朝ドラ『あんぱん』柳井嵩の伯父役をつとめる 竹野内豊 役どころは?

2025年度前期連続テレビ小説『あんぱん』は、「アンパンマン」の作者・やなせたかしさんと、その妻小松暢(のぶ)さんをモデルに描く愛と勇気の物語。今回、竹野内豊さんが、北村匠海さん演じる柳井嵩の叔父役を演じます。竹野内豊さんの役どころと想いとは?

朝ドラ『あんぱん』竹野内豊さんさんの役どころ

竹野内豊さんが朝ドラ『あんぱん』で演じる柳井寛は、柳井診療所の院長を務める町医者であり、主人公・柳井嵩の叔父。​寛は父を亡くした嵩と弟の千尋を引き取り、育ての父として2人を支えます。

やなせさんにとっても叔父・柳瀬正夢(やなせまさむ)さんの存在は、人生に大きな影響を与えました。正夢さんは画家・漫画家・デザイナーとして活躍し、社会派の作品も多く手がけました。やなせさんは幼少期に両親と離れ、伯父である正夢のもとで暮らしたことから、絵や芸術に興味を持つようになったのです。

やなせさんの作品からは「正義とは何か」「人を助けることの意味」といったテーマを垣間見えますが、アンパンマンの「困っている人に自分の身を削ってでもパンを分け与える」という精神も、幼少期の経験や正夢さんの思想が根底にあったからと言われています。

「モデル本人を知る方々の期待を裏切らないように」柳井寛役への想い

竹野内豊さんは、意外にも今回の『あんぱん』が朝ドラ初出演。​「撮影期間が長い分、キャスト・スタッフの絆も深まりやすいのではないかなと思っています。​朝ドラへの参加は初めてなのですが、日本中に愛された作品の軌跡をたどる、このような特別な作品に参加できて光栄です。」と語っています。

また、柳井寛役への想いについても「今回のように実在の人物をモデルとした役を演じる場合は楽しみでありながらも、ご本人を知る方々の期待を裏切らないように取り組みたいと思っています。​私が演じる伯父の柳井寛という人物は、私たちが生きる上で根底に必要となる部分、忘れてはならないものを、日々の生活の中であたたかく思い出させてくれるような人物なのではないかと感じます。」 と、意気込みを見せています。

存在感抜群な俳優・竹野内豊

竹野内豊さんは、1990年に『MEN’S NON-NO』のモデルとしてデビューし、1994年に俳優へ転身。ドラマ『星の金貨』(1995年)や『ビーチボーイズ』(1997年)でブレイクしました。その後、『BOSS』(2009年)、『流れ星』(2010年)などで演技の幅を広げ、映画『冷静と情熱のあいだ』(2001年)、『太平洋の奇跡』(2011年)ではシリアスな役にも挑戦。近年は『義母と娘のブルース』(2018年)、『イチケイのカラス』(2021年)など話題作に出演。2022年の『シン・ウルトラマン』では政府関係者役を務め話題となりました。

SNSでは竹野内さんが演じる柳井寛役について「竹野内豊さんの存在感が素晴らしい」「柳井寛役がハマり役」という声があがっているほか、共演者の原菜乃華さんからも「颯爽と、めちゃめちゃかっこよく帰っていく」と語られるほど、昔も今も端正で渋みのある名優として、存在感を発揮しています。

 

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