ネタバレ予告あらすじと感想
2024年6月19日(水)放送日
虎に翼12週「家に女房なきは火のない炉のごとし?」
虎に翼12週58話6月19日(水)|道男は花江に言い寄る!
*虎に翼12週58話【放送後】のネタバレあらすじ感想です。
家庭裁判所にて
行き先のない戦災孤児・道男を自宅で預かっていることを報告した寅子。
激しく批判されたものの、試験観察中のみ預かっても良いという許可をもらえました。
一方、最高裁判所家庭局長・多岐川は、「自分の身だけで収まらん善意は身内がしんどいだけだ」と苦言を呈します。
その言葉にハッとした寅子は、一刻も早く道男の預かり先を見つけようとします。
しかし多岐川は寅子を絶句させる指令を出したのでした。
「君、明日から俺と一緒に全国の家庭裁判所を回って意見交換と現地視察をするから」
猪爪家にて
寅子が帰宅すると、なんと道男は母・はるの手伝いをしていました。
「心配しなくてももう悪さはしねえよ」
そう言った道男は、昼間、はるの財布を盗んで逃げようとしていました。
しかし、はるに「はした金」を盗んで逃げるよりも、この家の手伝いをして三食食べて暖かい布団で寝る方が得だと諭され、納得したと語ったのでした。
その夜のこと
「僕が関わってる子供たちは、誰も君を悪く言わない」
弟・直明は道男が小さな子供たちを守ってきたことを称賛し、「助けになりたいんだ」と思いを伝えました。
そんな直明を道男はいぶかしげな顔で見つめます。
「あんた、そうやって自分がいいことしたって思って気持ちがよくなりたいだけなんじゃないの?どいつもこいつもいい奴ぶりやがって!」と吐き捨てます。
そんな道男に、はるは「慣れてないのよね誰かに優しくされることに」と声を掛けますが、道男は怒って部屋にこもってしまうのでした。
気をもむ寅子は、後ろ髪を引かれながら出張に出たのでした。
寅子が出張から戻る日
亡くなった夫・直道のスーツを道男のために直した義姉・花江。
スーツを着た道男を見た花江は感激し、「ちょっと直道さんのことを思い出してしまって・・・」と涙ぐみました。
すると道男は畳にひざまずくと、神妙な顔つきで花江を見つめます。
「俺、なれないかな? その人の代わりに・・・」
道男の突然の告白に動揺した花江は、話をそらそうとしました。
そんな花江の割烹着をつかんだ道男は、「なあ頼むって、花江ちゃん!」と言い寄りました。
その状況に遭遇した花江の息子・直人と直治が道男に殴りかかります。
さらに、そこにはるが駆け付けました。
軽蔑するような眼差しのはるを見た道男は、「んだよ!結局そんな目で見てくんのかよ!」と言い放ち、家を飛び出して行ったのでした。
出張から帰った寅子は事情を聞かされ愕然としたのでした。
それから10日が経過
寅子は必死に探し回っているものの、道男の消息は分かりません。
一方で道男のことを気に掛けるはるは気落ちして元気がありませんでした。
そんなはるは、直道が生まれた時に、道男という名前も候補だったことを打ち明けます。
「勝手に息子と重ね合わせたのは私なのに・・・。道男にあんな目を向けてしまうだなんて」
自分の行為を嘆いたはるは、突然、胸を押さえながら地面に倒れてしまったのでした。
つづく
虎に翼12週58話6月19日(水)今日の感想!
放送後の感想とポイントをお届けです。
今日のポイントは
亡き夫に涙する花江ちゃんです。
直道さんを思い出して涙する花江ちゃんの姿に、亡き夫への深い愛を感じる回でしたね。
家の手伝いをする道男くんを見直し、直道さんの服を貸してあげた義姉・花江ちゃん。
一方で、道男くんを心底嫌う直人くん&直治くんからずれば、道男くんが父の形見に袖を通すなんて許せませんよね。
嫉妬と憎悪で怒りを滲ませた兄弟の気持ちを思うと複雑でした。
さて、花江ちゃんに取り入ろうとした道男くんを見て、朝ドラファンたちの間に緊張が走りました。
「多岐川さんの予言・苦言が的中したんだが・・・」
「えぇ〜!!びっくりして血圧上がりそうになった!!」
「道男・・・、まさか花江ちゃんに恋した?それとも別の思い?」
「花江ちゃんが好きというより、猪爪家に居場所が欲しかっただけかも?!」などなど。
驚きの行動に出た道男くんの真意が分からず、今後の展開が気になる人が続出したようです。
一方、姿を消してしまった道男くんを心配する母・はるさんが倒れてしまいました。
猪爪家の精神的支柱であるはるさんが弱ってしまうなんて、考えたくありません。
はるさんの心配事が早く解決して、また元気に道男くんを愛情を持って叱ってあげる姿を見せて欲しいです~!
虎に翼12週58話6月19日(水)予告・感想まとめ!
放送前のネタバレ・予告ポイントです。
預かって大丈夫なの!?
すったもんだの末に戦争孤児の少年・道男くんが猪爪家で預かることになりました!
カフェ『燈台』で出会ったスリの少年・道男くんを預かることに決めた寅子ちゃん。
よねさんに怒られていた少年が、まさか猪爪家にやってくるとは驚きの展開です!
寅子ちゃんの決断の背景が気になります~!
ちなみに道男くんは17歳で、一緒に補導されるスリ仲間のタカシくんは10歳くらいの年齢です。
当時の法律では、13歳以下の少年は児童相談所の管轄と定められていました。
収容先が見つからない場合は、補導委託先と呼ばれる協力者の家に一時的にお世話になるのが通例だったようです。
しかし戦後まもないため、皆、生きていくのに精一杯で孤児の面倒まで見れないと、補導委託先はなかなか見つかりません。
結果的にタカシくんの収容場所はあったものの、道男くんの行き場が見つからず、寅子ちゃんが面倒をみることになるようです。
史実によれば当時の戦災孤児は12万人にも登ったと伝えられています。
親戚をたらい回しにされたり、施設で厄介者扱いをされたりと、優しさに飢えた子どもたちがたくさんいたのだとか。
道男くんが悪さをする姿や暴言を吐く姿は、厳しい現実から自分を守る術なのかもしれません。
そう思うと猪爪家にやってきて悪態を吐くシーンも、また違って見えるように思います。
おそらく母・はるさんだけは、道男くんのそうするしか生きられない事情を見抜いているような気がします。
「好きなだけ泊めてあげなさい」と無条件で受け入れられるのは、器の大きいはるさんの賢さと愛情深い人柄あってこそ。
これからは、道男くんが猪爪家ではるさんの愛情を知った時、気持ちにどんな変化が訪れるのかにも注目です〜♪
以上、虎に翼12週58話のネタバレあらすじ予告でした。