】ヒロイン・千代の、苦境や不幸を笑顔に変えていく力強さと明るさに感銘を受けたと語っています。
感じたままの思いをを『泣き笑いのエピソード』というタイトルに込めたとのことですよ。
なお、気になる楽曲については、「温かくも表現力に富む芯の強さを持った歌声に、管楽器やコーラス、ローズピアノなどの奏でるサウンドが彩を加える」と秦さんのオフィシャルサイトで発表されています。
なお、秦さんは、26歳(2006年)でメジャーデビューし、2020年に40歳になりました。
これまでに、『ひまわりの約束』『鱗(うろこ)』など数多くのヒット作を発表されています。
【おちょやん】主題歌『泣き笑いのエピソード』のお披露目になる日が待ち遠しいです~♪
【おちょやん】あらすじネタバレまとめ
朝ドラ【エール】の次の作品は、実在した女優・浪花千栄子さんがモデルの【おちょやん】です。
浪花さんの経歴を調べるほど、心が揺さぶられます。
「え~!ありえないでしょう!」と言いたくなるほど、苦難が続きます。
でもそれを、一つ一つ乗り越えていき、サクセスストーリーを紡いでいくようです。
これぞ、正真正銘の波乱万丈の人生。
ところで、なぜ、浪速千栄子さんをモデルにしたのか?
このいきさつについて、ドラマ制作統括の櫻井壮一さんのコメントがあります。
NHKアーカイブスに残っていた70年近く前の『ラジオドラマ』を聞いたことで「温かい気持ちになった」といいます。
これが、ドラマ化へ動き出した出発点とのことです。
浪花さんが出演した当時のラジオドラマを、是非とも聴いてみたいものです。
朝ドラ第103作【おちょやん】(2020年・後期)は、大いに期待させてくれる物語になりそうです♪
参考文献・NHKおちょやん公式サイト