ネタバレあらすじ感想
2021年3月9日(火)放送
おちょやん第14週テーマ
「兄弟喧嘩(げんか)」
【おちょやん】あらすじネタバレ14週67話|最終話までお届け!
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稽古場にて・・・
「これやから女優っちゅう奴は好かんのじゃ!」
楽天的な意見を出した香里に怒った千之助は、女優批判を繰り広げ、女優は単なる見世物だとまで言います。
さらに、万太郎一座と同じ土俵で戦うから、今回は女優の出る幕はないと言い放つのでした。
すると座長・一平が、女優を使う家庭劇のやり方を変えるつもりはないと声を上げ、千之助に詰め寄りました。
しかし千之助は、万太郎のことを誰よりもよく知っているのは自分だと力を込めます。
「わしの言う通りしとったらええんじゃ!」
千之助は、誰も手がつけられなくなるほど暴走していくのでした。
【67話の展開】
千之助の過去・・・
なぜ千之助が万太郎を敵視するのか気になって仕方ない千代。
そんな千代に、天晴たちが千之助の過去を明かします。
かつて売れない歌舞伎役者だった千之助と万太郎は、『須賀廼家兄弟』を結成し、初めて喜劇を作ったそうです。
悪戦苦闘の末に人気に火がつくと、当時の演劇界を席巻する伝説を打ち立てたのでした。
苦楽を共にした二人でしたが、ある時に万太郎は千之助を無情にも切り捨てたのです。
そしてその理由は、誰一人として知らないのでした。
鉢合わせ・・・
なじみの居酒屋に入った千之助。
なんと、目の敵の万太郎が先客でいました。
帰ろうとする千之助を挑発するかのように万太郎は、『万太郎一座』の勝利の前祝をしようと誘います。
激昂した千之助は、『あの時の恨み』は利子をつけて返すと言い放ちます。
しかし万太郎は、死んでしまう前に早く返せとあざ笑うのでした。
バラバラになる家庭劇・・・
千之助は、怒りに震えながら台本を書き上げました。
しかし、劇団員たちは台本を読むや、顔をしかめます。
全く面白味がなく、アドリブシーンばかりで、何の話かも分からない始末でした。
自分の怨念に走る千之助に怒った一平は、万太郎に勝つどころか、家庭劇の評判を地に落とすだけだと酷評します。
そして、千之助とは一緒に芝居をできないと告げるのでした。
一平をはじめ劇団員たちは、暴言を吐き続ける千之助を置いて、次々と出て行いきます。
家庭劇は空中分解の危機を迎えたのでした。
万太郎一座の楽屋にて・・・
『岡安』の女中から知らせを聞いた千代が、万太郎一座に駆け込みました。
なんと、千之助の指示を誤って理解した最年長劇団員・小山田が、万太郎一座の台本をこっそり読もうと忍び込み、見つかってしまったのです。
「どない落とし前つけてくれんねんな!」
万太郎一座の劇団員たちが、千代と小山田に迫ります。
その時です。
喜劇王・万太郎が現れました。
千代と小山田は絶体絶命のピンチを迎えたのでした・・・
つづく
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【おちょやん】あらすじネタバレ14週67話|予告ポイント
史実でも因縁がありそう~
【連続テレビ小説『おちょやん』第9回・矢部太郎さん】出たー!板尾さん!爆笑して天海を見送る万太郎の喜劇人としての弔い。このシーン、喜劇の世界に、ほんの片足の小指の爪の先を突っ込ませていただいている僕が、諸先輩方から感じる………続きは https://t.co/tLgP1gSiDA #おちょやん #朝ドラ pic.twitter.com/Lf89GZASNs
— NHKアーカイブス (@nhk_archives) December 9, 2020
千之助さんと万太郎さんの、過去の因縁が気になりますね。
史実によれば須賀廼家千之助のモデル曾我廼家十吾(そがのやじゅうご)さんは、様々な劇団を経て、須賀廼家万太郎(すがのやまんたろう)のモデル・曾我廼家五郎(そがのやごろう)さんが主宰の『曾我廼家五郎劇』に一年契約で入りました。
ちなみに、二人の歳の差は14歳で、十吾さんが年下です。
当時の五郎さんは喜劇界の頂点に立つ存在でした。
五郎さんは、十吾さんの才能を評価し、十吾さんの書いた脚本をいくつも買い取っていたそうですが、十吾さんの豊かな才能を恐れていたといわれてます。
十吾さんは師匠・十郎さんと、座長の五郎さんから名前をもらい『十五』と名乗ろうとします。
しかし、五郎さんから横やりが入り、本名の文吾から取って『十吾』と名乗るようになったのだそうです。
契約終了後に五郎劇を脱退した十吾さんですが、戦後まもなく病気の五郎さんを助けるために再び五郎劇に入ったそうです。
史実も、因縁めいたものがあるようですね。
ドラマではどんな展開になるのか楽しみです~♪