ネタバレ予告あらすじと感想
2024年5月3日(金)放送日
虎に翼5週「朝雨は女の腕まくり?」
虎に翼5週25話5月3日(金)|桂場の質問に戸惑う寅子
*虎に翼5週25話【放送後】のネタバレあらすじ感想です。
判決の出る日の法廷にて
「主文、被告らはいずれも無罪」
裁判長の判決を聞き抱き合って涙を流す母・はると寅子。
さらに裁判長は今回の事件を「あたかも水中に月影を掬い上げるようとするかのごとし」と判決文を読みあげたのでした。
裁判所は『共亜事件』を犯罪の事実そのものが存在しない検察側のでっちあげだと認めたのです。
その3日後、検察側が控訴を諦めたことにより、父・直言ら16人の無罪が確定したのでした。
猪爪家にて
家族で祝宴を終えた後の事。
「今まで本当に悪かった。できればあの日からやり直したい」
直言は台所にいたはるに、事件前に反故にした映画の前売り券を差し出して謝りました。
「私がこうるさいから話さないのかなって。映画の時も他に女がいるんじゃないかって不安で・・・」
はるは溜め込んだ本音を口にすると、大号泣しながら直言にしがみついたのです。
直言が抱きしめ返した瞬間、一年半に及ぶ猪爪家の『共亜事件』がやっと終わりを迎えたのでした。
法曹会館のラウンジにて
裁判を振り返りながら、酒を酌み交わす穂高教授と裁判官・桂場。
「それにしても名判決文だったねぇ~」
穂高は判決文の執筆者が桂場だと見抜き褒め称えました。
すると桂場は、司法の独立を理解せず力を振りかざして干渉してきた検察を批判しはじめます。
「あの猪爪とかいう小娘もそうですよ。私があいつらにへいこら尻尾なんぞ振るわけないでしょ!」
穂高は酒に酔って饒舌になる桂場を楽しそうに眺めるのでした。
1937年(昭和12年)1月
甘味処『竹もと』で、ひとり静かに裁判官・桂場を待ち伏せていた寅子。
見立て通り店に現れた桂場を捕まえると、改めて判決文への感謝を伝えました。
しかし桂場は「法を司る裁判官として当然のことをした。それだけだ」とぶっきらぼうに言うのでした。
すると寅子は、法律とは何かをずっと考えてきたと語り始めます。
法律とは盾や毛布のような道具だと思っていたが、今は水源のようにキレイな水が湧き出ている場所という捉え方がしっくりくると言うのです。
さらに寅子は、「水をキレイなままに保てるよう私たちは守らなければいけない」と続けました。
桂場は話を遮ることなく、法律に対する寅子なりの考えに興味深く耳を傾けます。
「君は裁判官になりたいのか?」
桂場は寅子が裁判官に向いていると感じたのか唐突にたずねました。
「えっ!?」と戸惑う寅子を見た桂場は、女性は裁判官になれないことを思い出し、その場を後にしたのでした。
桂場を見送った寅子は、店主からもらったお祝いの団子を満面の笑みで頬張るのでした。
つづく
虎に翼5週25話5月3日(金)今日の感想!
放送後の感想とポイントをお届けです。
今日のポイントは、
はるさんの大号泣!です。
これまで気丈にふるまってきたはるさんの大号泣シーンにもらい泣きしてしまいました~!
いつもキリッとしているのに、まるで少女か乙女かのように「うわ〜ん」と泣いたはるさん。
直後のナレーションで「この瞬間、やっと猪爪家の共亜事件が終わりを告げました」と流れたのもグッときましたね。
はるさんの元に直言さんが帰ってくることこそ、猪爪家にとって本当の問題解決だったと伝わるステキなシーンでした!
ネット上でもはるさんの号泣シーンに共感する朝ドラファンがたくさんいたようです。
「はるさんの涙で私の涙腺崩壊」
「1年以上もはるさん耐えてきたもんな…そりゃ大号泣なるよ!」
「美しい抱擁で事件の幕が閉じられたことが何よりもうれしい」
などなど、目が釘付けになった感動的な夫婦シーンに多くのコメントが寄せられていました。
その後、年明けに2人で映画デートに向かう姿が登場したのも、事件前の約束がしっかり果たされたんだなと分かり嬉しかったです。
福笑いのコミカルなシーンでサラッと織り交ぜてあるところも粋でしたね!
やっと戻ってきた通常運行の猪爪家が見られて、ほっと温かな気持ちになれる第25話でした〜♪
虎に翼5週25話5月3日(金)予告・感想まとめ!
放送前のネタバレ・予告ポイントです。
未来を大きく変える質問!
桂場さんと寅子ちゃんが交わす重要な会話に注目です〜♪
第25話の見どころは、裁判官・桂場さんが寅子ちゃんに「君は裁判官になりたいのか?」と聞くシーンになりそうです。
というのもこの時代の法律上、女性が裁判官になることは許されていませんでした。
そのため弁護士は目指せても、裁判官になろうとすら寅子ちゃんは思っていなかったかもしれません。
そこで、桂場さんの何気ない質問が裁判官になる寅子ちゃんの未来を示すフラグになるのかもしれませんね。
虎に翼の脚本家・吉田恵里香さんが打つ重要なマイルストーンをお見逃しなく~!
ちなみに日本初の女性裁判官が誕生したのは、戦後間もない1949年(昭和24年)でした。
寅子ちゃんのモデル・三淵嘉子さんを含む3人が女性として初めて弁護士になってから約9年も経った後の出来事です。
当時、弁護士は民間人の職業でしたが、裁判官や検察官は国家公務員でした。
弁護士よりも裁判官や検察官の社会的地位が高かったことが、法改正が遅れた原因の1つだったと考えられています。
第25話で描かれるのは1937年(昭和12年)1月ですから、このフラグが回収されるのは少なくとも12年以上先のことになりそうです。
しかしこの時の桂場さんの言葉が寅子ちゃんの人生に裁判官の道を引き寄せることは、モデル・三淵さんも裁判官であったことから間違いないでしょう!
いつかやってくるその日に感慨深く思い出されるシーンになりそうな予感です~♪
以上、虎に翼5週25話のネタバレあらすじ予告でした。