女優・若村麻由美(わかむらまゆみ)さんが、【おちょやん】キャスト座長・山村千鳥役として出演します。
若村さんの朝ドラ出演は4作目です。
ここでは、【おちょやん】キャスト・山村千鳥の役柄と、若村麻由美さんの略歴や横顔をご紹介します。
【おちょやん】キャスト千鳥役|若村麻由美さんの役柄とは?

山村千鳥役の若村麻由美さん
役者の世界に飛び込んだヒロイン・千代(杉咲花)の最初の師匠となり、演技の基礎を徹底的に叩き込んでいきます。
千鳥は、とてもわがままでクセの強い性格ですが、芝居への情熱に満ちあふれています。
山村千鳥のモデルは、京都で『村田栄子一座』を主宰していた村田栄子(むらたえいこ)さんです。
【おちょやん】キャスト千鳥役|若村麻由美さんのプロフィール
【おちょやん】キャスト山村千鳥を演じる女優・若村麻由美(わかむらまゆみ)さんは、1967年1月3日生まれで、2020年に53歳になりました。
出身地は、東京都練馬区で、所属事務所は『トライストーン・エンタテイメント』です。
同事務所には、小栗旬さん、田中圭さん、綾野剛さん、木村文乃さんなど主演クラスが多数在籍しています。
さて、ここでご紹介する若村さんの出世作といえば朝ドラです!
700名以上のオーディションを勝ち抜いて【はっさい先生】(1987年下半期)のヒロインを射止めました。
大阪に英語教師として赴任した、おてんばの江戸っ子娘・早乙女翠(さおとめみどり)を演じて、全国的に知名度を上げました。
▼朝ドラヒロイン時代の一コマ
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朝ドラによって羽ばたいた若村さんは、それ以降、ドラマや映画、舞台など幅広く活躍しています。
女優として活躍する一方で、若村さんは『環境保護』に力を入れているという一面をお持ちです。
若村さんが環境保護に興味をもったきっかけは、ヒマラヤにトレッキングに訪れた時だったそうです。
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若村さんは現在、『国土庁・水文化調査委員』や『富士山清掃隊長』を務めています。
活動の様子は若村さんのSNSで見ることができますよ。
【おちょやん】キャスト千鳥役・若村麻由美さん|演技の基礎を学んだ『無名塾』とは?
高い演技力が魅力の若村麻由美さんの師匠は、日本を代表する名優の仲代達矢(なかだいたつや)さんです。

名優・仲代達矢さん
若村さんは高校時代に、仲代さんが主宰する俳優養成所『無名塾』の舞台を鑑賞して感銘を受けました。
同塾はプロの俳優になるための基礎を徹底的に学べる仲代さんの私塾です。
誰でも入塾できるわけではなく、厳しい審査基準により「劇団の東大」とも呼ばれています。
若村さんは高校卒業後に入塾すると、仲代さんから徹底的に演技をたたきこまれました。
そして、『無名塾』を卒業後も、仲代さんとの師弟関係は変わりなく続いています。
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『無名塾』で演技の基礎を学んだ若村さんは、体当たりで役になりきる姿も魅力の一つです。
特に、朝ドラのヒロインを演じた直後の1988年放送のドラマ『飢餓海峡』(フジテレビ系)では、和服姿で妖艶に濡れ場を演じました。
さらに、1991年公開の映画『フィレンツェの風に抱かれて』では、イタリア人男性との熱いラブシーンを披露。

映画『フィレンツェの風に抱かれて』より
2つの作品によって、朝ドラヒロイン時代とは違う新たな一面を開花させ、いっそう評価を高めました。
ちなみに、『無名塾』出身者には役所広司さん、益岡徹さん、真木よう子さん、滝藤賢一さんらがいます。
いずれも演技派の皆さんで、あらためて同塾のすごさを実感します。
【おちょやん】キャスト千鳥役・若村麻由美さん|最年少で日本舞踊の名取!?
若村麻由美さんは、3歳の頃から日本舞踊とクラシックバレエを始めました。
しかし、日本舞踊とバレエは体の動かし方が違うため、4歳の時に先生からどちらかを選択することを勧められます。
悩んだ末に日本舞踊を選んだ若村さんは、なんと15歳で『坂東流(ばんどうりゅう)』の『名取(なとり)』になりました。
▼13歳の若村さん
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『名取』とは、師匠から芸名を与えられることが許される程の技能を修得した人のことす。
15歳という年齢は、当時最年少の記録だったとか。
若村さんは着物姿がお似合いで立ち居振る舞いも美しいですよね。日本舞踊を習い、名取にまでなっている事を知り納得です~。
さて、日本舞踊家を目指していた若村さんですが、この世界はしきたりを非常に重んじる世界です。
やがて自分の思いだけではなれないと悟り、舞踊家になることを断念したのだそうです。
やはり、芸事の世界は色々と厳しい世界なのですね。
でも、その経験が女優業にとても活きていることは間違いないでしょう。
【おちょやん】キャスト千鳥役・若村麻由美さん|結婚は?
若村麻由美さんは、36歳の2003年に結婚されました(結婚を公表したのは翌2004年)
若村さんを射止めたのは、14歳年上の宗教団体『釈尊会(しゃくそんかい)』の会長・小野兼弘(おのかねひろ)さんです。
お二人の出会いのきっかけは、若村さんが学んだ日本舞踊『坂東流』の関係者を通しての事でした。
結婚後、若村さんは仕事をセーブしていたそうで、夫婦の時間を優先していたようです。
順調な結婚生活を送っていた時に、悲しいことが起こりました。
若村さんが40歳だった2007年4月、夫の小野さんが急性肝不全により54歳でお亡くなりになってしまったのです。
お二人の結婚生活は、わずか4年でピリオドを打ちました。なお、夫妻にはお子さんはいませんでした。
未亡人となった若村さんは、しばらく休業していましたが、周囲に押され女優業を再開しました。
50代になり、ますます輝きを放つ若村さんですが、その影には辛い過去があったのですね。
そんな悲しみを乗り越えて活躍する若村さんを、今後も応援してゆきたいと思います!
【おちょやん】キャスト千鳥役・若村麻由美さん|はまり役は教授!?
若村麻由美さんの近年の代表作といえば、放送20年超える人気ドラマシリーズ『科捜研の女』(1999年~現在・テレビ朝日放送)の風丘早月(かざおかさつき)役です。
役柄は、病理学科法医学教室の教授で、主演・沢口靖子さん演じる京都府警の法医研究員・榊マリコの良きパートナーです。
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若村さんは、2008年の『科捜研の女・シーズン8』から登場し、最新作の『シーズン19(2019-2020年)』まで主要キャストとして出演しています。
そして、2020年10月からは『シーズン20』がスタート予定で、引き続き若村さんも出演されます~♪
若村麻由美さんの出演経歴
NHK朝ドラは、『はっさい先生』(1987年下半期)ヒロイン・早乙女翠役、『純と愛』(2012年下半期)待田多恵子役、
『半分、青い。』(2018年) 佐野弓子役、『おちょやん』(2020年下半期)山村千鳥で4度目の出演です。
NHK大河ドラマは、『春日局』(1989年)お楽役、『信長』(1992年)なべ役、『篤姫』(2008年)観行院役、『花燃ゆ』(2015年)椋梨美鶴役で出演。
最近の出演ドラマは、『ハケン占い師アタル』(2019年・テレビ朝日)キズナ役、『シャーロック』(2019年・フジテレビ)、『科捜研の女・シーズン19』(2019年・テレビ朝日)に出演。
▼杉咲花さんと親子役を演じた『ハケン占い師アタル』
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最近の出演映画は、『一粒の麦 荻野吟子の生涯』(2019年)主演・荻野吟子役、『みをつくし料理帖』(2020年公開予定)芳役、『老後の資金がありません』(2021年公開予定)で出演しています。
▼最新の主演映画『糸粒の麦』
そのほかにも、舞台、バラエティ番組、WOWOWドラマ、配信ドラマ、ラジオドラマなど幅広く活躍中です。
【おちょやん】キャスト千鳥役|若村麻由美さんの役柄とプロフィール!最年少記録の名取だった!?|まとめ
朝ドラ【おちょやん】のキャスト・座長の山村千鳥を演じる、若村麻由美さんについてご紹介しました。
いつまでも若々しい美貌と演技力で輝き続ける若村さん。
4度目の朝ドラ作品となる【おちょやん】では、役者を目指すヒロイン・千代(杉咲花)の最初の師匠という重要な役どころを担います。
千代に指導するシーンは、若村さん自身が『無名塾』で学んでいた頃を想像させてくれるのかもしれませんね。
いずれ女優として花開く千代の土台を創る、若村さんが演じる女座長に注目です~♪