ネタバレ予告あらすじと感想
2024年1月4日(木)放送日
ブギウギ第14週「戦争とうた」
ブギウギ14週65話1月4日(木)|3人それぞれの戦い方!
*ブギウギ14週65話【放送後】のネタバレあらすじ感想です。
1945年(昭和20年)8月
戦況が悪化する中国・上海で、軍が全面支援する音楽会の準備を進めていた作曲家・羽鳥善一。
中国人作曲家の黎錦光が作曲したシンフォニックジャズに、敵国であるアメリカのリズム『ブギ』を取り入れようとしていました。
「音楽が時世や場所に縛られるなんてバカげてる!音楽は自由だ。誰にも奪えないってことを僕たちが証明してみせよう!」
羽鳥は胸を高鳴らせるのでした。
富山県・高岡市にて
一方、慰問公演を再開したスズ子は旅館『藤子屋』を訪れていました。
数日前に近隣の富山市で大空襲があり、旅館には多くの被災者がいました。
スズ子は「ワテの歌、聴いてもらえるやろか・・・」と不安を募らせます。
そんな中でスズ子は、旅館の女中・静枝(しずえ)とその娘・幸(さち)に出会ったのでした。
鹿児島にて
その頃、ブルースの女王・茨田りつ子は、慰問公演のため海軍基地にいました。
軍の少佐は衣装や曲目について注文をつけます。
しかし自分のスタイルを貫くりつ子は、「軍歌は性に合いません!」と辞退しようとしました。
そんなりつ子の目に留まったのは若き特攻隊員たちでした。
命令が出れば直ちに出撃することになる特攻隊員たちは、出撃すれば二度と戻ってくることはない状況に置かれています。
「死にゆく彼らには何も持たせてやれません。せめていい歌を聴かせてやってください」
少佐は隊員たちが望む歌を歌ってほしいと頼みました。
その依頼を引き受けたりつ子は、特攻隊員たちの心情を思い、胸が締め付けられるのでした。
富山の旅館にて
夕食後に女中の静枝と言葉を交わしたスズ子。
静江は教師だった夫を戦争で失くしたばかりでした。
「夫は私の誇りです!お国のためにその命を捧げました。つらくはないがです。悲しくもないわ!」
静江は自分に言い聞かせるように声を荒げると、日本の勝利を頑なに信じようとしています。
そんな静江に、スズ子は何も言えなかったのでした。
上海・音楽会にて
善一が音楽監督を務めた音楽会は見事に成功しました。
特にブギのリズムを取り入れた『夜来香ラプソディ』は大好評で、羽鳥は満ち足りていました。
その一方、上海で出会った音楽仲間たちと別れを迎えるため切なさが募ります。
戦時下において、羽鳥、りつ子、スズ子は自分の音楽に向き合おうとしていたのでした。
つづく
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ブギウギ14週65話1月4日(木)今日の感想!
放送後の感想とポイントをお届けです。
今日のポイントは、
天才作曲家の羽鳥さんです!
新年最初の週は戦争に翻弄される三者三様の『戦争とうた』です。
羽鳥先生は日本で禁止された敵国の音楽を自由に奏でていて生き生きとしていました。
そんな羽鳥先生は、軽快なリズムで本領を発揮するスズ子ちゃん、艶っぽく凄みのあるブルースを歌うりつ子さん、華やかかつ美しい歌声を響かせる李香蘭さんの3人の個性を引き出す天才だと改めて感じましたね。
ネット上では「羽鳥先生はやっぱり天才!」「どんな歌手でも良さを引き出してくれそう」など賛辞が広がっていました。
一方で「軍の意向を無視した音楽会は大丈夫なの?」「お咎めがないことを祈る」といった心配の声も上がっていました。
ところで戦争末期でも「華やかな普段着」を着続けるりつ子さん。
自分のスタイルを貫くには相当に強い覚悟が必要ですよね。
「軍歌は性にあわない!」と言っていましたが、先のない特攻隊員たちを見て珍しく悩んでる感じでした。
りつ子さんでも心がザワつくということは、スズ子ちゃんだったら六郎くんを思って歌えなくなくなりそうですね。
さて、スズ子ちゃんが出会った静枝さん。
日本が負けるなど絶対に受け入れたくないと考える狂気すら感じる人でした。
ネット上では「戦争の空気に飲み込まれていっていて怖すぎ」「犬死になんて言わないで・・・」「夫の戦死を受け入れきられないよね」といった声がささやかれています。
同じように家族を戦争で失ったスズ子ちゃんが静江さんに何を届けるのか明日の放送に注目です~!
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ブギウギ14週65話1月4日(木)予告・感想まとめ!
放送前のネタバレ・予告ポイントです。
3人それぞれの戦い方!
キャッチ:第66話では、戦争中でも音楽を続けるスズ子ちゃん・りつ子さん・羽鳥さんの活動が描かれます!
戦争中でも音楽を続ける3人それぞれの姿が、見どころポイントになりそうです。
羽鳥さんは飄々と自由に上海でブギをぶちかまし、りつ子さんは独自の路線を貫きながら兵隊たちを歌で支えます。
そして我らがスズ子ちゃんは、一期一会の出会いを大切に義理と人情で歌を届けると彼女らしい決意をするのだとか。
3者3様の『生き様』が表れる回になりそうだと楽しみにしています。
特に注目したいのは、りつ子さんが特攻隊員の前で涙をこらえながら『別れのブルース』を歌うシーンです。
このシーンは、モデル・淡谷のり子さんの経験談を元に、物語が作られている可能性があります。
というのも「人前で泣くなんて歌手の恥である」を信条にしていた淡谷さんが初めて泣いてしまったのが、鹿児島・知覧陸軍基地での慰問公演だからです。
終戦間近の出来事で、ドラマの時代背景とも重なっていますね。
当時、平均年齢16歳くらいの若者たちが公演途中に席を立つと、それは特攻命令が下ったことを意味しました。
一度飛んだらもう国へは帰って来られないと、軍の関係者から説明を受けていたという淡谷さん。
ステージに笑顔を向けながら敬礼しその場を去っていく彼らの姿に、初めて次の曲が歌えなくなったそうです。
そのためりつ子さんが必死に涙を堪えながら『別れのブルース』を歌い切る展開では、淡谷さんが本当はステージでこう在りたかった姿が描かれているのかもしれません。
羽鳥さんの華やかなスカッとシーンの後は、りつ子さんの分まで朝ドラファンの涙腺が崩壊するシーンになりそうです。
観ているこちらが、ジェットコースターのように感情の起伏が激しくなりそうな回となりそうです~!
以上、ブギウギ14週65話のネタバレあらすじ予告でした。