あんぱん 10週 第46話|ネタバレあらすじと感想・考察!|屋村の真意と家族の絆、乾パンに託す朝田家の決意

この記事では、今田美桜主演のNHK朝ドラ(連続テレビ小説)「あんぱん」第46話(2025年6月2日放送)のネタバレ・あらすじを、どこよりも早く&分かりやすくご紹介します!

朝ドラ「あんぱん」第46話では、突然姿を消した屋村の真意が明かされます。残された家族はその想いを受け継ぎ、再び乾パン作りに挑みます。

【13週目まで公開中】朝ドラ あんぱん 最終話までのネタバレプラスあらすじ考察とキャスト・モデル・相関図も!

あんぱん 10週 第46話|放送前ネタバレあらすじ・考察|乾パンに込めた別れの想い

乾パン拒否の真相

誰にも言わず、朝田家から出て行ったパン職人・屋村(阿部サダヲ)。気づいたのぶ(今田美桜)は追いかけようとしますが、祖父・釜次(吉田鋼太郎)に止められます。そして釜次は、のぶに屋村が乾パン作りを嫌がった理由を伝えるのでした。

屋村の壮絶な過去

屋村は欧州大戦(第一次世界大戦)で、イギリス軍の日本人義勇兵として戦場に出向いていました。銀座でパン作りをしているうちに「もっと美味しいパンが焼きたい」と密航船でカナダへ渡ったのです。

しかし、パンの修行どころか地獄へ落とされたと屋村は語りました。弾丸が飛び交う戦場で、撃たれて動けない仲間たち。

塹壕の中で何日も過ごした屋村は、数々の壮絶な体験の中で「一番つらいのは腹が減ることだ」と身を以て知ることになります。

十分な手当ても受けず、ろくに食べられず、亡くなっていく兵士たち。倒れた仲間の懐から乾パンを取り、飢えをしのいだ過去が屋村にはあったのでした。

激しい後悔

釜次の話す壮絶な内容に、のぶは言葉が見つかりません。「乾パンはヤムさんに辛いことを思い出させるもんやったがですね」と羽多子。のぶは、屋村に対して無理に乾パン作りをやらせてしまったと激しく後悔したのです。

パンの匂いがしないお店を見渡し、「うち、何を見よったがよろ」とのぶ。家族同然の付き合いなのに、気持ちに寄り添えなかったと情けなくなるのでした。

屋村が残したメモ

屋村が去ったパン窯で考え事をしていた羽多子。偶然、窯の中に乾パンのレシピが書かれたメモを見つけたのです。それは、自分がいなくなった後で困らないようにと、屋村がこっそり残してくれていたものでした。

羽多子は、ここで朝田パンを潰してはいけないと気持ちを奮い立たせます。蘭子(河合優実)やメイコ(原菜乃華)も一緒にパン作りを始めるのです。

学校から自宅へ戻った際、パンをこねる音に気付いたのぶ。家に入ると、羽多子たちがパン生地をこねていました。羽多子はのぶに屋村のメモの話をします。

乾パン作りには反対していた蘭子でしたが、生きていくために手伝うことを決めたと言います。初めて焼いた乾パンはまだまだの出来でしたが、羽多子は店を休んであんぱんや食パンも作ってみるとのぶたちに話すのでした。

屋村が朝田家にいた理由

パン作りを手伝うのぶのもとに、釜次がやってきました。そして、屋村はのぶのせいで出て行ったのではないと言ってくれたのです。むしろ、屋村が10年ここに残ったのはのぶのせいだと微笑みながら話します。

屋村が御免与町を訪れたとき、すぐに去るつもりでした。しかし、屋村にパンを作ってほしいのぶが駅で引き止めたのです。

釜次は「ここで石頭の頑固じじいと喧嘩しながら、おまんもここでじじいになったらええやろ」と屋村に伝えていました。ずっとここに残ってほしいと釜次も思っていたのです。

また風向きが変わったらふらっと戻ってくると、釜次はのぶを励ますのでした。

みんなであんぱんを

学校にて、なぜ朝田パンは休んでいるのかと子どもたちに聞かれたのぶ。陸軍御用達のパン店になったことは生徒も知っていました。

逆に「みなさん朝田パンのあんぱんは好きですか」と問うのぶ。子どもたちは口々に好きだと言います。のぶは、日本が戦争に勝って終わったとき、したいことがあると語り始めます。

それは乾パンではなく、あんぱんをみんなで食べることだと言うのです。そのために、今は自分のできることをやろうと子どもたちに伝えるのでした。

 

◀︎第45話第47話▶
第1週第2週第3週第4週第5週第6週第7週
第8週第9週第10週第11週第12週第13週

ネタバレ一覧はコチラ▶

あんぱん 10週 第46話|放送後|今日の感想・考察まとめ!

今日のポイントは、
戦火で食べた涙のビスケットです。

パン職人・屋村さんの壮絶な過去がとうとう描かれましたね。

亡くなった兵士のポケットを漁って食べた涙ながらのビスケット(乾パン)。人として大切なものを失った絶望感まで伝わって、胸がキューッと締め付けられるようでした。

朝田パンを去ったのも、乾パンを作るのが嫌という単純な話ではないのかもしれません。戦場での罪悪感を思い出し、今の幸せな自分に耐えられなくなった可能性もありそうです。

 

そしてネット上では屋村さんが残した乾パンのメモ書きに奮起した母・羽多子さんと3姉妹に注目が集まりました。

「並んでパンを作ってるカットがなんかほっこりするね」
「家族で支え合う姿が温かい」
「家族が生きる為の選択をした蘭子ホンマえらいわ 涙」などなど。

屋村さんが去った結果、バラバラになりかけた朝田家は皮肉にも一致団結できたようです。

 

とはいえ、朝ドラファンとしてはやっぱり屋村さんのいない朝ドラ『あんぱん』が寂しくて仕方ありません。

祖父・釜次さんのセリフ「ふらっと戻ってくるじゃろ」がフラグであってほしい…と願っています。

その時が来たら羽多子さんたちの焼いたあんぱんに、うれしそうにダメ出しする屋村さんが観られたらいいな〜♪

 

◀︎第45話第47話▶
第1週第2週第3週第4週第5週第6週第7週
第8週第9週第10週第11週第12週第13週

ネタバレ一覧はコチラ▶

あんぱん 10週 第46話|放送後|みんなの感想・考察!

あんぱん 10週 第46話|放送前|予告・感想・考察まとめ!

 


朝田家を出て行く屋村


第46話ではパン職人・屋村さんが、朝田家を出て行ってしまうようです〜!

第46話では、ついにパン職人・屋村さんが朝田家からいなくなるのだとか!
8歳ののぶちゃんと出会ってから、10年以上も御免与町で暮らしたのに…。
ついに来てしまう決別の時に、全朝ドラファンが泣かされてしまいそうです。

また祖父・釜次さんがのぶちゃんに打ち明ける『屋村さんの過去』にも注目!
第45話で2人が深い話をするシーンが描かれるものの、肝心の内容はお預け状態のままです。
焦らしに焦らした上で明かされる乾パンを作りたくない理由に関わるエピソードだけに、絶対に見逃せないシーンになる予感がしています!

物語をふりかえると、屋村さんは戦争や軍を避けたり関わりたくない言動が多いキャラクターです。
特に第・週で描かれた釜次さんの弟子・豪さんの出征エピソードの中では、やけに兵隊について具体的に聞こえる話もしていましたよね。
このことから第46話で釜次さんに打ち明ける話は、屋村さん自身の戦争体験ではないかと推測しています。

そういえば戦争を経験した世代の方々から、「もうサツマイモは一生分食べたから見たくもない」という話を聞いたことがあります。
当時、手に入る食料といえばサツマイモばかりだったため、いざ目の前にすると戦中戦後の辛さがフラッシュバックするというのです。

それと同じで、乾パンと辛い記憶は屋村さんの中で強烈に紐づいているのかもしれません。
乾パンの味や匂いは、屋村さんにとって闇の記憶を呼び覚ます引き金として作用してしまうのかもしれない…と妄想しています。

乾パンを作りながら、辛く悲しい過去が頭の中で再生されていたとしたら…。
釜次さんが引き止めに行こうとするのぶちゃんを制止する気持ちもわかりますね。
結局、追いかけたい気持ちをグッと抑えて、そのまま行かせてあげるのぶちゃん。
主演・今田美桜さんが、後悔や情けなさが入り混じる複雑な心情をどう表現するのかも見どころです!

 

月曜日の放送にしては、なかなかタフな内容がぶつけてある第46話。
同じく月曜日に幼なじみ・嵩くんの伯父・寛さんが亡くなった回(第41話)のようなインパクトを多くの朝ドラファンに与えそうですね。
これから屋村さんという柱を失った朝田パンの行方もどうなっていくのか、ハラハラしつつも応援したい〜!


◀︎第45話第47話▶
第1週第2週第3週第4週第5週第6週第7週
第8週第9週第10週第11週第12週第13週

ネタバレ一覧はコチラ▶

あんぱん 10週 第46話|出演者と番組情報

10週 第46話 出演者 今田美桜,江口のりこ,河合優実,原菜乃華,吉田鋼太郎,阿部サダヲ,永瀬ゆずな,藤本健翔,瀬口直助,木村日鞠
脚本 中園ミホ
音楽 井筒昭雄
主題歌 RADWIMPS 「賜物」
語り 林田理沙(アナウンサー)
制作統括 倉崎憲
放送期間 2025年3月31日〜2025年9月26日予定

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です