ネタバレ予告あらすじと感想
2024年6月12日(水)放送日
虎に翼11週「女子と小人は養い難し?」
虎に翼11週53話6月12日(水)|多岐川のギャップに困惑
*虎に翼11週53話【放送後】のネタバレあらすじ感想です。
家庭裁判所設立準備室にて
少年審判所と家事審判所の合併を目指す寅子たち。
しかし話し合いは一向に進むことなく、ただただ月日だけが過ぎていました。
任務失敗で仕事を失う心配がよぎる寅子は、反対を押し切ってまで合併させる必要が本当にあるのかどうかと準備室室長・多岐川に訴えました。
さらに、家庭裁判所の設立にこぎつけた場合に裁判官にしてもらう約束を人事課長の桂場と交わしていると打ち明けます。
「人生かかってるんです!」
寅子が訴えると、多岐川は「そんなモヤモヤしていい仕事ができるわけがないだろう!」と声を上げ、寅子を最高裁判所に引っ張っていくのでした。
最高裁・秘書課長室にて
「ライアンから我々が目指すものについて勉強なさい!」
多岐川はライアンこと秘書課長の久藤頼安に寅子を託すと、足早に帰って行きました。
寅子の合併反対の思いや事情を聞いた久藤は、真珠湾攻撃の一年前に視察したアメリカの裁判所の事を語り始めました。
「一番心を打たれたのがファミリーコート。家庭裁判所さ」
久遠はアメリカの家庭裁判所は生活に根づいた温かな愛にあふれた場所だと教え日本にも取り入れたいと言います。
そして、多岐川ほど少年問題に熱心な人はいないと微笑み、寅子を家庭裁判所設立準備室のメンバーに推したと打ち明けたのでした。
多岐川が目指す家庭裁判所像が掴めた寅子ですが、多岐川評については首をかしげるのでした。
猪爪家にて
「お姉ちゃんの今の上司の人って、あの多岐川幸四郎さんなの!?」
寅子が職場の話をすると、弟・直明が目を丸くして驚きます。
なんと直明が今夢中になっている学生ボランティア活動『東京少年少女保護連盟』の礎を築いたのが多岐川だったからです。
寅子は自分が抱く多岐川と、周りから聞く多岐川のギャップが違い過ぎることに困惑するのでした。
翌日の夕方
多岐川と室長補佐の汐見に同行した寅子。
向かった先は法曹会館のラウンジで、そこには合併協議で対立する少年審判所の所長・壇と家事審判所の所長・浦野がいました。
なんと多岐川は二人と裏で交渉を重ねていたと胸を張ります。
しかしそれは単なる飲み会だったため寅子は失望したのでした。
そんな中、下戸の室長補佐・汐見が誤って酒を口にしてしまい酔い潰れてしまったのでした。
汐見の自宅
多岐川の家に居候する汐見を送り届けた寅子。
出迎えた汐見の妻・香子(きょうこ)を見て寅子は目を疑いました。
「ヒャンちゃん?!」
香子と呼ばれる妊婦は、なんと女子部の同期で朝鮮半島に帰った崔香淑(さいこうしゅく・チェヒャンスク)だったのです。
しかし香淑がバツが悪そうな表情を浮かべて目をそらしたため、寅子は戸惑うのでした。
つづく
虎に翼11週53話6月12日(水)今日の感想!
放送後の感想とポイントをお届けです。
今日のポイントは
帰ってきたヒャンちゃんです。
多岐川さんの口から時々出ていた『香子ちゃん』の正体が判明してびっくりです~!
なんと汐見さんの奥さんはヒャンちゃんでした。
寅子ちゃんも、女子部の同窓・香淑ことヒャンちゃんだと分かると口を半開きにして驚いていましたよね。
これまでの多岐川さんの口ぶりからは、まさか汐見さんの妻だったことも全く想像できませんでした。
物語に戻ってきた香淑ちゃんに、朝ドラファンはやはり興味津々です。
「ヒャンちゃん、生きてたんだ!よかった~!」
「名前を変えて日本に住んでいるヒャンちゃん。何かあったはずだよね」
「ヒャンちゃんの最後の表情が気になりすぎる・・・」
などなど、第28話で母国に帰ったはずのヒャンちゃんに、戦争時に何かあったのかと心配する声が多く上がってました。
特に寅子ちゃんから「ヒャンちゃん・・・?」と声をかけられた時に困惑する様子が気になりました。
とても再会をよろこんでいるようには見えませんでしたよね。
困った顔をして寅子ちゃんから視線を逸らす彼女は、どこか悲しげでさえありました。
寅子ちゃんが法曹界に戻る時に気まずさを抱えていたように、ヒャンちゃんの心の中にも心につっかえる何かがあるに違いなさそうです。
朝ドラファンとしては物語に戻ってきてくれたのだから、かつてのような関係に戻った2人の姿が観たい〜!
虎に翼11週53話6月12日(水)予告・感想まとめ!
放送前のネタバレ・予告ポイントです。
家裁は愛の裁判所!
「タッキー」こと多岐川室長の人物像が気になります~!
家庭裁判所が「愛の裁判所たる由縁」を知ることになった寅子ちゃん。
元上司のライアンこと久藤さんが、アメリカで知った『ファミリーコート』について熱く語る場面が楽しみです。
ライアンのレクチャーを聞いて目からウロコがポロリと落ちる寅子ちゃんにも注目です~!
ところで、多岐川室長と久遠さんが目指す家庭裁判所像『愛の裁判所』とはどんなイメージなのか気になりますよね。
久藤さんが見たアメリカの『ファミリーコート』は、日本の裁判所のように重苦しく厳格な雰囲気はなかったそうです。
一歩入ると明るい花や絵画が目に入り、穏やかな音楽も流れているような空間に親子連れの相談者が気軽に訪れていたのだとか。
立ち寄って相談しやすく、より健康的な生活を取り戻すことを目指して存在している裁判所だと肌で感じたのだと語るようですよ。
子どもと家庭の問題が延長上にあると考えて解決に当たれば、犯罪や問題自体も減っていくと久遠さんは考えているようです。
目指すべきは生活に直結した温かな愛でいっぱいの場所!
アメリカンスタイルを踏襲した形で、家庭と子どもたちの問題を一緒に扱える裁判所を作りたいと言うのが『愛の裁判所』像の核になるようです。
ちなみに多岐川室長は、久遠さんのアメリカの話に共感し、何度も話を聞かせてもらっているそうです。
そんな背景を考えると、多岐川室長が寅子ちゃんをライアン久遠の元へ連れて行った理由も理解できますね!
一方、寅子ちゃんは多岐川室長の人物像のギャップに激しく戸惑っている感じですよね。
家庭裁判所の設立と平行して、寅子ちゃんが多岐川室長の本当の姿を理解していく展開も楽しみです〜♪
以上、虎に翼11週53話のネタバレあらすじ予告でした。