ネタバレ予告あらすじと感想
2024年7月16日(火)放送日
虎に翼16週「女やもめに花が咲く?」
虎に翼16週77話7月16日(火)|花江から届くメッセージ
*虎に翼16週77話【放送後】のネタバレあらすじ感想です。
新潟地家裁・三条支部にて
寅子と新潟地裁の裁判官・星航一が話し合っていると、突然、地元弁護士の杉田太郎・次郎兄弟が入って来ました。
媚びへつらう2人の態度にうんざりする航一は、昼食の申し出を毅然と断ると、その場を後にしました。
「チッ!」
航一を嘘くさい笑顔で見送ると兄・太郎が無意識に舌打ちをしました。
それを見た寅子は、太郎の豹変ぶりに驚くのでした。
佐田家にて
寅子が猪爪家に送った手紙の返信が届きました。
優未宛の手紙には新生活への励ましの言葉が綴られていて、優未は心を弾ませます。
一方、「家事と育児を完璧にやる」と綴った寅子に対して、花江からお小言が書かれていました。
「まだ何もわかっていない!トラちゃんにしかできないことがあるはず」
その文を読んで震えあがった寅子は、花江に見張られているような気持ちになるのでした。
調停室にて
林業を営む森口と原が、『山の境界線』について揉めている民事調停に同席した寅子。
この日の調停を終えると、申立人である森口が書記官・高瀬に気づきます。
「おめぇ、高瀬んとこのセガレかい。相変わらずしょっけがねぇなぁ」
小バカにされる高瀬は、その場しのぎの苦笑いを浮かべるのでした。
現地調査にて
山の境界線を巡る民事調停は話がつきません。
そこで寅子は関係者全員と現地に足を運んで調査することを決めました。
現地に向かう山道で、皆のペースについていけない高瀬は、また森口らから小バカにされるのでした。
そんな中、森口の弁護を引き受ける弁護士の杉田太郎は、森口は地元一の名士だと寅子に教え、ここで便宜を図れば赴任中は安泰とほのめかします。
しかし寅子は「私は法に乗っ取った判断をします」とキッパリ伝えました。
それでも太郎はその土地の風土や人の気持ちに寄り添う気持ちを忘れないで欲しいと意味深に言うのでした。
その時、「黙れ!黙れ!黙れ!このクソジジィ!」という罵声が聞こえてきました。
なんと書記官の高瀬が、森口に掴みかかったのです。
止めに入った寅子は、突き飛ばされて川に落ちてしまったのでした。
山から戻った後
「森口さんは、高瀬書記官を訴えると言うてる!」
太郎は平謝りする寅子たちに、森口が憤慨していると伝え、法に則って判断をするまでだと険しい口調で告げました。
その直後、「と言いてぇとこですが、まぁこっちも話してみまさぁね」と不敵な笑みを浮かべます。
そして太郎は、寅子に森口の調停についても便宜をはかるよう耳打ちするとその場を後にしました。
全身生乾きだった寅子は体だけでなく心も不快になり、苦々しい表情を浮かべたのでした。
つづく
虎に翼16週77話7月16日(火)今日の感想!
放送後の感想とポイントをお届けです。
今日のポイントは
本性を表す兄弟弁護士です。
じわじわネットリと本性を表してきた弁護士の杉田兄弟が怖すぎる~!
笑みを浮かべながら圧力をかけてくる杉田兄弟。
特に兄・太郎さんははっきりと言葉にしないものの、ほぼ丸出しの圧をかけてきましたね。
まさに田舎ならではの『持ちつ持たれつ』が、寅子ちゃんの判事としての清らかさに忍び寄る回でした。
朝ドラファンたちは、特に太郎弁護士のやり口が気になったようでした。
「杉田兄はやはり寅子よりも1枚も2枚もうわ手!」
「太郎弁護士の言うことはその通りだけど、なんか胡散臭くて裏がありそう」
「太郎を演じる高橋克己さん。ねちゃっとした演技、ほんと巧い!」などなど。
キャラクターになりきる俳優・高橋克己さんの演技力に思わず感心するコメントも多かったです。
特に親子の土台作りも目標にする寅子ちゃんにとって、太郎さんは結構イタイところを突いてきましたよね。
弁護士ならではの観察眼や推測力なのか・・・、寅子ちゃんが懐柔されないか心配になってしまいました。
しかし穂高教授や桂場さん仕込みの判事魂を持つ寅子ちゃんです。
きっと癒着を何よりも嫌い、山の境界線の民事調停が解決したら魚屋さんも八百屋さんも全部キッパリと断ってくれるような気がします。
どうか本性を表した杉田兄弟に丸め込まれず、寅子ちゃんは理想に萌える清らかな湧水のような存在でいておくれ〜!
虎に翼16週77話7月16日(火)予告・感想まとめ!
放送前のネタバレ・予告ポイントです。
花江ちゃんのメッセージ
寅子ちゃんは大切なことに気付けるかが見どころになりそうです〜♪
娘・優未ちゃんと暮らしに悪戦苦闘している寅子ちゃん。
そんな自分に喝を入れるかのように、花江ちゃんに「家事も育児も完璧にやってみせる!」と意気込んだ手紙を出しました。
それを読んだ花江ちゃんはきっと「トラちゃん、まだ何にも分かってない!」と感じるのかも・・・。
『トラちゃんにしかできないことを』というメッセージには、花江ちゃんのそんな気持ちが込められている気がします。
かつて花江ちゃんは義母・はるさんが亡くなった後に同じように家事をこなせず、悩んだ時期がありました。
甘味処『竹もと』で一緒にお茶をした梅子さんに悩みを聴いてもらったこともありましたね(第65話)
その時、自分が幸せでないと誰も幸せにできないという大事な事に気づかせてもらえた花江ちゃん。
上手くできない自分の弱みをさらけ出し、義弟・直明くんや子どもたちに助けを求めました。
その結果、家庭ではリラックスして過ごせる猪爪家の雰囲気が作られていったように思います。
そんな経験をしている花江ちゃんだけに、完璧を目指す寅子ちゃんの手紙に違和感を持つのではと思うのです。
花江ちゃんが言いたい『トラちゃんにしかできないこと』とは、娘・優未ちゃんの『母親』を指しているのではないでしょうか。
家族と向き合うということは、献身的に仕事と家事をこなすことではありませんよね。
「トラちゃんが本当に頑張るべきは、娘と一緒の時間を出来るだけ多く捻出することだと気づいて欲しい!」
そんな花江ちゃんの真意が、あのメッセージに隠されていると推測しています。
とはいえ、どうしても「優等生思考」から逃れられない寅子ちゃん!
良い面も悪い面も腹の内の全てを見せ合える関係でないと、まるで仮面家族のままになってしまいます。
花江ちゃんのアドバイスに気づき、優未ちゃんとの関係を再構築出来るかが最大の見どころポイントかも!
もがき続ける佐田親子の葛藤を追いかけていきたい〜♪
以上、虎に翼16週77話のネタバレあらすじ予告でした。