ネタバレ予告あらすじと感想
2024年9月4日(水)放送日
虎に翼23週「始めは処女の如く、後は脱兎の如し?」
虎に翼23週113話9月4日(水)|原爆裁判に世間が注目!
*虎に翼23週113話【放送後】のネタバレあらすじ感想です。
『原爆裁判』鑑定人尋問にて
「米国にも国にも賠償責任を求められない場合、今苦しんでいる被爆者はどこに助けを求めればよいとお考えですか?」
寅子が被告(国側)の鑑定人・嘉納に質問しました。
すると嘉納は、法学者として答えることはできないとかわすのでした。
閉廷した後、嘉納は被告代理人の反町に「被爆者の方々には同情するが賠償権が存在するとは到底言い難い」と言い、政府による別の救済方法を考えるべきだと持論を口にします。
すると無表情を貫く反町は被爆者個人への同情から国際法を拡大解釈するわけにはいかない「法は法。それだけです」と片づけようとします。
そんな反町の立場を理解する嘉納は、力なくつぶやくのでした。
「お互い、結構なものを背負わされてるね・・・」
しばらくして
記者・竹中の『原爆裁判』を伝える記事が雑誌に掲載されました。
「被爆者はどこに助けを求めればいいのか?」
渾身のルポルタージュは、亡くなった雲野弁護士の願いを叶えるように世間の注目を集め、誰も居なかった傍聴席に記者や市民が詰め掛けるようになりました。
一方、原告が求める損害賠償請求権を認めることは法的に難しいことを痛感する寅子は、悩ましい思いを航一に打ち明けるのでした。
「自分に何ができるのか、考えても考えても分からなくて・・・」
甘味処・竹もとにて
法をつかさどる自分の無力さや限界を感じる寅子は、プライベートでも問題を抱えていました。
『老年性痴呆』がひどくなる航一の継母・百合に毎日のように振り回され、寅子自身も更年期の症状に苦しんでいます。
そんな寅子を年上の梅子が明るく励ますのでした。
「トラちゃん、こちら側へようこそ!ほて、ほて」
山田轟法律事務所にて
原告側にとって原爆裁判は劣勢でした。
そんな中、原告のひとりで被爆者・吉田ミキという女性が法廷に立つ意思を固めてくれました。
交渉にあたっていた原告代理人代表の岩居弁護士は、「いい風が吹いてきたぞ。ひょっとしたらひょっとするかもしれん!」と声を弾ませます。
しかし轟は、吉田が世間の好奇の目にさらされることを心配しました。
するとよねが轟を諫めるのでした。
「どの地獄で何と戦いたいのか決めるのは彼女だ!」
その後、3人はよく話し合い、東京地裁に『当事者尋問』を申請したのでした。
星家にて
「被害者本人が法廷に立つ意味って何かしらね・・・」
勇気をふり絞って法廷に立つ覚悟を決めた吉田ミキの思いを想像する寅子。
そして、「なぜいつも国家の名の下に個人が苦しまなければならないのか」と自問自答を繰り返します。
憲法に記されている「すべて国民は個人として尊重される」の意味を追い求める寅子を、航一は見守るのでした。
そんなある日
星家で事件が起こりました。
百合は作ったばかりの夕食が腐っていると言い出し、一心不乱に料理を捨て始めました。
そんな百合にうんざりしながらも、優未は深呼吸をして気持ちを落ち着けます。
しかしその時、騒動に気付きながらも何もしなかった航一の長女・のどかを見つけ、優未は怒りがこみ上げます。
そんなのどかを百合がかばいました。
しかしのどかは、百合に「これ以上私に求めないでほしい!」と冷たく言い放ったのでした。
のどかの態度に激怒した優未は、「バカ!バカ!」と何度もたたいた上に蹴り倒し、どこかへ走り出して行ったのでした。
つづく
虎に翼23週113話9月4日(水)今日の感想!
放送後の感想とポイントをお届けです。
今日のポイントは
人格まで変わる百合さんです。
百合さんの認知症がかなり進んでいるシーンが丁寧に描かれていました。
始めは物忘れ程度だったのに、徐々に人格まで変わってしまった百合さん。
かつての上品な雰囲気が失われていく姿が、かなりリアルすぎる〜!
思わず物語に引き込まれて、心が苦しくなるほどです。
グラデーションのように変わる症状を見事に演じる百合役・余貴美子さんの役者魂を感じました。
特に朝ドラファンたちは、百合さんに翻弄される星・佐田家の面々も気がかりのようです。
「この時代の認知症はケアする側は、今よりもっと大変だったろうな・・・」
「のどかは壊れていく百合さんを見るのが耐えられないんだと思う」
「寅子も更年期で百合さんに付き合うの大変かも」などなど。
ネット上には認知症の家族を抱える寅子ちゃんたちに、共感する感想が多く上がっていました。
そんな中、のどかさんと優未ちゃん間に勃発した『姉妹のようなものゲンカ』。
優未ちゃんがキメた渾身のキックが、今後の2人の関係にどう響いていくのかも楽しみです。
辛い現実から目を逸らさずに、2人で力を合わせて乗り越えられるといいな〜♪
虎に翼23週113話9月4日(水)予告・感想まとめ!
放送前のネタバレ・予告ポイントです。
原爆裁判が学者鑑定へ!
重大な裁判はいよいよ核心部分に焦点が当たっていくようです。
原爆裁判の物語が進み始めました。
ここで原爆投下が国際法に違反しているかどうかを専門家である国際法学者に鑑定を依頼するシーンに注目です。
鑑定内容によっては、裁判の結果が大きく左右される重大な局面と言えますね。
史実上の『原爆裁判』でも、国際法学者の鑑定が求められていました。
裁判所が普段取り扱わない『国際法』について審議しなければならなかったためだとか。
原告側から1人、被告である国側から2人の専門家が選ばれ、鑑定が行われたそうです。
ちなみに結果は、3人とも『違反する』あるいは『違反と判断すべき筋が強い』というものでした。
ドラマ上に置き換えて考えると、雲野法律事務所陣営から1人、国側から2人選ばれるという構図です。
これは国側が2人とも違反ではないと言ってしまえば、原告側は負けてしまう劣勢配置とも言えます。
その辺りの不利な流れから、史実同様に国際法学者3人とも『違反』と判断する大逆転な展開になるのかも!
国側が身内だと思っていた国際法学者2人から裏切られて落胆するシーンも描かれる可能性がありそうです。
ただ鑑定結果が描かれるのは、まだまだ先になるのかもしれません。
史実でこの先に起こりうる展開を頭に入れながら『原爆裁判』のシーンを追いかければ、より深く物語を味わえそうな予感!
志半ばで倒れてしまった雲野先生の思いを背負う岩居弁護士を支えるよねさん&轟くんにも注目です♪
以上、虎に翼23週113話のネタバレあらすじ予告でした。