朝ドラ「あんぱん」第35話では、卒業を控えたのぶが揺れる進路と嵩への想いに向き合います。新たな道を歩み始める一歩に注目です。

あんぱん 7週 第35話|放送前ネタバレあらすじ・考察|進路と手紙の行方追って
昭和13年1月
祖父・釜次(吉田鋼太郎)の見習い・豪(細田佳央太)の出征から数ヶ月。妹・蘭子(河合優実)は人知れず恋しさを募らせていました。
のぶ(今田美桜)は、そんな蘭子を見守ることしかできません。時間は無情にも過ぎていきます。
手紙の相手は…
卒業の日が近づいてきた頃、担任・黒井先生(瀧内公美)に呼び出されたのぶ。黒井から『柳井嵩子』と名乗る人物から何通も手紙を受け取っていると指摘されます。
別室に呼ばれたのぶは、その手紙をすべて持参させられました。黒井先生に、『柳井嵩子』は偽名ではないかと聞かれます。さらにのぶは、差出人との仲を疑われたのです。
小学校の幼なじみだと説明したのぶ。しかし、黒井先生は男女間の友情など信じられないと言います。のぶは、かつての自分を絵で癒してくれた大切な人だと説明するのでした。
私が選んだ道
もう手紙が届くことはないと思うと黒井先生に伝えるのぶ。しゅんとした表情を浮かべたのぶを黒井先生は見逃しませんでした。
「あなたは、やっぱり弱い」と黒井先生。精神的な面を懸念した黒井先生は、卒業後には家庭に入り子どもを育てるのも一つの道だとのぶに勧めます。
そして、今度はのぶが黒井先生に「なぜそちらの道を選ばず、教師になったがですか」と尋ねました。すると黒井先生は、卒業後に一度結婚した過去を話し始めます。
しかし3年経っても子どもができず、婚家を追われたと言うのです。「他に質問は?」と尋ねる黒井先生。のぶは「いえ…」と言うのが精一杯で、目には涙を溜めていたのでした。
配属先の決定
のぶが寮の部屋で後輩と話していると、黒井先生が訪れました。卒業後の配属先が決まったと連絡を受けます。
届いた決定通知に、のぶは目を輝かせました。希望していた通り、御免与尋常小学校で教師として働けると決まったのです。
一方、うさ子は女子師範学校に残り、「黒井先生を一生お支えする」と決意を固めていました。2人はなぎなたで最後の勝負をし、引き分けに。お互いの道を応援し合います。
女子師範学校を卒業
いよいよ卒業の日。2年間の修練に耐え抜いた女生徒たちに、強い眼差しではなむけの言葉を送る黒井先生。教室内の女生徒たちは凛々しい表情でそれを聞きます。
日本はまだ戦争が続いている状況でした。黒井先生は「国家非常のとき、女子教員としていかなる覚悟でおられますか」とうさ子やのぶに問います。
うさ子は「あらゆる苦難にもめげず、自身に課せられた教師のつとめを完遂します」、のぶは「学びの庭で頑張りぬきます」と答えました。その言葉に、黒井先生は頷きます。
校門にて「黒井先生、2年間お世話になりました」とお礼を述べるのぶ。黒井先生は、厳しくも優しい表情を浮かべ「朝田さん!愛国の鑑たれっ」と言葉をかけたのです。
のぶは女子師範学校を卒業し、実家に戻りました。そして新米教師として新生活を始めるのでした。
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あんぱん 7週 第35話|放送後|今日の感想・考察まとめ!
今日のポイントは、
女子師範学校編、完結! です。
手紙問題が急に発生し無事に卒業できるのかと、ヒヤヒヤさせられましたね!
しかし、のぶちゃんの希望通りに配属先も決まって本当によかったです。同級生・うさ子ちゃんとの最後のなぎなた勝負もアツいシーンでした!
入学時とは全く違い、グッと引き締まった顔をしていた2人。正直、慰問袋活動で関係に歪みが入るかもと心配していました。何事もなく親友のまま女子師範学校編が完結し、うれしかったです。
また第35話での裏の主人公は、まさに担任・黒井先生だったように思います。
特にネット上では、明らかになった暗い過去に注目が集まっていました。
「黒井先生も色んなこと抱えて生きてる、勇ましく 涙」
「辛いことは答えなくていいのに…教師として、誤魔化したり嘘ついたりしたくないと思ったのかな」
「黒井先生もう出てこないのかな〜凛々しい瀧内公美さんもすてきだった…」などなど。
女子師範学校編の完結でそのまま退場もありうる黒井先生に対し、多くの朝ドラファンが思いを言葉にしたようです。
最後に校門でのぶちゃんが黒井先生から「愛国の鑑たれっ」とエールをもらうシーンもとても印象的でしたね!多くの朝ドラファンに受験の時に初めて2人が出会ったシーン(第18回)をリフレインさせる粋な演出だったと思います。
いよいよ社会人となるのぶちゃんが、どんな教師ぶりを見せてくれるのか次回も楽しみです〜♪
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あんぱん 7週 第35話|放送後|みんなの感想・考察!
蘭子ちゃんずっと豪ちゃん待ってる😢
#朝ドラあんぱん— jun☆ (@IeY7z) May 16, 2025
師範学校に入る時も卒業した時も、校門には黒井先生が居てくれました
#朝ドラあんぱん— れちな@佇まいがお城 (@BerryRetina) May 16, 2025
今日は黒井先生の「こころ」が垣間見れて良かったですね
辛い思いをしてきた人なのだなぁ
手紙の件を報告しなかったことも
良き母となれって言葉も、沁みる…
#朝ドラあんぱん— めけ (@kataraseteokure) May 16, 2025
黒井先生良かったなあ…瀧内公美さんが美人すぎる
今までずっと厳しかったからこそ最後の笑顔が素敵だった
にしても子どもができなくて婚家を追われるって時代よなあ😢悲しい#朝ドラあんぱん— フツツカ🌱 (@ft_tk_mn) May 16, 2025
黒井先生、戦争が終わり価値観が変わってしまった時、うさ子が支えとなったりするのかしら
弱ってる黒井先生も見たいよな〜瀧内公美さん絶対いい芝居だもん#朝ドラあんぱん— 朝倉 (@hzpf_iz8) May 16, 2025
あんぱん 7週 第35話|放送前|予告・感想・考察まとめ!
手紙の送り主が嵩とバレる
第35話では、のぶちゃんが担任・黒井先生から手紙の送り主を問いただされます〜!
第35話では、担任・黒井先生とのぶちゃんが手紙の件で面談をするようです!
手紙が送られ始めたのは、嵩くんが東京高等芸術学校に入学した後からでしたね。
第30話に登場した手紙には「返事がないのは元気な証拠」と書いてありました。
もしかしたらのぶちゃんは、これまでに1度も返信していないのかも!
このシーンが描かれるのは、卒業が間近に迫った3月頃だと推測しています。
嵩くんは、約1年間も片道切符のような手紙を送り続けたのかもしれませんね。
そんな手紙の束を黒井先生に見せた時、のぶちゃんの脳裏にはきっと優しい嵩くんがたくさん浮かぶのだと思います。
朝ドラファン的には手紙が不器用な嵩くんなりの愛の形に思えて、すれ違ったままの2人に胸が苦しくなる予感。
のぶちゃん自身も黒井先生に弁明しながら、いかに嵩くんの存在に救われてきたのかに気づく見どころ満載シーンになりそうです。
ただ朝ドラファンとしては、どうやって黒井先生が同じ人物から何度も手紙が届いていた件に気づけたのかが気になります。
黒井先生は小耳に挟んだニュアンスで、のぶちゃんを呼び出すのだとか…。
物語を振り返ってみると、密告者になりえるような気になる人物が2人います。
まず1人目は、手紙を手渡してくれる事務員の女性です。
第30話で手紙が男性からだと気づいているのか「ふふふ」と笑いながら渡していました。
この場合、事務員さんは悪意なく『過失バレ』するパターンになる気がします。
それこそ、ふと思い出したくらいの感じで黒井先生がいる場での会話に出てきそうです。
また2人目は、同級生・うさ子ちゃんが怪しいと睨んでいます。
愛国の鑑と賞賛され後輩たちから慕われるのぶちゃんへの視線が、険しいものだったからです。
あの視線からは「私の方が愛国心があるし、薙刀の技術も高いのに…!」という気持ちが滲み出ていたように思います。
加えて、この出来事の少し前にのぶちゃんは、校長先生から学校で後進の指導者になるようスカウトされるのだとか!
この進路は、まさにうさ子ちゃんが進もうとしていたポジションです。
後進指導枠がいくつあるかは分かりませんが、もし狭き門だったら…。
焦ったうさ子ちゃんが、ダークサイドに堕ちる可能性も否めません。
第35話では嵩くんからの手紙をキーアイテムに、物語が大きく動きそうな予感!
卒業間近でもあるため、のぶちゃんとの面談は黒井先生のハイライトシーンになりそうです。
朝ドラファンとして、2人の直接対決の行方を背筋を正して見守りたい〜♪
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あんぱん 7週 第35話|出演者と番組情報
7週 第35話 出演者 | 今田美桜,江口のりこ,河合優実,原菜乃華,志田彩良,瀧内公美,瀬戸芭月,西畑澪花,浅田美代子,吉田鋼太郎,永瀬ゆずな,木村優来 |
脚本 | 中園ミホ |
音楽 | 井筒昭雄 |
主題歌 | RADWIMPS 「賜物」 |
語り | 林田理沙(アナウンサー) |
制作統括 | 倉崎憲 |
放送期間 | 2025年3月31日〜2025年9月26日予定 |