ネタバレ予告あらすじと感想
2023年10月19日(木)放送日
ブギウギ第3週「桃色争議や!」
ブギウギ3週14話10月19日(木)|会社と対決する桃色争議
*ブギウギ3週14話【放送後】のネタバレあらすじ感想です。
梅丸少女歌劇団(USK)にて
アメリカ発の世界恐慌の波が『梅丸少女歌劇団』を襲います。
USKを運営する『梅丸』は、人員及び賃金削減に踏み切りました。
なんとスズ子たち劇団員の給料が3分の2に削減されることになり、動揺が広がります。
怒りに震える娘役トップ・大和礼子は、解雇される新人たちに誓ったのでした。
「私が絶対にあなたたちを戻すわ。こんなことは絶対に許さない!」
テラスにて
劇団に戻って来たばかりの同期・桜庭和希が、再び退団の意思を固めました。
スズ子とリリーは必死に翻意させようとします。
しかし家計を支える和希には、減額を受け入れる余裕など一切ありませんでした。
どうすることもできないスズ子とリリーは、悔し涙を流す和希に寄り添うことしかできないのでした。
翌日の事
劇団トップの大和礼子と橘アオイが立ち上がりました。
「一方的な通告を必ず撤回させて、辞めていった人たちを戻します!」
大和が力強く宣言すると、スズ子をはじめ残った劇団員たちも一致団結。
若きレビューガールたちの闘いが始まりました。
大和と橘と劇団員は、納得のいく賃金や休暇などの要求も加えた『嘆願書』を会社に提出しました。
受け取った林部長は、大熊社長に必ず渡すと言い、「できる限りのことはする」と約束したのでした。
一方外野では『桃色争議』と新聞が書き立て、世間の注目を浴びることになったのでした。
はな湯にて
突然、梅丸本社の男がスズ子をたずねてきました。
世間の注目を集めるこの争議を何とか丸く収めたい会社は、労働争議を辞めてくれれば一時金を払うとスズ子に伝えました。
そのやり方に失望したスズ子は、きっぱりと断ったのでした。
「なんでワテらのことをバラバラにするようなことしますねん!」
翌日の稽古場にて
スズ子以外の劇団員たちも、スズ子と同様に一時金を提示されたことが判明しました。
「会社のやり方はよく分かった。こうなったらストライキするしかない!」
ついに大和が声を上げました。
しかし公演を放棄することになるため、スズ子や劇団員たちに動揺が広がります。
すると大和は、この闘いは自分たちのためだけではなく、これから梅丸に入る者たちのための闘いでもあると訴えます。
「だから絶対に引けない!」とヒートアップしました。
大和がストライキを決断した途端に、争議を先導していた橘アオイが態度を急変させました。
「ストライキは自分勝手な考え方や。ウチは絶対にさせへんで!」
公演を楽しみにする客のために絶対ストライキを避けたいたい橘は、大和をにらみつけるのでした。
強固な団結に亀裂が入ったのでした。
つづく
ブギウギ3週14話10月19日(木)予告・感想まとめ!
放送前のネタバレ・予告ポイントです。
桃色争議、勃発!
理不尽な賃金減額に抗議!礼子先輩を中心にスズ子ちゃんたちが団結します〜!
第3週のタイトルにもなっている『桃色争議』。
実は、梅丸少女歌劇団のモデル・松竹楽劇部(後のOSK日本歌劇団)において、本当に起こった出来事です。
昭和8年(1933年)、経営陣から待遇条件の見直しを拒否されたことを機に、団員たちが舞台をサボタージュして対抗しました。
この時、松竹楽劇部の団員たちを率いた争議団長が、最も人気を集めていたトップスター・飛鳥明子(あすかあきこ)さんです。
この史実から考えると大和礼子像を形作っている1人は、飛鳥さんではないかと推測しています。
飛鳥さんは開業医の娘として生まれ育ち、松竹歌劇部に入団後はクラシックバレエの名手として人気を集めたのだとか。
真面目な努力家で、当時はバレエシューズがなかなか手に入らなかったため、足先に包帯を巻き、血をにじませながら練習を重ねていたと伝えられています。
そういえば第7話で、子ども時代のスズ子ちゃんは礼子さんからバレエ練習用の布切れをもらっていましたよね。
もしかしたら飛鳥さんのエピソードが活かされて、2人のシーンに繋がったのかもしれませんね。
礼子さんを中心に団結して、理不尽な労働条件に反旗をひるがえすスズ子ちゃんたち!
実力・人柄ともに団員たちから絶大な信頼を寄せられる礼子先輩が、桃色争議の矢面に立ってこれからどう闘っていくのかに注目したいですね。
以上、ブギウギ3週14話のネタバレあらすじ予告でした。