ネタバレ予告あらすじと感想
2024年9月27日(金)放送日
虎に翼26週「虎に翼」
虎に翼26週130話(最終回)9月27日(金)|地獄の人生を生きた答え
*虎に翼・最終回26週130話【放送後】のネタバレあらすじ感想です。
1999年(平成11年)
寅子が亡くなってから15年が経ちました。
かつて寅子が訴え続けていた、性別に関係なく個性と能力を発揮できる社会の実現を目指す『男女共同参画社会基本法』が施行されました。
55歳になる優未は、自宅で着付けや茶道のお教室を開く一方で、雀荘の仕事や寄生虫研究の雑誌の編集に携わっています。
そして、85歳になっても茶目っ気たっぷりな花江とそのひ孫たちの面倒を見る生活を送っていました。
一方、優未の横にはいつも寅子がいますが、優未は寅子の存在には気づいていないのでした。
星家にて
子供たちに縛られず自由に過ごしたい航一は今は老人ホームで暮らしています。
そんな航一が一時帰宅で自宅に戻って来ました。
家具職人として活躍する長男・朋一、今も芸術を満喫する長女・のどかと共に優未は航一を温かく出迎えたのでした。
そんな中、優未は航一にある秘密を明かします。
法律を身近に感じるようになっていた優未は、自分にとって法律とは母・寅子だとしみじみと言うのでした。
「だからね、今すごく近くに感じる。感じると心が軽くなる。み〜んなの中にあって、寄り添ってくれるものなんだよなって」
優未がいなくなった後
「だそうですよ」
航一はいたずらな笑みを浮かべながら側にいる寅子に話しかけました。
寅子は照れながらも舞い上がっています。
得意気で幸せそうな顔を浮かべる寅子を愛おしそうに見つめた航一は、25年前のあの日の事を思い出すのでした。
25年前・・・1974年の春
家裁所長に就任した寅子を『笹竹』で仲間たちが祝う席。
寅子に法律談義を持ち掛けられた桂場は、女性が法律を学んだり法職に就くことに今も反対とだと口にしました。
その理由として、法を知れば知るほど女性はこの社会が不平等でいびつでおかしいことに傷つき苦しむと言います。
「そんな社会に異を唱えて何か動いたとしても、社会は動かないし変わらん」
法曹界のトップの経験した桂場は、社会の現状を冷静にまとめました。
しかし寅子は異を唱えます。
「でも、今変わらなくても、その声がいつか何かを変えるかもしれない。未来の人たちのために自ら雨垂れを選ぶことは苦ではありません。むしろ至極光栄です!」
自信たっぷりに寅子が言うと、後ろで耳を澄ませていたよねたちも大きく頷きます。
圧倒的に不利になった桂場は苦笑いを浮かべながら発言を撤回し、「君のようなご婦人が特別だった時代はもう終わったんだな・・・」と考えを改めました。
そんな桂場に、寅子は得意満面で思いをぶつけたのでした。
「はて?いつだって私のような女はごまんといますよ。ただ時代がそれを許さず特別にしただけです!」
するとその時
懐かしい声が聞こえてきました。
「寅子。どう?地獄の道は?」声の主は、亡き母・はるでした。
寅子は涙をにじませながら満面の笑みを浮かべ「最高!です!」と腕で大きな丸を作ります。
そしてかけがえのない仲間たちに向き合った寅子は法律談義を持ち掛けたのでした。
「ねえ皆さんにとって法とは何かしら?」
【完】
虎に翼26週130話(最終回)9月27日(金)今日の感想!
放送後の感想とポイントをお届けです。
今日のポイントは
最高の地獄を生きた!です。
すべての登場人物に対するリスペクトを感じる総集編のようなエンディングに感激でした~!
ついに濃厚な半年間が終わってしまいました!
早速『虎に翼』ロスを感じて、最終回を続けて2回見てしまったほど。
期待していた通り、ラスト1分1秒まで釘付けにしてくれる最終話になりましたね!
中でも印象深いのは、天国から様子を見にきたはるさんから「どう?地獄の道は」と聞かれたシーンです。
とびっきりの笑顔で最高ですと答え、子どもに戻ったように涙を流す寅子ちゃんに大号泣してしまいました。
思えば寅子ちゃんの地獄の物語は、桂場さんにタンカを切ったはるさんが六法全書を買い与えてスタートしたことから幕が上がりました。
走り切った先には、同志や家族に囲まれ自分らしく生きた天国のようなゴールが用意されていました。
つくづく構成の美しいドラマだったと感じました。
もちろん朝ドラファンたちも、ついに迎えた最終回に込み上げるものがたくさんあったようです。
「15分、ずっと温かかったな。本当に血が通った、明確な強いメッセージがあるドラマだった」
「本当に良いドラマでした。泣けたし、笑えたし、考えさせられた」
「1話からきちんと観ていた人ほど、グッと来る最終話になってて大号泣」などなど。
特に最初から最後まで完走したという朝ドラファンの声が多かったのも印象的でした!
そして何と言ってもエンディングが、全ての登場人物に対するリスペクトを感じる総集編になっていましたね!
ドラマの中で大切にされた『憲法13条・14条』を映像にしたような終わり方でした。
半年間ずっと見続けていたら、優未ちゃんと同じように、自分の心の中にリトル寅子ちゃんが住み始めたような気さえしています。
それほど朝ドラファンたちを熱中させ、全話完走者を続出させた『虎に翼』。
心から惜しみない感謝と拍手を贈ります〜♪
虎に翼26週130話(最終回)9月27日(金)予告・感想まとめ!
放送前のネタバレ・予告ポイントです。
50歳の優未ちゃんが登場!
物語りのエンディングは寅子ちゃんの死後15年が経過した平成11年を舞台に締めくくられます〜♪
注目の朝ドラ『虎に翼』の最終回。
寅子ちゃんの死後15年が経過した平成11年へと時代設定が飛びます!
気になるのは、役者さんたちはそのまま老けメイクで対応するのかどうかです。
ただ役者さんが変わってしまうと、興醒めしてしまう部分もあるのでなかなか難しそうですね。
実は一部の朝ドラファンの間では、50歳になった優未ちゃん役でナレ担当・尾野真千子(おのまちこ)さんが出演するのではないかとウワサされています。
もしそうなれば、1人だけ新キャストとして登場するのは違和感がありますよね。
平成11年に登場する面々は、まるっと年相応なベテラン俳優陣に入れ替わる斬新なパターンも面白そうです!
一方、航一さんの回想シーンでは寅子ちゃんを始め、明律大学の卒業生らが勢揃いします。
きっと賑やかで楽しいラストになるのではないでしょうか!
ついでに優三さんや多岐川さんの他、元祖・猪爪一家も、こっそりイマジナリーで登場して欲しいくらいです。
もし最終話のためにキャストが再集結したら、全朝ドラファンが大号泣してしまうかもしれません~!
また最も気になるのは、寅子ちゃんが背後から聞こえる誰かの「地獄は楽しかったかい?」という声に答えるシーンです。
通常で考えれば、ナレーション・尾野真千子さんが最有力候補でしょう!
他にも『地獄』というフレーズで思い出す母・はるさんの可能性も捨てがたいですね。
ダークホースとしては、寅子ちゃんを法律の世界に導いた穂高教授の声でもグッときてしまうかも・・・。
この最も美味しいシーンで誰の声が流れるのかを妄想しながら、最終話を迎えたいなと思います。
ふりかえると『虎に翼』は、本当に濃厚で考えさせられるドラマでした。
寅子ちゃんや涼子さまの中に小さなよねさんが住んでいるように、物語が終わっても全朝ドラファンの中に小さな寅子ちゃんが住み始める気がしています。
最終話まで完走したら、朝ドラファンとしてこの物語にも「最高だった!」と感謝の気持ちを贈りたいです〜♪
以上、虎に翼26週130話(最終話)のネタバレあらすじ予告でした。