ネタバレ予告あらすじと感想
2024年9月3日(火)放送日
虎に翼23週「始めは処女の如く、後は脱兎の如し?」
虎に翼23週112話9月3日(火)|法廷に立ったよねが迫る
*虎に翼23週112話【放送後】のネタバレあらすじ感想です。
1960年(昭和35年)2月
記者・竹中が傍聴席で見守る中で始まった『原爆裁判』の口頭弁論。
争点は原爆投下が国際法に違反しているか、及び、敗戦後に放棄した損害賠償請求権を国が保証する義務があるかの2点です。
原告側(被爆者)と被告側(国)は、それぞれ別々の国際法学者に鑑定を依頼することになりました。
準備に時間を要するという原告側の意向により、第2回の開催日は8月に決まります。
速やかに裁判を終わらせたい反町は、明らかに不満のこもった様子で日程を受け入れたのでした。
口頭弁論が終わった後
竹中を囲んで談笑する原告代理人の岩居と轟とよねに遭遇した寅子。
立場を考えて距離感を保とうとすると寅子に、よねは原爆裁判に対する強い思いを伝えたのでした。
「意義のある裁判にするぞ」
地裁の廊下にて
「こっち座れよ。お嬢ちゃん」
懐かしい呼び方で寅子に話しかけた竹中は傍聴に来た理由を明かします。
それは、亡くなった弁護士・雲野から原爆裁判を記録して広く伝えてほしいと託されたからでした。
「そろそろあの戦争を振り返ろうや。そういう裁判だろ?」
竹中から問われた寅子は、改めてこの裁判の重みを感じるのでした。
星家にて
「最近の寅子さんの様子が気になっていまして・・・」
図書館から帰って来た航一が寅子に『更年期障害』という本を差し出します。
この当時「更年期」という言葉が少しずつ世間に知られるようになっていました。
不調を口にするようになった寅子の体を気遣う航一は、同時に物忘れがひどくなっている継母・百合のことも調べてきたと言います。
航一の手帳には『老年性痴呆』についてのメモがびっしりと書かれてありました。
寅子は「まさか」と「やっぱり」の気持ちが混ざり合い、動揺するのでした。
1961年(昭和36年)6月
航一の長女・のどかは銀行に就職し、寅子たちとの関係も良好です。
しかし百合の症状は1年半の間に随分と進行してしまいました。
話し合った寅子と航一は、平日に百合が1人にならないように家政婦・吉本を雇ったのでした。
『原爆裁判』鑑定人尋問にて
いまだ結審しない原爆裁判の傍聴人席は相変わらず竹中のみです。
原告側(被爆者)の鑑定人と、被告側(国)の鑑定人が証言台に立ちました。
鑑定人は共に国際法学者ですが、主張はまるで違います。
やがて原告団のよねが、国側の鑑定人・喜納への反対尋問を始めました。
そもそも国際法では国と国同士でしか相手を訴えられないため、国民個人として賠償を請求できません。
その上、日本は損害賠償権を放棄しているため相手国を訴えることは不可能です。
それでもよねは、日本国憲法においては主権は1人1人の国民にあり、個人の権利が国家に奪われることはないと指摘します。
「憲法と国際法および国際条約の規定と、法的にはどちらを上位に考えれば良いとお考えですか?」
よねの鋭い質問に窮した喜納は、苦し紛れに「戦時中に今の憲法は存在しません」と答えました。
するとよねは、「原告は今を生きる被爆者ですが?」と怒りを滲ませるのでした。
つづく
虎に翼23週112話9月3日(火)今日の感想!
放送後の感想とポイントをお届けです。
今日のポイントは
手に入れた唯一の武器です。
やっと法廷に立ったよねさんの姿に、全朝ドラファンが大よろこびですー!
これまでにも増して引き締まった表情のよねさん。
原告たちのために、何としても勝利するぞという強いオーラが随所にダダ漏れです。
国側の代理人・反町のやる気があるんだかないんだかわからない無表情との対比も、よねさんの静かな熱をより引き立てていたようでししたよね。
そんな中、国側の立場を主張する鑑定人に言い放った「原告は今を生きている被爆者ですが」というセリフに、多くの浅地らファンが痺れました。
「ずっと自分を曲げずにきたよねさんだからこそ、相手をあんなに追い詰められたと思う」
「全身から怒りのオーラが立ち昇るよう。かっこいい」
「弁護士よねさんの法廷での姿が見れて感無量。原告への思いが滲み出てた」などなど。
法廷に立つよねさんが真正面から挑んだシリアスシーンに感動する人が続出していました!
これまでよねさんは深い言葉を数多く残しています。
その中でも、明律大学女子部時代にクラスメイトたちと裁判を傍聴した後に発したセリフを思い出しました。
「本来、法律は力を持たない私たちが、ああいうクズをブン殴ることができる唯一の武器」(第10話)
諦めずに手に入れた『唯一の武器』を携えて、原爆裁判の法廷に立っていると思うと本当に感慨深いです。
物語上の『原爆裁判』の行方はまだ分かりませんが、きっとよねさんは全ての力を注いで意義のある裁判にしてくれるはずですね!
虎に翼23週112話9月3日(火)予告・感想まとめ!
放送前のネタバレ・予告ポイントです。
竹中記者が再登場です~!
重要な裁判の記録を未来へ残す役目を担う竹中記者に注目です~!
鋭い眼光で真実を見逃さない新聞記者・竹中さんが再登場です!
おそらく『原爆裁判』の記録を伝える記事になるでしょうから、シリアス寄りな演技になるのかもしれません。
今回、この裁判に満身創痍で望む雲野先生から頼まれてやってくるという竹中さん。
年齢を想像すると、竹中さん自身も記者人生の総決算のような感じでこの裁判の記事化に取り組む可能性が考えられますね!
学生時代から寅子ちゃんと何かと縁があった竹中さん。
前回登場したのは、アメリカ帰りの寅子ちゃんを密着取材した頃です(第71話等)
そのため、調子に乗りまくっていた頃の寅子ちゃんが印象に残っている可能性がありますよね。
あの頃に比べ随分と内面的に成長をした寅子ちゃんに再会した時、どんな言葉をかけるのかなと楽しみです。
「あのまま天狗にならなくてよかったよ。良い年の取り方したな!」なんて言ってくれないかな~♪
また今後、竹中さんの記事が新聞に掲載され、社会機運が高まることで裁判の流れを後押しするなんて展開も面白そうですね。
なんだかんだと言いながらも、弱者の味方となって記事を書くことで世の中の当たり前と戦ってきた竹中さん。
場合によっては、原爆裁判エピソードの結末と共に物語から退場する流れも十分ありえます。
序盤から折に触れて朝ドラを彩った竹中さんにも、有終の美を飾れるようなキャラエンドが待っていることを期待します~!
以上、虎に翼23週112話のネタバレあらすじ予告でした。