ネタバレ予告あらすじと感想
2024年7月5日(金)放送日
虎に翼14週「女房百日、馬二十日?」
虎に翼14週70話7月5日(金)|寅子の思いが栄二に届く
*虎に翼14週70話【放送後】のネタバレあらすじ感想です。
家庭局にて
前日に恩師・穂高に強く言い放ってしまったことを悔やむ寅子。
するとそこへ穂高がやって来ました。
寅子に謝った穂高は、自分は古い人間だと言い、理想を口にしながら現実では既存の考えから抜け出すことができなかったと肩を落とします。
「だが君は違う。君は既存の考えから飛び出して人々を救うことができる人間だ。心から誇りに思う。それを伝えたかった」と寅子を見つめたのでした。
一方、怒られるとばかり思っていた寅子は胸を撫でおろします。
そして改めて、穂高の教え子であることを誇りだと素直な思いを伝えたのでした。
そんな寅子に、穂高は最後の教えを授けるのでした。
「君もいつかは古くなる。常に自分を疑い続け時代の先を歩み、立派な出涸(でが)らしになってくれたまえ」
調停室にて
窃盗を重ねた少年・梶山栄二に向き合った寅子。
父親からも母親からも親権を手放したいと言われている栄二は、一切口を開きません。
「本音を言えば、ご両親にあなたを任せたくない」
そう言った寅子は、罪を償う栄二を大人になるまで見守り育てることは、私たち大人全員の責任だと言います。
すると栄二は、頼りたい大人として疎遠になっている父親の姉・勝枝の名前を口にしました。
糸口を見つけた寅子が「あなたの味方になってくれるかもしれない!」と声を弾ませると、栄二は「味方?」と反応します。
栄二は、苦しい思いをしないで済む道を一緒に探したいと手を差し伸べる寅子に心を開くのでした。
その後の事
栄二が思いを口にしたことで話は一気に進みます。
何かと対立していた『家事部』と『少年部』が協力して、栄二の伯母・勝枝を捜し出しました。
事情を知った勝枝が監護者になることを快諾してくれました。
それを条件に父親が親権を持つことでまとまり、窃盗事件も保護観察に。
栄二は寅子にニッコリ笑ってお礼を言うと、更生の道を歩み出したのでした。
寅子が少しだけ家裁の理想に近づいた頃、法の道に誘ってくれた恩師・穂高が穏やかに天に召したのでした。
甘味処・竹もとにて
穂高の教え子である多岐川、久遠、桂場と共に穂高を弔う寅子。
「先生の教えはとうに俺たちに染み込んでいる!周りに何と言われようと己の描く理想のために虎視眈々と突き進むしかない!だから泣いてる暇なぞない!」
酔った桂場は、穂高イズム(司法の独立を守ること、法の秩序で守られた平等な社会を守る)を貫くことが理想だと熱く訴えるのでした。
ちなみに生前の穂高が憲法違反だと主張した『尊属殺』の重犯規定は、20年後に再び世間をにぎわすこととなるのでした。
穂高を弔った翌朝
酔って喪服のまま大の字になって眠っている寅子。
そんな寅子のことを娘・優未は「スンっ」した表情で見つめていました。
そして優未の小さな背中を義姉・花江が心配そうに見つめています。
寅子の気付かないところで、猪爪家の絆に小さなヒビが入り始めていたのでした。
つづく
虎に翼14週70話7月5日(金)今日の感想!
放送後の感想とポイントをお届けです。
今日のポイントは
穂高先生との和解と別れです。
また一人、寅子ちゃんは大切な人とお別れになってしまいました。
優三さん、両親、星長官に続いて穂高先生も天国へと旅立ちました。
大ゲンカした翌日に先生が会いにきてくれたのは、きっとお別れの時が近いと悟っていたからでしょう。
寅子ちゃんが恩師と慕う一方で、穂高先生のセリフがまるで愛娘への言葉のようであったのが印象的でした。
嫌われたくはないけれど、これだけは伝えておかなければと金言も残してくれた穂高先生。
「君もいつかは古くなる。常に自分を疑い続け、時代の先を歩み、立派な出涸らしになってくれたまえ」
この先の人生をかけて、寅子ちゃんが穂高先生の矜持を胸に法曹界の出涸らしになっていく姿を見届けたくなりました。
またその後に登場した甘味処『竹もと』のシーンに、朝ドラファンのツッコミが止まりませんでした!
「穂高先生の弔い方が独特!大量のあんこと日本酒で献杯!」
「なぜ竹もとと思ったけど、穂高先生の追悼と桂場さんの寂しさを慰める会だったw」
「桂場さんって毒をくらわば皿までって意味で、皿食べてたのかな?!」
などなど、穂高先生を偲びながらあんこも皿も口に入れた酔っ払いの桂場さんにコメントが集中したようです。
『虎に翼』らしく、寅子ちゃんと穂高先生のどちらが正しいと決めつけない和解になったのも、朝ドラファンの予想を小気味よく裏切ってくれたように思います。
許せない部分も尊敬している部分も、どちらも同じ心の中にあっていいとお互いが受け入れる姿は、何とも清々しい着地点でした。
寅子ちゃんの人生には切っても切り離せない大きな存在である穂高先生。
これからも折に触れて回想シーンなどに登場してくれたらいいなと思いつつ・・・、「お疲れさまでした」と伝えたい〜♪
虎に翼14週70話7月5日(金)予告・感想まとめ!
放送前のネタバレ・予告ポイントです。
ついに口を開く栄二くん!
心を閉ざしていた栄二くんが寅子ちゃんの言葉をきっかけに話し始めます〜♪
第70話では栄二くんがやっと寅子ちゃんに心を開き、胸の内を語る姿が見どころになりそうです。
その直前に穂高先生と寅子ちゃんが本音をぶつけ合うエピソードも登場します。
そのため寅子ちゃんが穂高先生と『言葉のボクシング』をした経験が、少年の心を開くカギになりそうな予感!
2つの別々のエピソードが、第70話で自然と交わり感動をもたらしてくれる気がしています。
ちなみに栄二くん役を演じるのは、モデルや子役として活動するイケメン男子・中本ユリスくん(12歳)です。
物語の設定と同じく日本とフランスのハーフで、日本語もフランス語も話せるバイリンガルなのだとか。
天然パーマと思われるふわふわのヘアスタイルがチャームポイントですね!
栄二くんもおそらく同年代位の少年として物語に登場するのではと予想しています。
小学6年生から中学1年生位の子どもだと仮定すると、とても多感な頃に両親の離婚と向き合わなければならなくなったはずです。
そのため寅子ちゃんがかけたある言葉をきっかけに栄二くんが頼りたい人を思い出すシーンは、朝ドラファンの心に特に響くような気がしています。
このシーンの前に穂高先生と本音でぶつかり合うシーンが展開されることを踏まえると、栄二くんが頼りたい人とは父方の祖父である可能性もありそうです。
もしくは寅子ちゃんが母・はるさんの名言を引用して伝えた場合、父方の祖母も浮かんできます。
また道男くんと笹寿司店主・笹山さんのような全くの他人にお世話になる場合もあるかもしれません。
最終的に、一体誰に栄二くんは頼ろうとするのか?
それを聞いた寅子ちゃんが彼のためにどんなサポートをしていくのかにも注目です〜♪
以上、虎に翼14週70話のネタバレあらすじ予告でした。