ネタバレ予告あらすじと感想
2024年9月23日(月)放送日
虎に翼26週「虎に翼」
虎に翼26週126話9月23日(月)|美佐江の娘に向き合う!
*虎に翼26週126話【放送後】のネタバレあらすじ感想です。
東京家庭裁判所にて
寅子の名前を知る少女・美雪は『赤い腕飾り』の森口美佐江の娘でした。
しかも美佐江は美雪が3歳の時に自殺していました。
衝撃の事実を知り震えが止まらない寅子に、美雪の祖母・佐江子は、前日に美雪が再び警察に補導されたと打ち明けます。
「こんなお願いを佐田さんにすることは間違っていると分かっています。でも美雪に、このまま娘(美佐江)をなぞってほしくない。どうか、どうか・・・」
佐江子から助けを求められた寅子は、激しく心を揺さぶられるのでした。
その夜、星家にて
「蓋をしてきたものと向き合うのは苦しいわね・・・」
寅子は美雪のことを航一に明かし、やりきれない表情を浮かべます。
そんな寅子を励まそうと、航一は「ちちんぷいぷい〜!」と明るい声を張り上げるのでした。
するとそこへ、裁判官を辞めたばかりの長男・朋一がやって来ました。
なんと朋一は、『家具職人』になることを決めたと言い、修業のために明日から岐阜へ行くと報告しました。
「法律とは距離を置きたい・・・」
そう言った朋一は、法律を学んだ時と同じくらい胸が熱くなったと思いを語ります。
そんな朋一の決意を聞いて安堵した航一は、うれし涙を浮かべながらエールを送るのでした。
「じゃあ楽しんでおいで。乾杯!」
山田轟法律事務所にて
尊属殺の重罰規定が合憲か違憲かを問う美位子の裁判を数日後に控える中。
よねは壁に書かれた憲法第14条を見つめ、この憲法に見合った世の中になっているのかどうか考えていました。
そんな感傷的なよねに対して、轟は心を痛めている暇も緊張している暇もないと喝を入れます。
そして2人は、口頭弁論の練習を始めたのでした。
1972年(昭和47年)5月
満員の傍聴席の最高裁大法廷。
桂場をはじめとした15人の判事が勢ぞろいする中で開廷しました。
凛とした姿で口頭弁論に立ったよねは、昭和25年に最高裁で合憲判決された尊属殺の重罰規定は明らかな憲法違反だと訴えます。
そして道徳の原理を踏みにじったのは父を殺した美位子なのか、娘に非道の限りを尽くした父親なのかを問いかけました。
「当然、正当防衛もしくは過剰防衛に該当する。もし今もなお尊属殺の重罰規定が憲法第14条に違反しないものとするならば、無力な憲法を無力な司法を無力なこの社会を嘆かざるをえない!著しく正義に反した原判決は破棄されるべきです!」
同じ頃
『窃盗教唆』と『売春防止法違反』によって、再び美佐江の娘・美雪が家裁に送致されてきました。
厳しい表情で『少年保護事件記録』に目を通した寅子。
蓋をしてきた過去と向き合い始めるのでした。
一方、家裁の面接室には、制服姿の美雪が一人たたずんでいたのでした。
つづく
虎に翼26週126話9月23日(月)今日の感想!
放送後の感想とポイントをお届けです。
今日のポイントは
よねさん魂の口頭弁論!です。
桂場さんを睨みつけるよねさんの瞳の奥に、底しれぬ怒りが宿っていて吸い込まれるようでした!
大法廷で行われた口頭弁論のシーンに思わず見入ってしまいました。
まさに自分の信念を曲げずに生きてきた彼女が弁論したからこそ、胸に響きまくりでしたね!
しかも寅子ちゃんの「はて?」と、よねさんお決まりのフレーズ「クソだ」が両方が聞けました。
全朝ドラファンが拍手を贈りたくなるような口頭弁論に仕上がっていて、大感動の朝になりました!
このよねさんによる魂の口頭弁論には、多くの朝ドラファンの注目も集まっていました。
「最高でした!彼女のキリリとした信念が直に伝わって聞き入りました」
「美位子さんの弁護だけど、それだけでないよねさん自身の怒りが込められていた!」
「はて?からの弁論、本当に研ぎ澄まされていて震えたし泣いちゃった」などなど。
まさによねさんの人生全てが詰まった集大成のようなシーンに、賞賛のコメントが多く寄せられていました!
また相棒としての轟くんのサポートも光っていましたね。
真面目でガチな空気になりやすいよねさんのシーンを程よく軽くする存在は大きかったように思います。
弁論練習でのチョップも、法廷での「行け!山田」とつぶやくセリフも。
観ているこちらに、ひと呼吸する間合いを与えてくれました。
そのおかげで、最後まで目を逸らさずに魂の口頭弁論を受け止められたように思います。
さて、よねさんからの「はて?」に対して、桂場さん率いる15人の裁判官たちはどう応えるのか?!
世間の関心が集まるこの裁判の行方に注目です。
早くも『虎に翼ロス』の足音がしていますが、最後には良い方向に向かうと信じて残り4話を見届けたいと思います〜♪
虎に翼26週126話9月23日(月)予告・感想まとめ!
放送前のネタバレ・予告ポイントです。
美雪ちゃんと向き合う!
新潟編でやり残したエピソードの回収に向けて物語が動き始めます〜♪
美佐江さんの娘・美雪ちゃんの件をお願いされる寅子ちゃんに注目です!
法制審議会少年法部会の委員を務める中、かつて向き合えなかった美佐江さんの件が引っかかる寅子ちゃん。
美佐江さんが自死したと知った寅子ちゃんが、佐江子さんの願いを聞き入れる経緯も気になりますね。
きっと新潟編に置いてきた美佐江さんの問い『なぜ人を殺してはいけないのか?』に、寅子ちゃんがもう一度向き合うことになるのではと想像しています。
美雪ちゃんは同級生の少年を突き落としてケガをさせたために、家庭裁判所に送致されました。
もしかしたら「人を殺してみたかった」などと、彼女なら平然と言う可能性もありますね。
美佐江さんがパワーアップしたようなサイコパス・キャラが、美雪ちゃんなのかもしれません!
そんな彼女に寅子ちゃんがどう対応し、更生へと導けるのかがラストに向けた見どころになりそうです。
ちなみに寅子ちゃんのモデル・三淵嘉子さんは新潟地家裁の所長就任時、インタビューに答えています。
その中で『昔なら非行少年は特別(な子どもたちが起こすもの)と思われていたが、今、向き合う非行少年たちは普通の少年たちとちっとも変わらない』と述べていました。
美雪ちゃんのエピソードは、一見、何の問題もなく見える非行少年たちに心を痛めていた三淵さんの想いに、物語の形で応えるものになるのかもしれません。
新潟では美佐江さんと向き合えることができなかった寅子ちゃん。
その後、美佐江ちゃんは大学進学で上京したため、進展なく終わったままとなっていました。
今度は愛を持って美雪ちゃんの心を救う寅子ちゃんの姿を見たいです〜!
以上、虎に翼26週126話のネタバレあらすじ予告でした。