ネタバレあらすじ感想
2021年5月14日(金)放送
おちょやん最終回・第23週テーマ
「今日もええ天気や」
【おちょやん】あらすじネタバレ23週115話|最終回!
*放送後のあらすじネタバレです。
『新えびす座』にて・・・
娘・春子に見せるために、再び道頓堀の舞台に立った千代。
満員の客席には、春子や親代わりのシズなど、この日を待ち望んでいた千代の家族と呼べる人たちが、たくさん見守るのでした。
【最終回の展開】
舞台の演目は・・・
演目は、2年前に千代が演じた最後の芝居『お家はんと直どん』。
主役は『お家はん(てる)役』の千代と、『直どん役』の一平で、結ばれることが叶わなかった元恋人同士が、40年ぶりに再会するという物語です。
2年前の舞台で千代は、舞台上で我を忘れて泣き出す大失態を犯してしまっていたのでした。
舞台は進み・・・
2年前に千代が泣き出した因縁の場面になりました。
千代は躊躇することなく、台本通り演じ切ります。
舞台袖で固唾を飲んで見守っていた、劇団員たちは一様に胸を撫でおろしたのでした。
最後の場面・・・
稽古中に、千代が提案して付け加えた新たな場面へ。
もしあのまま一緒にいたら、どんな人生があったのかと千代が見つめると、一平は考えても仕方がないと返します。
すると千代が自信を込めて、今ある人生が全てだと口にしました。
そして、もし別れなかったら、互いに大切な人たちや愛する我が子に出会えなかったとしみじみと語るのでした。
壮絶な離縁とつらい日々を乗り越えた千代は、現在の素直な気持ちをセリフに込めたのでした。
客席で、母の芝居を真剣に見守る娘・春子の目に涙が浮かびます。
そして舞台袖で、息子・新平を抱きながら見守っていた一平の妻・灯子にも、熱いものがこみ上げてくるのでした。
舞台の千代と一平は、出会ったことでつらい思いをたくさんしたが、それもまた面白い人生だったと認めます。
そして二人は、出会えたことに感謝するのでした。
最後に千代は客席を見つめ、生きることは本当にしんどくて面白いと、微笑みます。
そんな千代の目に、亡き父・テルヲ、母・サエ、弟・ヨシヲの幻影が見えたのでした。
客席に詰めかけた『岡福』やラジオドラマの家族たちは、泣きながら笑って拍手を送ります。
また、舞台中にも関わらず、寛治や香里、天晴、徳利、漆原、万歳、千兵衛ら劇団員たちも涙が止まりません。
千代の出演を熱望した『鶴亀』の熊田も、亡き大山社長の肖像画を抱えながら、大粒の涙をこぼすのでした。
カーテンコールにて・・・
泣き笑いの芝居を終えて、劇団員たちと一緒に舞台に並んだ千代。
拍手喝采の客席で手をたたく娘・春子を愛おしそうに見つめた千代は、穏やかな笑みを浮かべるのでした。
その夜・・・
空に浮かぶ月に、ガラス玉を重ね合わせた千代と春子。
念願だった千代の舞台を見届けた春子は、夢である『看護婦』になると千代に誓いました。
そして春子は、千代に負けないくらい、みんなを元気にしたいと微笑みます。
前向きになった春子に喜んだ千代は、この上ない幸せを感じるのでした。
竹井家の朝・・・
親子で一緒に家を出ると、晴れ渡った空が広がっています。
「今日もええ天気や!」
千代が空を見上げました。
そんな千代を急かすように、「お母ちゃん、はよう!」と春子が声を響かせます。
手を取り合った親子の泣き笑いの人生劇場は始まったばかりなのでした・・・
完(幕)
【おちょやん】あらすじネタバレ23週115話|最終回の予告ポイント
◀114話 | 次作・おかえりモネ1話▶
心温まる結末を見届けます~♪
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ついに泣き笑いの人情物語は結末を迎えます。
【おちょやん】は、「大阪のお母さん」と呼ばれた昭和の名女優・浪花千栄子さんの人生をヒントにした物語です。
千代ちゃんの人生は過酷過ぎて、目をそらしたくなる場面もありながら、一秒たりとも見逃したくないほど濃密な物語でした。
綿密に練られた台本を、芸達者な役者さん達が丁寧に紡いだ極上のドラマで、朝ドラ史に輝く名作ではないかとにらんでいます♪
特に、千代ちゃん役の杉咲花(すぎさきはな)さんの演技には脱帽でした!
杉咲さんが主要キャストとして出演した【とと姉ちゃん】(2016年・ヒロインの妹役)の時から、すごい女優さんだと感じていましたが、【おちょやん】では圧倒されっぱなしでした。
杉咲さんは、『おちょやんは、一生の宝物になる作品』とインタビューで答えています。
数多くの作品で素晴らしい演技を見せてくれる杉咲さんですが、【おちょやん】への思い入れは相当だったようですね。
そんな杉咲さんが、最終回について次のように語っています。
千代は本当に壮絶な経験をしながらも負けずに生き抜いてきた女性ですが、その中で出会えたたくさんの家族とどう進んでいくのか。そして、離縁した一平との関係性が今後どのように変化していくのか、見届けていただけたらと思います。登場人物みんなが希望に向かって一歩ずつ進んでいく心の温まる最終回ですので、是非ご覧ください!
杉咲さんのコメントを読んだだけで、瞼が熱くなりそうです・・・。
『おちょやんロス』になることは間違いなさそうですが、心温まるエンディングをしっかりと見届けたいと思います~♪
◀114話 | 次作・おかえりモネ1話▶