ネタバレ予告あらすじと感想
2024年4月3日(水)放送日
虎に翼1週「女賢しくて牛売り損なう?」
虎に翼1週3話4月3日(水)|法律に関心を持つ寅子!
*虎に翼1週3話【放送後】のネタバレあらすじ感想です。
夜の明律大学にて
大学教授で法学者の穂高重親(ほだかしげちか)に教室に招かれた寅子。
講義中に出た「女性が無能力者」という言葉に納得ができず、「女性が無能ということでしょうか?」とたずねました。
臨時講師を務めていた東京地方裁判所・判事の桂場等一郎(かつらばとういちろう)は、結婚した女性は準禁治産者と同じように責任能力が制限されるということだと教えます。
すると寅子は、責任能力はあると言い「私の家では、家のことはお金回りから何から何まですべて母が責任持ってやっておりますが・・・」と意見しました。
桂場は、「財産の利用、負債、訴訟行為、贈与、相続、身体に羈絆を受くべき契約、つまり雇用契約を結んで働くこと、これらのことを妻が行うには、夫の許可が必要であるということだ」と民法の説明をします。
それでも納得がいかない寅子に、穂高は残りの講義を聞いていくことを勧めました。
そして穂高は、寅子を笑う学生たちに戒めるように言うのでした。
「これが世の女性の反応だ。法律とは全ての国民の権利を保障すべきなのに。君たちはこれをどう捉える?」
講義終了後
「結婚に心躍らないのも女が損なのも、母が公の場ではスンッとなってしまうのも、私が漠然と嫌だと思っていたこと全てにつながる理由があったと分かりました!」
感想を口にした寅子は、理由が分かれば何かできることがあるかもしれないと前向きになりました。
そんな寅子をいたく気に入った穂高は、『明律大学女子部法科』に入るよう勧めるのでした。
「間もなく女性も弁護士になれる時代が来る。君のような優秀な女性が学ぶにふさわしい場所だ!」
猪爪家にて
「女子部で3年学べば、男子学生と同じ法学部に進めるんですって!私みたいな優秀な子にふさわしい場所なんですって!」
寅子は、目を輝かせながら父・直言に訴えました。
話を聞いた直言は、なんと寅子に見合いをさせることに抵抗があったと打ち明けます。
そして自分が母・はるを説得すると胸をたたいたため、寅子は歓喜の声を上げたのでした。
翌日の事
はる帰ってくる前に動き出した寅子と直言。
抵抗する女学校の教師を説き伏せて内申書をもらい、すぐに大学に願書を提出しました。
安堵した寅子ですが、今から6年の大学生活を送ることを考えると不安がよぎります。
そんな寅子の夢を後押ししたい直言は、いざとなったら自分が「面倒を全部見る!」と約束したのでした。
12月になり
母・はるが故郷の香川から戻って来ました。
しかしなんと、はるに頭が上がらない直言が進学の話を切り出すことはなく、寅子は愕然となるのでした。
とはいえ入学試験は年明けのため、一刻も早くはるに話す必要があります。
意を決した寅子は、はるに直談判することを決めました。
しかしそんな寅子を止めたのは、女学校の親友で、間もなく兄・直道と結婚する花江でした。
寅子の部屋にて
義母・はるの機嫌が何より大事だと言う花江は、結婚式が終わるまで黙っていてほしいと言います。
さらに花江は、一目ぼれした直道といかに結婚にこぎつけたのかを明かすと、寅子を諭すのでした。
「どうしても欲しいものがあるならば、したたかにいきなさいってこと。私のためにもトラちゃんのためにも、今はお義母様のご機嫌をとる。どんな道でも女が好きな方へ行くのは大変なのよ」
花江の話を寅子は苦笑いで聞くのでした。
つづく
虎に翼1週3話4月3日(水)今日の感想!
放送後の感想とポイントをお届けです。
今日のポイントは、
えげつない女!花江ちゃんです。
親友・花江ちゃんが兄・直道さんを射止めたのは、入念な情報収集と計画に基づいていたと知った寅子ちゃん。
おしとやかな印象を持つ花江ちゃんの本性に驚かされると共に、ググッと興味も引かれました。
「したたかさ」が女には必要だと説く花江ちゃんの話に、不器用な笑顔を見せた寅子ちゃんもかわいかったですね!
さてネット上では寅子ちゃんに「えげつない女!」と言わしめた花江ちゃんが注目されていました。
「あの賢さとしたたかさ、憧れる!」
「花江ちゃん、恐ろしい子ッ・・・」
「話し方や仕草が絶妙にマッチしてて、花江ちゃん好き」
などなど、当時の女性の立場で自分の思い通りになるよう事を運んだ花江ちゃんを絶賛するコメントが多く見られました。
ちなみに花江役・森田望智(もりたみさと)さんは、ドラマを中心に出演作が増えている若手俳優です。
役によって印象がガラッと変わるカメレオンタイプで、その高い演技力に注目が集まっています。
朝ドラは2作目の出演で、前作は2021年放送の『おかえりモネ』でした。
同作では、主人公モネの会社の先輩気象予報士・野坂碧(のさかみどり)役を演じました。
さて寅子ちゃんの義姉になる花江ちゃん。
こそっと法律の本を読む寅子ちゃんを見逃さず、平穏な結婚式を迎えるために釘をさすところなどはさすがでした。
また、寅子ちゃんが嫌な思いをしないよう、母・はるさんのご機嫌を取っておくことにはメリットがあると付け加えたあたりもお見事でしたね!
これから花江ちゃんのしたたかさに寅子ちゃんが救われるシーンもあったりするのかなと楽しみになりました。
『優しくかわいくて、したたかでえげつない女』である花江ちゃんからも目が離せませんね〜♪
虎に翼1週3話4月3日(水)予告・感想まとめ!
放送前のネタバレ・予告ポイントです。
ものおじしない寅子ちゃん!
寅子ちゃんは講義に疑問を持ち、自分の意見をハッキリと伝えます〜♪
第3話の見どころは男子学生ばかりの教室で物怖じせずに自分の意見を述べる寅子ちゃんになりそうです。
しかも裁判官・桂場さんと法学家・穂高教授を前にしてというから、度胸ある寅子ちゃんの人柄も伝わってきます。
2人の偉い立場を知る書生・優三さんが、寅子ちゃんの勢いにアタフタする姿も楽しみですね!
また寅子ちゃんは第3話で初めて、女性も弁護士になれるよう法律が改正される事実を知ります。
自分が結婚して家庭に収まるイメージができず、お見合いも連敗続きの寅子ちゃんにしてみれば、まさに『渡りに船』なのかもしれません。
結婚以外の道と出会った時、寅子ちゃんがどんな風に目を輝かせるのかを早く観たいです。
ちなみに寅子ちゃんがこの事実を知ったのは、女学校の最終学年の時ですから1931年(昭和6年)です。
そして史実上では1933年(昭和8年)に、女性も弁護士になれる高等試験司法科の受験資格が与えられました。
寅子ちゃんの人生の岐路と女性弁護士へ道が拓ける過渡期が見事に重なっていく点も、なんだか運命を感じますね!
そして同じ時代の流れが、寅子ちゃんのモデル・三淵嘉子さんの人生にも起こったのだと思うと胸熱です。
後に寅子ちゃんも通うことになる明律大学で、動き出した新たな展開に注目して寅子ちゃんを追っていきます〜♪
以上、虎に翼1週3話のネタバレあらすじ予告でした。