ネタバレ予告あらすじと感想
2024年6月7日(金)放送日
虎に翼10週「女の知恵は鼻の先?」
虎に翼10週50話6月7日(金)|花岡の訃報に愕然とする
*虎に翼10週50話【放送後】のネタバレあらすじ感想です。
審議会の休憩中
寅子のことを思うがゆえに、法律とは別の道を勧めた恩師・穂高教授。
一方、寅子は平等な社会のために戦っている穂高が、女を排除しようとしていると感じ取りました。
「先生は何も分かっていらっしゃらない!」
声を上げた寅子は、「私は無理に法律を学び続けたわけじゃない!好きでやったんです。好きでここにいるんです!」と口にした途端にふと我に返りました。
「そうです。私は好きでここに戻ってきた・・・」
自分に言い聞かせように言った寅子は、今度ははっきりと意識しながら「私は好きでここに来たんです!それが私なんです!」と声を弾ませました。
ストンと腑に落ちた寅子は、どこかに置き忘れてきた大切な自分の気持ちを思い出せたのでした。
日比谷公園にて
「落ち着け・・・。深呼吸・・・」
亡き夫・優三の存在を感じながら息を整えた寅子は、憲法の条文を唱えます。
自分を取り巻く環境は今までと何も変わらなくても、新しい憲法が寅子の強い味方になりました。
「好きで戻ってきた以上、私が私でいるためにやれるだけ努力してみるか」
寅子は気持ちを新たにしたのでした。
再開された審議会にて
自分を取り戻した寅子は、保守派の神保教授を相手に一歩も引ません。
「もし神保先生の息子さんが結婚して妻の氏を名乗ることにされたら、息子さんの先生への愛情は消えるのですか?」
ズバッとたずねた寅子は、「憲法にあるとおりよりよく生きていくことに不断の努力を惜しまずにいきませんか!」と審議会のメンバーに語り掛けます。
この寅子の言葉をきっかけに審議の流れは大きく変わっていったのでした。
その後
紆余曲折を経て『民法』の一部を改正する法律案は1947年(昭和22年)の7月に国会に提出。
12月に成立する運びとなるのでした。
個人の尊厳と男女平等をうたう憲法に沿った改正となったため、任務を成し遂げた民法調査室の面々に安堵の表情が広がります。
寅子はあらためて気を引き締めるのでした。
「これからの社会は国民にこの民法をどう使ってもらうか次第です。頑張りましょう!」
1947年(昭和22年)10月
すっかり自分を取り戻した寅子は日々の仕事に情熱を傾けています。
そんな寅子は、前を向くきっかけをくれた同級生の花岡にお礼を伝えたくて、昼の休憩時間になると足しげく日比谷公園に足を運んでいました。
しかし花岡は一向に姿を現しません。
そんなある日、昼食を終えた寅子が職場に戻ると、調査室の皆が暗く沈んでいました。
何事かと戸惑う寅子に、同僚の小橋が告げたのでした。
「花岡が死んだ」
「えっ・・・」寅子のまばたきが止まったのでした。
つづく
虎に翼10週50話6月7日(金)今日の感想!
放送後の感想とポイントをお届けです。
今日のポイントは
イマジナリー優三さんです。
寅子ちゃんの心の中にはいつも『イマジナリー優三さん』がいてくれます~!
亡き夫・優三さんが寅子ちゃんに深呼吸を促すシーンには涙が溢れてしまいました。
励ます優三さんのおかげもあって、見事に寅子ちゃんは心のままに民法改正審議会で自分の意見を口にすることができました。
ついに本来の『猪爪寅子』が帰ってきたと、朝ドラファンが歓喜したことは言うまでもありませんね!
そんな『イマジナリー優三さん』に対して、Xのトレンドにランクインするほど多くの反応がありました。
「優三さんはいつも右側が指定席。イマジナリーになっても同じなのがうれしい」
「イマジナリー優三さんが出てくると、つい泣いちゃう!」
「優三さんが見えなくなった時が、寅子ちゃんの完全復活なんだろな」
などなど、イマジナリー優三さんの登場した意味を考察する朝ドラファンが続出していました!
また、出征前に優三さんが寅子ちゃんに伝えた言葉と新憲法の内容は深くリンクしています。
そのため朝ドラファンの間でイマジナリー優三さんは『新憲法の化身』や『新憲法の妖精』と密かに呼ばれているようです。
深呼吸した後に、寅子ちゃんがお守りとして暗記している第13条・14条を唱えたのも、心の中に優三さんを思い浮かべていたからに違いありません。
さらに第50話のラストでは、裁判官・花岡くんの死が判明し衝撃が走りました!
寅子ちゃんの人生を彩った男性キャラが、2人ともこの世からいなくなり、ぽっかり心に穴が空いたようです。
朝ドラファンとしては、今度は寅子ちゃんの左側にイマジナリー花岡くんが登場してくれたらいいな・・・なんて淡い期待を抱いてます〜♪
虎に翼10週50話6月7日(金)予告・感想まとめ!
放送前のネタバレ・予告ポイントです。
衝撃!花岡君の訃報!
かつての自分を取り戻した寅子ちゃんに悲しい知らせが届きます・・・
相手が誰だろうと遠慮せずにズバッと主張するかつての自分を取り戻した寅子ちゃん。
民法改正審議会の場で、東京帝大・神保教授に怯むことなく論破する寅子ちゃんの姿に歓喜そうです。
一度、弁護士として挫折し戦争で心がぺちゃんこになった寅子ちゃんが、この審議会の場で意見することはとても勇気がいることでしょうね。
それでも意を決して政治学の大家に理論で噛みつく寅子ちゃんの姿は、朝ドラファンをスカッとした気持ちにさせてくれるはずです!
かつての自分を取り戻せたと感じる寅子ちゃんのセリフや表情にも注目ですよ~!
ちなみに史実においても、1947年(昭和22年)に新しい民法の法律案が成立しています。
やはり旧民法と大きく変わったのは、内容だけでなく家族法の部分について文語体から口語体で表記されるようになった点だったのだとか。
ドラマ上で寅子ちゃんは母・はるさんと義姉・花江ちゃんに、あらかじめ法律案に目を通してもらう予定です。
その結果「カタカナは読みにくい」という意見を伝え、口語体が採用されるという展開になっています。
しかし残念ながら史実において、寅子ちゃんのモデルである三淵嘉子さんが表記変更のきっかけを作ったかどうかは分かりませんでした。
ただ三淵さんが民事局民法調査室に所属し、この民法の改正の現場に携わっていたことは明白な史実です。
そのため、女性の立場からの意見が採用された可能性も十分考えられると思っています!
新たな民法を通した日本の社会も、寅子ちゃん自身も大きな1歩を踏み出せる第40話になりそうですね。
さて、気になるのが花岡君の訃報です。
主に食糧管理法違反の事案を担当していた花岡くんに一体に何があったのでしょうか・・・。
花岡くんの死は寅子ちゃんにも朝ドラ民にも大きな衝撃を与えそうです!
以上、虎に翼10週50話のネタバレあらすじ予告でした。