ネタバレ予告あらすじと感想
2024年7月29日(月)放送日
虎に翼18週「七人の子は生すとも女に心許すな?」
虎に翼18週86話7月29日(月)|太郎弁護士が号泣する!
*虎に翼18週86話【放送後】のネタバレあらすじ感想です。
三条市内の料亭にて
突然泣き出した弁護士の杉田太郎を抱きしめ、何度も「ごめんなさい」とつぶやいた星航一。
気になった寅子が戦時中の事をたずねると、航一は「秘密です」とはぐらかしました。
寅子はモヤモヤするものの、娘・優未から質問が無神経だと諭されたのでした。
そんな中、突然、消防車のサイレンが街に響き渡ったのでした。
翌日、三条支部にて
前夜の火災は駅前のスマートボール場から出火して近隣4軒を巻き込んだものでした。
『逮捕状請求書』を持って寅子の元へやってきた警察官は、スマートボール場を経営していた朝鮮人が火を放ったことで間違いないと言います。
「ほんねこれらすけ、朝鮮の連中は」
警察官の差別的発言を諫めた寅子は、真実は法廷で明らかになると訴えました。
そんな発言をした寅子を、事務員の小野寅子は驚きの表情で見つめるのでした。
新潟地裁にて
放火事件で逮捕されたのは金子顕秀(かねこあきひで)こと、金顕洙(きんけんしゅ)です。
裁判は寅子と航一と判事補・入倉の合議体によって行われることに決まりました。
起訴状を見た入倉は「また朝鮮人か。事件ばかり起こして困ったやつらですよ」と舌打ちします。
カチンときた寅子が発言の撤回を求めます。
しかし入倉は「そもそも最近やつらが威張り散らしてるから余計な事件が起きる」と反論し、きれい事ではなく現実の話だと主張するのでした。
初公判の日
傍聴人が詰めかける中、寅子は三条支部の事務員・小野の顔を見つけて驚きを隠せません。
杉田兄弟が弁護を務める被告人の金顕洙は、幼少時に家族と共に朝鮮から日本に渡り、弟・広洙(こうしゅ)と三条市でスマートボール場を営んでいました。
しかし経営不振で約100万円の負債を抱え、弟が工場に働きに出て、兄一人で借金返済のため奮闘していた矢先に事件は起きたのです。
火の気のない物置が火元だったこと、事件前に火災保険を契約していたこと、さらに顕洙は火災現場から逃亡していました。
放火及び保険金をだまし取ろうとした詐欺罪の容疑をかけられた顕洙は否認を続けていました。
弟は「兄さんは無実だ!全部間違ってる!」と大声を上げると、朝鮮語でこの国の警察官も裁判官も信じられないから黙っていろと兄に訴えます。
するとその時、小野がつたない朝鮮語で弟をなだめたため、寅子は呆気にとられるのでした。
初公判が終わった後
若い入倉と分かり合えず、脱力していた寅子。
一方、寅子がマージャンの勉強を続けていることを知った航一は、何にでも首を突っ込んでもがこうとする寅子の姿勢に目を細めます。
「佐田さんはそれでいいんです」
航一の笑顔を見つめた寅子は、杉田弁護士を抱きしめて言い続けた「ごめんなさい」の意味が気になって仕方なのでした。
つづく
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虎に翼18週86話7月29日(月)予告・感想まとめ!
放送前のネタバレ・予告ポイントです。
太郎弁護士が号泣する理由
クセ強な地元弁護士・太郎さんの悲しい過去にもらい泣きしそうな予感です。
佐田母娘の前で号泣する太郎弁護士に注目です!
そこで明かされる太郎さんの過去です。
そういえば第77話で寅子ちゃんに太郎さんがこんな言葉をかけたことがありました。
「子どもがいっちゃんうれしいのはね、親がピリピリせかせかしねぇで、自分のことかもてくれることなんらて!」です。
戦争で亡くした娘と孫がいた『じぃじ目線』の発言だと思うと、また感じ方が変わってくるから不思議です。
逆に太郎さんは、娘や孫と親子関係がうまくいっていなかったのかもしれません。
その後悔から、寅子ちゃんには仲良し親子でいて欲しいと気を回した可能性もありそうですね。
このシーンで佐田母娘は、号泣する太郎さんにどんな接し方をするのかも気になります。
普段は判事として、一線引いて弁護士と仕事上の付き合いをしなければならない寅子ちゃん。
しかし戦争による癒えない悲しみは、寅子ちゃんも痛いほど理解できるはずです。
そこでカンの鋭い優未ちゃんは、2人の少しギクシャクとした雰囲気を瞬時に読み取るような気もします。
「お母さんもこのおじさんの気持ち、知ってるよね」と、亡き夫・優三さんの話を寅子ちゃんができるよう促すのかもしれません。
第16週では、優三さんの死を受け入れられていない寅子ちゃんが描かれました。
今回の太郎さんの号泣エピソードによって、また少し優三さんの事が語れるようになる可能性もありそうですね。
一緒にいる優未ちゃんも、また一つ、父親について知る機会になるのかもしれません。
太郎さんの号泣が巡り巡って、佐田母娘の距離感を少し縮めることに繋がったらいいなと妄想しています。
話の流れに乗って、キャラクターに無理やり解決を迫らないところも吉田恵里香さんの脚本の面白い点です!
太郎さんともこの件があったからといって、心からわかり合えるようになるわけではないと予想しています。
それでも新潟の法曹界を支える者同士として『持ちつ持たれつ』を利用しなくても信頼関係は築けると思える回になるといいな〜♪
以上、虎に翼18週86話のネタバレあらすじ予告でした。