NHK朝ドラ『おむすび』キャスト祖父・米田永吉(よねだ・えいきち)を演じるのは、人気俳優の松平健(まつだいら・けん)さんです。
自由奔放な永吉は何かと米田家に家族を振り回す愛すべき存在です。
ここでは松平健さんの役柄やプロフィールについてご紹介いたします。
おむすびキャストキャスト祖父・永吉役|松平健さんの役柄とは?
『おむすび』にて松平健さんが演じるのは、ヒロイン結の祖父・米田永吉です。
永吉は野球好きで、地元プロ球団のホークスの大ファンです。
性格は自由奔放、しかも『大ホラ吹き』なんだそうです。
そのせいか、真面目な性格の息子・聖人(まさと)とは折り合いが悪く、いつも衝突している関係です。
仕事は、農家を継ぐ前までは長距離トラックドライバーをやっていたとのこと。
ここにもなにか、物語がありそうですね。
一方、「困っている人がいたら放っておけない!」という、憎めない一面もあります。
永吉について、松平さんは「人助けのためなら家庭を気にせず突っ走る、これまでに演じたことのない面白さのある人物」とコメントしています。
松平さんと言えば、『暴れん坊将軍』をはじめとした時代劇のスターであり、『マツケンサンバ』で魅せるエンターティナーとして知られています。
そんな松平さんですが、なんと今回が朝ドラ初出演なんだそうです。
朝ドラ出演について松平さんは、「芸能生活50周年という節目の年の新たな挑戦です」と喜びのコメントを寄せていました。
また『おむすび』では、30年前の阪神・淡路大震災も描かれたことから、「震災を乗り越えていく家族の強さを表現したい」とも語っていました。
一方、橋本環奈さんが演じる結のギャル姿について、「私の孫娘、かわいくないですか?私自身は(ギャルファッションを)しないけど」とユーモアあふれる感想を口にしています。
さらに、「ギャル以上に派手な格好をしていますので、お楽しみに!」と自身のアピールも飛び出しました。
とても和気あいあいとした現場の雰囲気が伝わってきますね。
朝ドラファンの方はもちろん、松平さんのファンの方にとっても、見逃せない作品になりそうです。
おむすびキャスト祖父・永吉役|松平健さんの生い立ちとプロフィール
『おむすび』キャスト祖父・永吉役を演じる松平健さんは、1953年11月28日に愛知県豊橋市で誕生しました。
本名は鈴木末七(すずき・すえしち)さんです。
ご家族はご両親と、20歳年の離れた姉の4人家族で生まれ育ちました。
芸名 | 松平健(まつだいら・けん) |
本名 | 鈴木末七(すずき・すえしち) |
出身地 | 愛知県豊橋市 |
生年月日 | 1953年(昭和28年)11月28日|2024年に71歳 |
血液型 | B型 |
身長 | 162㎝ |
所属事務所 | 【三喜プロモーション】 園田裕久、真島茂樹、真砂京之介、田中綾子・他 |
芸能界を代表するスターの一人である松平さん。
そんな松平さんの経歴で注目したいのはデビューまでの道筋です。
芸能界デビュー前は、愛知県の高校を中退し、なんと『すし職人』として働いてたそうです。
しかし、昭和の大スター・石原裕次郎さんに憧れ、17歳だった1970年に東京へ出てきました。
松平さんは、まずは憧れの裕次郎さんが所属する『石原プロモーション』に電話をかけたそうですが、「今は募集していない」とあっさり断られてしまったのだとか。
それでも諦めず「宝映テレビプロダクション」に入団し、約4年間に渡って劇団員として下積みを経験します。
なお俳優デビューは『兄嫁』(1971年)という舞台でした。
翌1972年には『マドモアゼル通り』というテレビドラマに出演することに。
なお、現在の芸名である「松平健」は、当時のプロデューサーが付けてくれたそうです。
芸名の由来は、当時のオリンピックバレーボール日本代表監督の松平康隆さんと、スター俳優の高倉健さんとされています。
ちなみに松平さんは芸名について、2024年の雑誌インタビューで、自身が愛知県三河地方の出身ということで「松平」(徳川将軍家のルーツ)になったのではないかと名付け親の意図を推察しています。
まさか芸名変更から数年後に、『暴れん坊将軍』で8代将軍の徳川吉宗を演じるなんてホントにすごい縁を感じますね!
とはいえ、この頃の松平さんはまだ無名の役者です。
生活費を稼ぐために、八百屋や運送屋、ガラス屋、バーなど7種類ものアルバイトをこなしていたそうですよ。
松平さんの転機|師匠は伝説の名優
アルバイトをしながら役者修行に励んでいた若き松平健さん。
転機となったのは21歳だった1974年(昭和49年)です。
『座頭市』シリーズなどで知られる伝説の名優・勝新太郎(かつ・しんたろう)さんの付き人となる機会を得たことでした。
豪快かつ破天荒な人生で知られる勝新さんの付き人ですから苦労も絶えなかったでしょうね。
付き人になった翌年、舞台『座頭市物語・心中あいや節』に出演する機会を得ます。
これをきっかけに頭角を現していった松平さんは、1978年にテレビ時代劇『暴れん坊将軍』で主役の徳川吉宗役を射止めました。
当初は1クール3か月で終了する予定だったそうですが、お茶の間で人気を呼びなんと25年に渡って放送されるモンスター級のドラマになりました。
一躍スターダムに乗った松平さんは、誰もが認める時代劇スターとしての地位を確立しました。
松平さんの転機|演出用の曲が日本中を席巻
そして2004年、松平健さんは多くの人を驚かせる転機を迎えます。
ご存じド派手な衣装でサンバを踊る『マツケンサンバII』の大ヒットです。
聞いているだけでワクワクしてしまうこの曲は、なんと舞台のフィナーレで使うために作られた演出用の一曲だったのだとか。
日本中を席巻したこの曲によって、松平さんはNHK紅白歌合戦や日本レコード大賞にも出場するなど歌手としてもスターのポジションを確立しました。
ちなみに紅白も日本レコード大賞でも、『マツケンサンバII』が瞬間最高視聴率を記録そうですよ。
最近でも、2021年の紅白歌合戦や2023年の24時間テレビでも『マツケンサンバII』を披露しています。
色あせぬ歌声と踊りを披露し、時代を超えて大いに盛り上がります。
SNS等でもバズリ、2004年当時を知らない若い世代でも知る曲となっています。
まさに老若男女を問わず口ずさめる日本を代表するスタンダードナンバーといえますね。
長年にわたり、時代劇からコメディ、歌手活動まで、幅広いジャンルで活躍し続ける松平健さん。50年という長きにわたるキャリアの中で、常に新しい挑戦を続けています。
今回の朝ドラでどんな新しい魅力を見せてくれるのか、今から楽しみです!
おむすびキャスト祖父・永吉役|松平健さんの過去3度の結婚の真相とは?
朝ドラ『おむすび』キャスト祖父・永吉役の松平健さん。
松平さんはこれまでに3度の結婚を経験されていますのでご紹介します。
松平健さんの最初の妻|女優・大地真央さん
1度目の結婚のお相手は、元宝塚歌劇団『月組』のトップスターで、最近ではアイフルCMの「女将さん」で親しまれる人気女優・大地真央(だいち・まお)さんです。
松平さんが36歳の時、多くの舞台共演で親密になった大地真央さん(当時34歳)と結婚しました。
当初は、芸能界きっての仲睦まじいカップルとして注目を集めましたが、結婚生活は13年で終わりを迎えます。
2003年、松平さん49歳、大地さん47歳の時でした。
離婚の理由については、詳細は明らかにされていませんが、互いの仕事の忙しさや価値観の違いなどが噂されています。
なお二人にお子様はいません。
松平健さんの再婚相手|元女優・松本友里さん
2度目の結婚は、アイドル活動を経て女優として活躍されていた15歳年下の松本友里(まつもと・ゆり)さんです。
大地さんとの離婚から2年後の2005年(松平さん当時51歳)に、『暴れん坊将軍』で共演していた松本友里さん(当時37歳)と再婚しました。
結婚した翌年には、男の子が誕生するなど幸せな家庭生活は続くと思われましたが・・・。
結婚から5年後の2010年、友里さんが42歳の若さで他界されたのです。
悲しいことに、死因はうつによる自殺でした。
友里さんの母親の介護疲れと、その母との死別により、生前はうつ・パニック障害を抱えていたそうです。
当時、松平さんは舞台で留守にしがちだったためで、「妻の看病を完璧にできなかった」と後悔のコメントを残しています。
死別後、悲しみに暮れる一方で、松平さんは男手一人で子育てに取り組み、その様子はたびたびテレビや雑誌等でも取材を受けています。
松平健さんの3人目の妻|一般女性
還暦を過ぎた2015年、61歳だった松平さんは3度目の結婚をしました。
お相手は10歳以上年下の40代(当時)の一般の女性です。
長男が懐いていたため、「家庭を守ってもらっても大丈夫」と思った松平さんは結婚を決意したと語っています。
現在は、ご家族で外出する姿が目撃されているそうで、仲の良い様子が伺えますね。
朝ドラ『おむすび』キャスト祖父・永吉|松平健さんの2度の転機と3人の妻とは?|まとめ
NHK朝ドラ『おむすび』キャスト祖父・永吉役を演じる松平健さんの役柄とプロフィールをご紹介させていただきました。
松平さんが演じる米田永吉役は、ホークスファンで、自由奔放な『のぼせもん』のおじいちゃんです。
時代劇のイメージが強い松平さんにとって、また新たな挑戦となることでしょう。
そして、いつサンバのリズムが鳴り出すかと思うと、今からワクワクですね~♪