あんぱん 1週 第3話|ネタバレあらすじと感想!|シーソーが繋ぐ絆と別れ、嵩と千尋の兄弟物語

この記事では、今田美桜主演のNHK朝ドラ(連続テレビ小説)「あんぱん」第3話(2025年4月2日放送)のネタバレ・あらすじを、どこよりも早く&分かりやすくご紹介します!

嵩と千尋、のぶがシーソーで心を通わせる一方で、兄弟の切ない秘密や母の決断が明らかになります。

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あんぱん 1週 第3話|放送前ネタバレあらすじ|絵に残した兄弟の思い出

思い出のスケッチ

部屋で、父が生きていた頃の思い出を画用紙に描いていた嵩(木村 優来)。すると、千尋(平山正剛)がやってきました。

嵩は「千尋、東京だよ。母さんと父さんだよ。覚えてるか?」と尋ねますが、千尋は首を横に振ります。「そうか、千尋はまだ小さかったからな」と嵩は寂しそうに言うのです。

空き地にて

シーソーに乗る嵩と千尋を見かけるのぶ(永瀬 ゆずな)。千尋が軽いためにシーソーは微動だにせず、つまらなそうな2人に気づきます。そこで千尋側にのぶが勢いよく腰掛けると、一気に動き始めたのです。

そこに、嵩の母・登美子(松嶋 菜々子)が登場しました。「だめじゃないの、千尋ちゃんを勝手に連れ出しちゃ」と登美子。

嵩は「千尋が外で遊びたいって」と言い、千尋も「まだ遊びたい」と訴えますが、登美子はお手伝いさんに千尋を連れて帰ってもらいます。

「綺麗やけんど、怖いお母ちゃんやね」とのぶ。そこで嵩は、のぶに千尋が弟であることを明かすのです。

のぶは、千尋が登美子を「おばちゃん」と呼んでいたことを不思議に思います。千尋は幼かったため、寛のもとへ預けられたことを覚えていないのです。

嵩の絵

帰宅し、楽しかったシーソーの思い出をスケッチする嵩。すると伯父・寛(竹野内豊)がスケッチブックを手に取り、「たいしたもんや」と絵を褒めてくれたのです。

嵩が描いた家族4人の絵を「笑い声が聞こえるような、あったかい絵や」と称賛する寛。たくさん描いたらもっと絵が好きになるよと、寛は優しく嵩に語りかけるのでした。

その場にいた登美子も「母さんもこの絵、好きよ」と嵩に伝えます。嬉しそうに微笑む嵩。しかし登美子は「でももう前を向かなきゃね」と意味深に言うのです。

久しぶりの散髪

それから、登美子は嵩の髪を切り始めました。「こんなの久しぶりね」と登美子。そして登美子は、高知の街に用が出来たと嵩に伝えるのです。

「いつ帰ってくるの?」と尋ねる嵩。登美子は「すぐよ」と返事をします。髪を切りながら、嵩の耳は亡き父・清(二宮和也)に似ていると微笑む登美子。

人の話がちゃんとよく聞こえる耳だから新聞記者に向いていると、清が語っていたことを登美子は嬉しそうに話します。そして「嵩も大きくなったら父さんみたいな素敵な人になるわよ」と登美子は笑うのでした。

欠席した嵩

御免与尋常小学校。担任が出席をとっていますが、嵩の姿はありません。クラスの男子たちは「今日はお弁当がない」とがっかりする様子を見せます。

嵩の机を、のぶが心配そうに見つめていました。

息子と母の約束

柳井家を後にした登美子。去っていく母を、嵩と千尋は懸命に追いかけます。「お母さん、本当にすぐ迎えに来てくれる?」と嵩。振り向く登美子に、嵩は「約束だよ」と念を押します。

登美子は頷き、それまで寛の言うことを聞いて良い子にしているように言い聞かせました。「母さんは、すぐ迎えに来ますからね」と登美子。

嵩と千尋は、母の後ろ姿にずっと「お母さん」と呼び続けるのでした。登美子はもう振り向きません。

再婚を伝える置き手紙

登美子が出て行ったことを、置き手紙で知った嵩の伯母・千代子(戸田菜穂)。慌てて寛のもとへ報告へ行きますが、寛は知っていた様子です。

「私はあの親子が来たときから様子がおかしいと思っていた」と憤る千代子。清の一周忌すら迎えていないにも関わらず、手紙には再婚したと書かれていると言うのです。

シーソーの絆

登美子が嵩を置き去りに出ていった話は、町中で噂になりました。寂しそうにする嵩を気遣う千代子は、気兼ねしないでここにいていいと伝えます。

のぶもまた、嵩を気にしていました。その後、のぶは空き地のシーソーに座ってうなだれる嵩を見かけます。嵩の向かいに座り、勢いよくシーソーを漕ぐのぶ。

明るい口調で嵩をずる休み呼ばわりしつつも、「しゃーない。嵩はうちが守っちゃる」と言うのです。そんなのぶに、心がほどけた嵩も「のぶちゃん」と呼び始めるのでした。

 

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あんぱん 1週 第3話|放送後|今日の感想まとめ!

おむすび3週11話 今日の感想解説15

今日のポイントは、
回転する日傘が告げる『さよなら』です。

同級生・嵩くんが出ていく母を見送ったシーンのなんと切ないことッ!

おむすび2週8話 今日の感想解説11最初はすぐ戻るとウソを伝える嵩くんの母・登美子さんに憤りを感じてしまいました…。しかし子どもたちから呼び止められた後の表情は、確実に後ろ髪を引かれる気持ちと後ろめたさでいっぱいだったように思います。

 

その後は振り返ることなく、白い日傘をくるくると左右に回しながら去った登美子さん。そのアクションが、母として精一杯の『さよなら』だったように見えて…。登美子さんなりの『正義』があっての選択だったのかなと、想像を掻き立てられました。

 

またネット上でも、子どもを置き去りにした登美子さんに賛否両論の意見がたくさん寄せられたようです!

「(今のところの情報だと)、『母性』がスコンと抜け落ちている人って感じ」おむすび3週11話 今日の感想解説12
「置き去りは登美子の愛情ゆえだったのかも。それとも自分の幸せのためなん?」
「”登美子”が子供の幸せを願って決断したと思いたい」などなど。

多くの朝ドラファンが美しくミステリアスな登美子さんの真意を掴みたいと、このシーンについて語っていました。

 

おむすび2週8話 今日の感想解説11沿道に咲く真っ赤な彼岸花に青い着物の登美子さん、そして揺れる白い日傘…。本当に計算し尽くされた美しい別れのシーンで、物語に吸い込まれそうになった朝ドラファンも多かったはず!

ギッコンバッタンと幸と不幸が交互にやってくる朝ドラ『あんぱん』に、心が揺さぶられっぱなしです〜♪

 

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あんぱん 1週 第3話|放送後|みんなの感想!

あんぱん 1週 第3話|放送前|予告・感想・考察まとめ!

おむすび2週10話 今日の感想解説19

シーソーの思い出を描く嵩

第3話では同級生・嵩くんが、楽しかったシーソーの思い出を絵にします〜♪

おむすび2週10話 今日の感想解説1第3話では、嵩くんがシーソーの思い出を描く展開を楽しみにしています。
嵩くんの伯父・寛さんからの優しい声かけが、少年の心を救う場面になる予感がするからです。
楽しい記憶を絵に残しているはずなのになぜ心が救われると感じるのかは、その直前に描かれる空き地でのシーンに関係しています。

 

実は嵩くん・弟の千尋くん・のぶちゃんが3人で楽しくシーソーで遊び始めた矢先、嵩くんの母・登美子さんがやってくるようです。
そして大事な病院の坊ちゃん(=千尋)に怪我をさせたら大変だと、怒って連れ帰ってしまうのです。
しかも嵩くんはそのまま空き地に置いていくというから、朝ドラファンたちが母親としての適正をさらに疑う場面にもなりそうです。

さらに残された嵩くんは、のぶちゃんに千尋くんとは本当の兄弟であることを明かすのだとか!おむすび2週10話 今日の感想解説12
しかし千尋くんは、幼い頃に寛さんとその妻・千代子さんの養子になったため、そもそも覚えていないのかもしれないと悲しみます。
のぶちゃんは、まさかの情報に困惑しながらも嵩くんの話に耳を傾けるようです。

嵩くんはそんな楽しさと悲しみが入り混じった記憶の中から、3人で遊んだ部分を切り取って絵に残そうとする…と想像しています。
そしてそんな彼の絵を寛さんがたくさん褒めてくれると思うと、嵩くんの中の静かなよろこびが観る側の脳裏に浮かんでくるようです。
嵩くんの悲しみが少しだけ軽くなり心が救われるシーンに繋がると思っています。

おむすび2週10話 今日の感想解説1
一方、寛さんは嵩くんを褒める際に登美子さんと一緒に現れるようです。
この後の展開を考えると、登美子さんが寛さんに嵩くんを置いて家を出る話を段取りしていた可能性もあります。
そう考えると寛さんがかけた言葉は、どんなに辛く悲しいことがあっても好きなものに没頭して乗り越えて欲しいという願いも感じるのです。
2人の抱える対照的な感情が同じ場面で描かれた時に、朝ドラファンたちの心にはどんな気持ちが浮かぶのか計り知れません。

そして朝ドラ『あんぱん』では、序盤からすべり台でもジャングルジムでもなく、『シーソー』が重要な場面の舞台セットになっている点も注目です。
実は嵩くんのモデル・やなせたかしさんは、21歳の若さで戦死した実弟・千尋さんを思って詩を綴っています。おむすび2週10話 今日の感想解説19
『おとうとものがたり』(詩集『さびしすぎるよ銀河系』収録作)という作品です。
その詩に出てくる人生の禍福を表すモチーフのひとつが、まさに『シーソー』
脚本家・中園さんやドラマ制作陣は、かなり計算して意図的にシーソーを使っていると思っています。

登場人物たちの悲しみとよろこびが、シーソーのように入れ替わりながら物語に登場する朝ドラ『あんぱん』。
観ている方の感情は、毎回ジェットコースターのように翻弄されてしまいそうですね。
かなり濃厚で計算された物語に、朝ドラファン的どハマり予報が出ています〜♪

 

 

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あんぱん 1週 第3話|出演者と番組情報

1週 第3話 出演者 江口のりこ,斉藤暁,小倉蒼蛙,樫尾篤紀,瞳水ひまり,永瀬ゆずな,木村優来,戸田菜穂,浅田美代子,吉田鋼太郎,平山正剛,中村羽叶,笹本旭,中野翠咲,竹野内豊,松嶋菜々子ほか
脚本 中園ミホ
音楽 井筒昭雄
主題歌 RADWIMPS 「賜物」
語り 林田理沙(アナウンサー)
制作統括 倉崎憲
放送期間 2025年3月31日〜2025年9月26日予定

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