ネタバレ予告あらすじと感想
2024年9月24日(火)放送日
虎に翼26週「虎に翼」
虎に翼26週127話9月24日(火)|美雪に審判を下す寅子!
*虎に翼26週127話【放送後】のネタバレあらすじ感想です。
家庭裁判所・少年部にて
窃盗教唆と売春防止法違反の疑いで再び家裁に送致されてきた美佐江の娘・美雪。
美雪は調査官との面接の前に寅子に挨拶をしたいと願い出ました。
「お会いできて嬉しいです!佐田先生」
声を弾ませた美雪は、あっさりと罪を認めます。
その上で、「どうして人を殺しちゃいけないのか?」と質問しました。
かつて美佐江がした質問と同じだったため寅子は衝撃を受けたのでした。
そんな美雪に寅子は、人は生きることに尊さを感じて人を殺してはいけないと本能で理解していると言い、命を奪う側にならない努力をすべきだと諭したのでした。
しかし
寅子の答えに美雪は納得できません。
なんと制服のポケットから隠し持っていたナイフを取り出しました。
美雪は、寅子が「母も娘も他の子たちとは違う。異質で特別で手に負えず救うに値しない存在」だと考えているはずだとにらみつけました。
すると寅子は、美佐江を恐ろしい存在と勝手に決めつけたことが過ちだったと打ち明け、美佐江はどこにでもいる普通の女の子だった言います。
「私は美佐江さんに対して全てを間違えた。もっと話をすべきだった。寄り添うべきだった。一人の大人としてそうすべきだった。ごめんなさい」と謝罪しました。
さらに、親にとらわれ縛られ続ける必要はなく、どんな自分でいたいか教えてほしいと美雪に訴えたのでした。
しかし寅子の切なる思いは美雪に届きませんでした。
「そんなのつまらない!ありきたり!そんな私じゃダメなんです!」
美雪はナイフを床にたたきつけると部屋を飛び出していったのでした。
その後、寅子は美雪を『試験観察』にするとして、民間施設でしばらく生活させることにしたのでした。
半年後
施設では一切問題を起こさずに過ごしていた美雪。
その状況を聞いて安堵した寅子は、審判を下すことを決めました。
寅子が向き合った美雪は半年前とは違い、穏やかな顔つきです。
「まだあの施設にいてもいいですか?」
美雪はそう言うと、家に帰れば祖母・佐江子は心が休まらず、美佐江のこと思い出し続けるのも申し訳ないため一緒にいない方がいいと理由を口にしました。
一方で佐江子は、離れて暮らしてホッとしたのは事実だと認めながらも、施設で更生しようと頑張っていた美雪と会うのが楽しみだったと語りました。
すると美雪は、ようやく本心を口にします。
「おばあちゃんと一緒にいたいです・・・」
美雪の言葉を聞き、しっかりと人生を歩んでいけると判断した寅子は、美雪を『不処分』にすると決めたのでした。
審判を終えた後
美雪を担当した調査官・音羽と今回のことを振り返る寅子。
考え方の違いはあるものの、お互いのやり方について率直に話せる間柄になったのでした。
1973年(昭和48年)4月
最高裁大法廷で争っていた『尊属殺』の美位子の裁判の判決日がやって来ました。
長官室で法服姿になる桂場。
いつも以上に険しい表情を浮かべるのでした。
つづく
虎に翼26週127話9月24日(火)今日の感想!
放送後の感想とポイントをお届けです。
今日のポイントは
20年越しの答えです。
寅子ちゃんは蓋をしてきた過去に向き合い、乗り越えることができました!
美雪ちゃんが寅子ちゃんに対して、母・美佐江さんと同じ質問をぶつける展開が見れました!
その答えが至極真っ当でシンプルな答えだっただけに、かえって美雪ちゃんの心に刺さったと思います。
原点に戻り、命こそ全ての人が持つこの上ない特別なものだと改めて考えさせられるシーンになりました。
それにしても1人2役で美雪/美佐江を演じた片岡凛(かたおかりん)さんの演技も素晴らしかったですね。
美佐江さんの早熟さとは対照的に、美雪さんはどこかあどけなく未熟な少女に見えました。
同じ人が演じているとは思えないほど、似ているけれど違う人物なのだと分かるお芝居に脱帽です。
ネット上には、寅子ちゃんと美雪さんがガブリ四つで向き合った姿を賞賛する声が溢れていました。
「あの時の宿題をようやくなしえた寅子。愛の家裁だねぇ」
「美雪に対峙する寅子の台詞、どれも良かった。息を呑んで観ちゃった」
「長い時間と多くの別れを経て、寅子はこの答えに辿り着けたんだろうね(涙」などなど。
マルっと1話分を使ってたっぷり2人のやりとりを見せてくれた製作陣の気合いはしっかりと朝ドラファンに届いていたようです。
最終的に美雪さんも不処分になり、更生の兆しまで見られて気分もスッキリ。
加えて、寅子ちゃんの背中を間近で感じてきた音羽調査官が、未来の家庭裁判所にとって頼もしい存在に成長してくれたのも良かったです。
『愛の家庭裁判所』という大事な軸は失わず、より良く進化する希望が持てる着地点になりましたね!
さて、次回はいよいよ美位子さんの裁判に最終判決がくだりそうです!
こちらも美佐江・美雪問題と同じくハードな展開が予想されますね。
朝ドラ史に残るような神回になる予感が止まらない〜♪
虎に翼26週127話9月24日(火)予告・感想まとめ!
放送前のネタバレ・予告ポイントです。
愛の裁判所を貫く
少年少女たちの人生に向き合う寅子ちゃんの思いが描かれそうです!
ご存じの通り『虎に翼』のモデル・三淵嘉子さんは、家裁の判事として多くの少年事件に携わり、ひとりひとりの少年少女たちの更生と健全育成に尽力しました。
東京家庭裁判所では約10年間勤務し、その間に約5,000人もの少年少女と向き合ったそうです。
少年事件が急増した昭和40年代、三淵さんは「愛の裁判所」の理念を掲げ続け、調査官たちと協力して補導委託先などの関係機関とも積極的に連携して少年たちの更生支援に取り組みました。
ちなみに審判の際に少年たちへの語りかけは、本人、親、同席の調査官等まで感動の涙を流すほど心に響くものだったのだとか。
また『東京少年友の会』という、家裁に係属した少年の再非行防止と更生に協力するボランティア団体を立ち上げるなど、少年たちの更生に情熱を注いだそうです。
三淵さんは「少年事件は私の生き甲斐でした」と自身の人生を振り返っています。
そして、『虎に翼』のヒロイン・寅子ちゃんも、三淵さんと同じ生き方を貫いていますよね。
物語りの終盤となる第127話では、大事なパートナーである音羽調査官と意見をぶつけ合う展開が待っています。
判事と調査官という立場の違いが描かれそうです。
そして、音羽綾子役を演じるのは今作が朝ドラ初出演の円井わん(まるい)さんです。
ちなみに本名は中西麻梨香さんというお名前なのだとか。
大阪出身の円井さんは1998年(平成10年)1月3日生まれで2024年現在26歳。所属事務所は『スクワッドマネジメント』(今村謙斗さん、末松暢茂さん等)です。
5歳頃から漠然と女優になりたいという思いを抱き、高校卒業後に上京しました。
偶然の出会いから映画『獣道』でデビューを果たし、その後も映画やドラマ、CMなど幅広く活躍しています。
最近では『セクシー田中さん』(2023年・日本テレビ)、『不適切にもほどがある!』(2024年・TBS)などの話題作に出演しています。
そんな円井さんは自由な性格で、思い立ったらすぐに行動に移すタイプだとか。
演技に対する姿勢も独特で、台本を3回読んで捨てるなど、自由な演技スタイルを身につけているそうですよ。
寅子ちゃんと円井調査官のぶつかり合いに注目です~!
以上、虎に翼26週127話のネタバレあらすじ予告でした。