ネタバレ予告あらすじと感想
2024年4月5日(金)放送日
虎に翼1週「女賢しくて牛売り損なう?」
虎に翼1週5話4月5日(金)|大反対のはるが急変する
*虎に翼1週5話【放送後】のネタバレあらすじ感想です。
猪爪家の台所にて
「あなたが優秀なことくらい分かってます!」
寅子を真っすぐに見つめたはるは、「だから女学校に行かせた。母さんは行きたくても行かせてもらえなかった女学校に・・・」と口にしました。
そして戸惑う寅子に、自分の幼い頃のことを語り出します。
5人兄妹の4番目に生まれたはるは、家業の旅館を第一に考える母親から離れたくて父・直言と結婚したと言います。
そして自分自身は子どもの幸せを第一に考える母親になろうと思って生きてきたと明かしました。
さらにはるは、法律家になれなかっ時、なってもうまくいかなかった時にどうするのかと問い、「どう進んだって地獄じゃない!」と迫ります。
そう言ったはるは、頭のいい女が確実に幸せになるためには、頭の悪い女のふりをするしかないと力を込め、絶対に見合いをするとこだわるのでした。
そんなはるに深い愛情を感じ、感謝の言葉を口にした寅子。
それでもはるの考えを受け入れることはできません。
「私にはお母さんが言う幸せも地獄にしか思えない。私はお母さんみたいな生き方じゃなくて・・・」
申し訳なさそうに思いを伝え始めます。
しかしショックを受けたはるは、寅子の話の途中で寝室にこもってしまったのでした。
正真正銘の親不孝者になったことを反省する寅子は、その夜、一睡もできなかったのでした。
翌朝の事
気まずい気分で台所に行った寅子。
するとはるは何事もなかったかの様に学校が終わったら振袖を買いに行くと寅子に告げ、待ち合わせ場所を指定しました。
戸惑う寅子は、どんよりとした気分で女学校に行ったのでした。
放課後の事
重い足取りで、はるが指定した『甘味処・竹もと』に足を運んだ寅子。
店内には、偶然にも明律大学で臨時講師を務めていた裁判官・桂場等一郎がいたのです。
あいさつした寅子は、母に進学を反対されていることを打ち明け、桂場であればどう説得するかとたずねました。
すると桂場は、淡々とした表情で「女子部進学には反対だ」と言います。
そして女性が法律に関わるのは時期尚早だと持論を語り、甘やかされて育った寅子のような生徒は、傷ついて逃げ出すだろうと告げるのでした。
寅子が反論しますが、桂場は聞く耳を持ちません。
その時、なんと厳しい形相のはるが現れました。
「お黙んなさい!うちの娘の何が分かるっていうんですか!」
はるは桂場をにらみつけると、女の可能性の芽を摘んできたのは男たちだと訴え、「無責任に娘の口を塞ごうとしないでちょうだい!」と言い放ちます。
そして、すぐさま寅子を店から連れ出したでした。
店を出た後
怒りに満ちた様子で、速足で歩きだしたはる。
呉服屋に目もくれず法学専門書店に飛び込むと、なんと寅子に『六法全書』を買い与えました。
「私の人生に悔いはない。でもこの新しい昭和の時代に自分の娘にはスンッとしてほしくないって・・・そう思っちゃったのよ!」
動転する気持ちを明かしたはるは、戸惑う寅子に念を押しながらたずねます。
「何度でも言う。今お見合いした方がいい。その方が間違いなく幸せになれる。それでも本気で地獄を見る覚悟はあるの?」
はるが見つめると、寅子は躊躇なく「ある!」と答えました。
その言葉を聞いて微笑むはるを見て、寅子も満面の笑みを浮かべたのでした。
こうして最後の敵を倒した寅子は、無事に地獄行きの切符を手に入れたのでした。
つづく
虎に翼1週5話4月5日(金)今日の感想!
放送後の感想とポイントをお届けです。
今日のポイントは、
地獄行きの切符『六法全書』 です。
受験を阻んでいたラスボスの母・はるさんが思わぬ形で味方になりました~!
好き勝手を言う裁判官・桂場さんに「お黙んなさい!」とビシッと言ったはるさん。
ほれぼれとしてしまうほど、凛々しくかっこよかったですね。
さっきまであんなに反対していたのに・・・と、急変したはるさんに思わずクスリとしてしまう一方で、娘への深い愛情を感じる印象深いシーンになりました。
はるさんにとって、新しい振袖は寅子ちゃんへの天国行きの切符のつもりだったと思います。
しかし寅子ちゃんに買い与えたのは分厚い『六法全書』という地獄行きの切符でしたね!
第5話で登場した一連のスカッとシーンには、朝ドラファンからたくさんの声があがっていました。
「毅然とした態度のはるさん、惚れてまうやろ~!」
「母から娘への愛が溢れてて泣けた」
「迷わず六法全書を渡すあたり、やっぱり賢い人だわ〜」
などなど、はるさんの勇姿を絶賛するファンが多かったようです。
一方で桂場さんがちょっとかわいそうでしたね♪
ところで、どんよりとした顔で女学校からはるさんとの待ち合わせ場所・甘味処『竹もと』に向かう寅子ちゃんのシーンも気になりました。
進路相談に乗ってくれた女性教師が心配げに寅子ちゃんを見つめていたり、道ばたで女の子が男の子に何やら意地悪を言われていたり、学校に通わせてもらえなかった様子の女の子が物憂げに立ち止まっていたり・・・。
物語と直接的に関係がないところでも、細やかに当時の女性たちの置かれている状況を想像させる演出が登場していましたね。
地獄行きの切符を手にした第5話から時代が移り変わり、女性弁護士が活躍する過渡期が描かれる『虎に翼』。
その中で背景に映る名もなき女性たちがどんな風に変化していくのかも、朝ドラファンとしては追いかけ甲斐を感じています。
いよいよ明律大学女子部での話に入っていくメインストーリーと合わせて、背後の景色もくまなくチェックしていきたいです〜♪
虎に翼1週5話4月5日(金)予告・感想まとめ!
放送前のネタバレ・予告ポイントです。
はるさんはカッとなりやすい?!
怒りに震える母・はるさんの心境の変化に注目です〜!
虎に翼の第5話の見どころは、寅子ちゃんの隠し事を知り、怒り心頭になる母・はるさんになりそうです。
『女の幸せは結婚』と信じて疑わないはるさんは、こんなに娘の幸せを願っているのに「どうして?!」という気持ちでいっぱいになるのだと思います。
上品でかわいらしい役が多いイメージの俳優・石田ゆり子さんが、怒り心頭のはるさんをどう演じるのかも気になりますね。
ちなみにはるさんは香川県・丸亀にある旅館が実家で、5人兄妹の4番目として育った設定です。
頭が良く優秀でしたが、女性ということで高等小学校までしか学校教育を受けられませんでした。
その後、大学の合宿で旅館に宿泊した直言さんに見初められて猪爪家に嫁いだのだとか。
自分の子どもにはたくさんのことを学んで欲しいと、娘・寅子ちゃんも女学校に通わせたという背景があります。
ただ女の幸せは結婚だと今では思いつつも、過去の自分は女だからという理由で悔しい思いを味わったはるさん。
頭のすみっこでは寅子ちゃんの気持ちに共感する部分があると想像しています。
しかし親としてはまた別で、どうか結婚して安全安心な未来を歩んでいって欲しいという気持ちが大きいです。
第5話ではそんな風に娘を思うはるさんの、ある種の葛藤が描かれるような気もしています。
ところで松山ケンイチさんが演じる、桂場裁判官に否定されたことではるさんの心に火がつきました。
桂場さんに同意するかと思っていただけに意外です!
もしかしてカッとなりやすくケンカを買ってしまうタイプだったりして・・・。
なにはともあれ、雨降って地が固まったようで安心です〜♪
以上、虎に翼1週5話のネタバレあらすじ予告でした。