ネタバレ予告あらすじと感想
2024年9月2日(月)放送日
虎に翼23週「始めは処女の如く、後は脱兎の如し?」
虎に翼23週111話9月2日(月)|百合の異変に気付く寅子
*虎に翼23週111話【放送後】のネタバレあらすじ感想です。
1959年(昭和34年)11月
航一と高校一年生になった娘・優未と猪爪家を訪れた寅子。
家族同然の寿司職人・道男が作った特上寿司を堪能して感激します。
この頃、猪爪家の家族たちにも変化が訪れていました。
甥の直人は一浪の末に司法試験に合格し、現在は司法修習生になっていました。
そしてプロのミュージシャンを目指す直治は、ダンスホールで働き続けながら少しずつ演奏の仕事も増えています。
そして義姉・花江は、弟・直明とその妻・玲美の子どもを本当の孫の様に可愛がっていました。
一方、星家の長男・朋一は判事補になり長崎地裁に赴任中で、大学生の長女・のどかも忙しい日々を送っていました。
継母・百合は物忘れが多くなり、家族の心配の種となっています。
そして、45歳になった寅子も疲れやすいなった自身の体に戸惑っていたのでした。
東京地裁にて
約4年間で27回にも及ぶ準備手続が終わった『原爆裁判』。
「ここからが本当の始まりです。あの戦争をどう捉えるのかという難しい問題を含む裁判ですから、誠心誠意臨みましょう!」
難しい裁判に臨むことになる寅子と上司の汐見・同僚の漆間は、法廷の場で全ての論点について議論を尽くすことを誓うのでした。
山田轟法律事務所にて
「やらねばならん!決して風化させないためにも、今、動かなければ!」
いよいよはじまる口頭弁論に向けて、原告代理人の弁護士・雲野六郎は気合いを入れ直すと同時に、あらためてよねと轟に協力を求めます。
そこへ、梅子が作ったばかりのおにぎりを持ってきました。
途端に満面の笑顔になった雲野が「いや~、私はお握りが大好きなんだ」とおにぎりを持ったその時です。
なんと六郎は急に悲痛な顔を浮かべ床に倒れ、そのまま帰らぬ人になったのでした。
その後、よねは雲野の訃報を寅子に伝えます。
そしてよねは、原爆裁判に関わっていることを理由に、葬儀にも山田轟法律事務所には来るなと言います。
「判決に難癖つけられたくないだろ」
よねの助言を受け止めた寅子は、「私の分まで手を合わせてきて」とよねと轟に託したのでした。
雲野の葬儀の後
雲野と共に『原爆裁判』を進めていた弁護士・岩居。
しかし雲野亡き後、原告代理人として全うできるか自信を失っていました。
そんな岩居の背中をよねと轟が力強く押すのでした。
「あなただって雲野先生の遺志を、こんなところで途絶えさせたくないはずだ!」
1960年(昭和35年)2月
『日米安保条約』の改定が行われ、日米の協力体制が強化されたその翌月。
原爆裁判の第1回口頭弁論の日がやって来ました。
寅子は緊張した面持ちで席に着きました。
原告代理人席には、岩居と共によねと轟の姿もあります。
やがて、誰も居ない傍聴席に杖をついた老人が入って来ました。
寅子に手を振って微笑んだその老人は、なんと記者の竹中だったのでした。
つづく
虎に翼23週111話9月2日(月)今日の感想!
放送後の感想とポイントをお届けです。
今日のポイントは
志半ばで逝った恩師です。
弁護士人生の集大成ともいえる裁判の直前に、雲野先生が逝ってしまいました。
まさか雲野先生が、倒れたまま亡くなってしまうなんて!
岩居先生の方が先に体調不良になったと話題に上がった直後だったため、完全に油断していました。
轟くんが寅子ちゃんにかけた電話で「葬儀は・・・」と言うまで、安否が分からない展開もハラハラでしたね。
第98回で轟くん&よねさんに助っ人をお願いした時に、フラグが立っていたとはいえやはり寂しい限りです。
志半ばで最期を迎えた雲野先生に向けて、ネット上には朝ドラファンからたくさんのコメントがあふれています!
「雲野先生、山下清で笑ってたら逝ってしまって、あまりにも突然すぎてびっくり」
「まさか雲野先生がこの大一番で退場とは・・・、前途多難だ・・・」
「立場上、葬儀に行けなかった寅子ちゃん。本当は直接お別れしたかっただろうな・・・」などなど。
コミカルな『裸の大将』へのオマージュからの突然死という落差がとにかく凄かったですね!
展開に頭と心が追いつかないファンも多かったようです。
また雲野先生が物語から退場した後、すっかり年齢を重ねた風貌の竹中記者が入れ替わりでイン!
寅子ちゃんも「あの顔は・・・まさか?!」と、存在に気づいた様子でした。
竹中さんが傍聴席に居た理由は、生前の雲野先生から取材を頼まれていたからと判明しています。
轟さん&よねさんとはまた違った形で遺志を引き継ぎ、ペン1本で国に挑もうとしているのかもしれません。
竹中さんがどんな記事を書いて、この原告側に追い風を吹かせるのかも注目ですね。
とにもかくにも雲野先生、本当にお疲れさまでした!
雲野先生は熱い思いを持った人情派弁護士であり、癒しキャラでもありました。
重くなりすぎないようコメディアンの真骨頂を見せてくれた雲野先生役・塚地武雅(つかじむが)さんにも最大限の拍手を送りたい〜♪
虎に翼23週111話9月2日(月)予告・感想まとめ!
放送前のネタバレ・予告ポイントです。
百合さんに何があったの?!
家族のようなものを休止した途端、様子がおかしくなるという百合さんが心配です。
星家の暮らしの中で欠かせない存在の百合さん。
そんな百合さんの異変の原因が何なのかとても気になります。
しばらくの間は寅子ちゃんと優未ちゃんのおかげで、家族の一員を実感できていたのかもしれません。
それが休止されたことで、何か張り合いを失ってしまったのかもしれませんよね。
一方で、結婚制度や同居問題にも切り込んできた『虎に翼』。
もしかしたら、介護問題のようなところまで手をつけるのかもと妄想しています。
原因は分からないけれどどこか様子がおかしいとなると、認知症の走りのような症状も考えられますね。
テキパキと家事をこなしていたのにできなくなったり、ぼーっとする時間が増えていたり・・・。
脚本家の吉田さんなら、そこから若い世代がケアを担う『ヤングケアラー問題』などにも触れそうな気が!
その場合は、のどかさんや優未ちゃんが絡んでくるのかもしれませんね。
家事を担っていた百合さんが物理的にできなくなることで、家族のようなものを復活させるなんて展開も面白そうです。
そこで家政婦として星家に花江ちゃんが出入りする展開もあったらいいなと想像しています。
折に触れて花江ちゃんは、自分が外での稼ぎがないことを気にしていました。
新潟編の際に、寅子ちゃんの元へ稲さんを送り込んだのも花江ちゃんでしたし!
パートのような感覚で、寅子ちゃんのためにお給金をいただきながら家事を担当するのはアリな気がします。
お互いにWIN-WINの関係になれそうですよね。
ただ猪爪家には、ほぼ同じタイミングで赤ちゃんが誕生しています。
玲美さんが仕事を辞めて母親業に専念していれば、花江ちゃんのパートも可能かもしれません。
しかし玲美さんが仕事を手放さなかった場合は、花江ちゃんの社会人デビューは難しくなりそうです。
家族のようなものが休止された後、どんな風に星家&佐田家の面々は同居を続けているのかにも注目です。
家族の在り方を今一度考えさせられるような展開になるのではと、少し怖さも感じつつ見届けたい〜♪
以上、虎に翼23週111話のネタバレあらすじ予告でした。