ネタバレ予告あらすじと感想
2024年7月18日(木)放送日
虎に翼16週「女やもめに花が咲く?」
虎に翼16週79話7月18日(木)|優三の事を話せない寅子
*虎に翼16週79話【放送後】のネタバレあらすじ感想です。
新潟地家裁・三条支部にて
書記官・高瀬が怒った理由を分析する裁判官・星航一。
兄の死を受け入れられられず、「乗り越えたフリをするしかなかった」と推察しました。
すると寅子がぽつりとつぶやきます。
「まるで自分のことを言われているようでした」
寅子は航一と2人だけになると、亡き夫の話を娘に語れないことを打ち明けます。
すると航一は親子の溝を埋めようともがく寅子は、「とんでもなく諦めが悪い」と言い、それは「褒め言葉」だと付け加えました。
寅子は航一の分かりにくい優しさを苦笑いで受け止めるのでした。
仕事からの帰り道
道端の木陰で読書をする高瀬を見つけ、声をかけた寅子。
高瀬はズル休みも昨日の諍いのことも謝らないと言い、「訴えられるなら甘んじて受け入れます」と強がります。
さらに、今まで勉強や就職で努力しても、息苦しさは変わらなかったと打ち明けました。
そんな高瀬の真面目な仕事ぶりを褒めた寅子は、明日は職場に来てほしいと微笑んだのでした。
佐田家にて
「あのさ、優未・・・」
帰宅した寅子が、夕飯の支度をする優未に声をかけました。
しかし優未は寅子が口を開く前に「いいからね、もう」と遮り、「お父さんのお腹ギュルギュルのことが分かっただけでいい」と物わかりの言い口ぶりで言うのでした。
優未の小さな背中を見つめた寅子は、ひとつひとつ解決していくしかないと自分に言い聞かせるのでした。
翌朝の事
寅子が出勤すると、高瀬はすでに仕事をしていました。
安堵した寅子は、早速、高瀬と『山の境界をめぐる調停』の資料探しを始めます。
やがて高瀬が重要な手掛かりとなりそうな江戸時代の資料を見つけました。
そんな2人の様子を地元弁護士・杉田兄弟は煙たそうに見つめるのでした。
数日後の調停の日
林業を営む森口と原の山の境界線を巡る民事調停。
寅子は発見した資料を元に、両者に質問をする予定で臨みました。
しかし森口の弁護士である杉田太郎が「実は新たな証拠が見つかりました!」と手を上げ、明治初期に作られた地境協定文書を提出しました。
さらにその資料を基に、森口と原の双方に条件を確認し合うことを提案し納得させたのでした。
「これにて円満解決と言うことで」
太郎が強引に話をまとめると、調停室は乾いた拍手に包まれます。
一方で寅子はキツネに摘まれたような気持ちになるのでした。
調停が終わった後
呆然として肩を落とす寅子と高瀬。
太郎が裏で調停前に根回ししたことは明白で、民事調停など意味がなかったことを突き付けられました。
そこへ、太郎が顔を出しました。
納得がいかない寅子は、和解のきっかけとなった証拠文書の存在をいつから知っていたのかと太郎にたずねました。
すると太郎は地元の人たちが無闇にいがみ合わずに済むよう、平和で穏やかな暮らしを守っているだけだと答えをはぐらかします。
「ここじゃ持ちつ持たれつ、支え合えばいいねっが」
そう言った太郎は、高瀬が森口から訴えられることもないから安心していいと含み笑いを浮かべるのでした。
一方、そんな太郎に寅子は毅然と伝えます。
「森口さんにはこうお伝えください。この暴行の一件はこちらできちんと処置します、と」
寅子は書記官としてあるまじき行為をした高瀬は、裁判所の信頼を守るためにもきちんと処分されるべきだと太郎に伝えたのでした。
顔をつぶされた格好の太郎は、呆れたようにため息をつくと部屋を出ていきました。
その後一人になった寅子が、ぐったりとするのでした。
つづく
虎に翼16週79話7月18日(木)今日の感想!
放送後の感想とポイントをお届けです。
今日のポイントは
高瀬さんとの距離です。
寅子ちゃんと書記官・高瀬さんとの距離が、ゆっくりですが近づいたと感じられる回でしたね。
これまでの高瀬さんといえば、「この線からはこっちに入ってこないで!」と言わんばかりの拒絶ぶりでした。
それが、どうしたことでしょう!
きっと寅子ちゃんの存在は、高瀬さんの周りにいるタイプの大人とは違い、しっかりと自分を見てくれていると感じたのでしょうね。
資料を一緒に探す辺りは、意気が通じ合った頼もしいバディの顔をしていたようにも思えました。
ずっと挙動不審で自信なさげだった高瀬さんでしたが、仕事をサボった次の日には、すっきりした表情さえ浮かべていました。
そんな流れの上で、寅子ちゃんは「きちんと処分します」と宣言したのには驚きました。
でも、高瀬さんは自分の罪をうやむやにされて周りに恩着せがましい態度をされるより、ずっと気分が晴れるような気がします。
この寅子ちゃんの『借りを作らせないぞ!』という対応に、ネット上は賞賛の声が上がっていました。
「高瀬くんのために、あえて波風を立てる寅子ちゃん!立派だよ!」
「寅ちゃんがきちんと処分すると言った!もしや明日は異動させるのか?」
「相手方も両成敗ってできないのかしら?!高瀬くんが心配です(汗」
などなど、寅子ちゃんの苦渋の決断と高瀬くんの今後を心配する多くのファンたちが思いを綴っていました。
最終的に寅子ちゃんは、高瀬さんに対してどんな処分を言い渡すのか!?
停職や減給などの色々な選択肢がある中で、妙案を思いつけるといいですね。
高瀬さんの能力が活かされるような処分になることを期待したいです〜♪
虎に翼16週79話7月18日(木)予告・感想まとめ!
放送前のネタバレ・予告ポイントです。
父の話を聞きたがる娘
優未ちゃんから優三さんの話をせがまれて戸惑う寅子ちゃんに注目です!
亡き優三さんのDNAを色濃く受け継ぐ優未ちゃん。
そんな優未ちゃんから亡き夫・優三さんの話をせがまれ、戸惑ってしまう寅子ちゃんが見どころになりそうです。
前話の第78話で優未ちゃんは、父もテストで緊張していたと知って親近感が沸いたり、興味を持ち始めるのでしょうね。
一方で寅子ちゃんは、そのリクエストに答えることができない原因が分からず悩んでしまうようです。
寅子ちゃんにとって優三さんは、イマジナリー・優三さんを脳内で発動させてしまったほど大切な存在。
優未ちゃんに語るとなると、どうしても『過去の人』として言葉に出さなければなりません。
しかし寅子ちゃんの心の中では、いつだって優三さんが現在進行形で見守っています。
ある意味、寅子ちゃんにとっての心の支えである日本国憲法第13・14条の化身でもあるからです。
しかし娘のために乗り越えなければと、苦悩するような気がしています。
そこで現れるのが、裁判官・航一さんになるのだとか!
いつも何気ないひと言でサラリと寅子ちゃんの心を救ってくれるから、本当に不思議なキャラクターですよね。
そういえば第67話では、甘味処『竹もと』で原稿の最終確認をした際、表紙に名前が掲載されると知った寅子ちゃんは優三さんの夢の話をしていましたよね。
あの時、航一さんはひと通り話を聞いた後、ちょっと残念そうに「なるほど」と答えていました。
航一さんが、寅子ちゃんの心の中では亡き夫がしっかり生きていると悟ったような印象を受けました。
「お手伝いも最後で、会えなくなるのが寂しい」という寅子ちゃんの言葉に、男女の駆け引きのような深い意味はないことも同時に察したのかもしれません。
もしかしたらあのシーンについて再度語られたり、回想で出てくるかもしれないですね。
また航一さんは妻に先立たれた『男やもめ』、寅子ちゃんは夫を亡くした『女やもめ』です。
第79話はお互いの境遇も相まって、2人が一気に打ち解けるチャンスになる可能性もありそう!
最終的に寅子ちゃんは、航一さんのどんな言葉に影響を受けて本心に気付けるのかに注目です〜♪
以上、虎に翼16週79話のネタバレあらすじ予告でした。