あんぱん 12週 第56話|ネタバレあらすじと感想・考察!|友情と使命の狭間で揺れる嵩と健太郎、紙芝居に託す願いとは

この記事では、今田美桜主演のNHK朝ドラ(連続テレビ小説)「あんぱん」第56話(2025年6月16日放送)のネタバレ・あらすじを、どこよりも早く&分かりやすくご紹介します!

朝ドラ「あんぱん」第56話では、福建省に配属された嵩と健太郎が、地元民の心をつかむ紙芝居作りに奮闘します。

【13週目まで公開中】朝ドラ あんぱん 最終話までのネタバレプラスあらすじ考察とキャスト・モデル・相関図も!

あんぱん 12週 第56話|放送前ネタバレあらすじ・考察|紙芝居に託す二人の想い

宣撫班に所属

八木上等兵(妻夫木聡)の似顔絵について、軍曹(田中俊介)に「これを書いたのは、お前か?」と問われた嵩(北村匠海)。おそるおそる「はい」と答えると、「実に上手いな。あいつの偏屈なところもよく描けている」と褒められるのです。

嵩は、絵の腕前を買われ、宣撫班への所属することになりました。宣撫班では、占領地の地元民に医療や娯楽を与える仕事を行います。軍への親近感を抱かせ、積極的に協力してもらうことで円滑に占領を進めるのが目的です。

昼は宣撫班の任務につき、夜は小倉連隊へ戻ることになった嵩。塹壕を掘り続ける小倉連隊の面々は嵩の仕事を羨ましがりますが、八木上等兵(妻夫木聡)は宣撫班の任務は楽じゃないと語るのです。

受け入れられる紙芝居を

紙芝居を披露した市場で、騒ぎが起こったばかりだった宣撫班。桃太郎を日本軍に見立てた紙芝居を披露していたところ、反乱が起こったのです。

軍曹は、紛れ込んだ共産党軍のスパイか、 国民党軍のスパイの仕業だと話しました。合流した嵩は、さっそく宣撫班に漂う重々しい空気を感じます。

同班の仕事は、武力に頼らずに占領地民の心を安定させることです。嵩は一刻も早く地元の老若男女に受け入れられる紙芝居を作るよう命じられました。

市場へビリビリに破かれた紙芝居を片付けに行った嵩は、地元民からの反発の眼差しを感じます。さらに「早く帰れ」と中国語で言われてしまうのです。

正義の戦争とは?

その状況に憤りを感じた嵩が佇んでいると、嵩の親友・健太郎(高橋文哉)がやってきました。健太郎は嵩に「どげんした?」と声をかけます。嵩は返事をしません。

押し黙る嵩に、「なんで黙っとうとよ」と健太郎が尋ねると、嵩は「どこが正義の戦争なんだ」と口を開きました。厳しい訓練を耐え、銃を担いで海を渡ってきたのは、何のためだと問うのです。

大陸の領民を守るためという大義名分を国から教え込まれた嵩たちでしたが、地元民の反発を受け、嵩はそれを信じられなくなっていました。

健太郎の所属する班は、すでに日本軍のために住んでいる人々を追い出す施策を実行していました。「しょんなかたい。これが戦争やろうもん」と健太郎は言います。嵩はやりきれない思いでいっぱいになるのでした。

岩男と現地少年

嵩の口添えのおかげで、健太郎も宣撫班への異動が決まります。一緒に紙芝居の内容を考えることになったのです。

2人は地元民から反発されないような紙芝居を作ろうと考えます。それには「東洋平和のため」というメッセージが必要です。

煮詰まった嵩が外を歩いていると、地元の少年・リン(渋谷そらじ)から突然「たっすいがー」と声をかけられました。すると後ろから岩男(濱尾ノリタカ)が現れます。

なぜかリンから懐かれていると話す岩男。彼自身にも入隊後に息子が生まれたため、我が子のように可愛がっているのです。

相撲が好きなリンと岩男がじゃれ合っている様子を見ていた嵩。「そうだ!」と紙芝居のアイデアを思いつきます。

紙芝居の下書きへ

早速アイデアを形にする嵩の傍らには、亡き父・清(二宮和也)の手帳がありました。そこには、「東亜の存立と日支友好は双生の関係である」との一文が。

一緒に作業をする健太郎に「日本とこの国は共に歩いて行くということ」と説明します。そして、岩男とリンの関係性からアイデアを思い付いたのだと健太郎に話すのです。

紙芝居の下書きを制作した2人は、軍曹へ報告しました。紙芝居を実演するには、厳しい審査があります。

落ちると元の軍隊に戻り、戦闘任務となると軍曹はハッパをかけました。2人は明朝の審査に向けて、紙芝居を仕上げるのでした。

 

◀︎第55話第57話▶
第1週第2週第3週第4週第5週第6週第7週
第8週第9週第10週第11週第12週第13週

ネタバレ一覧はコチラ▶

あんぱん 12週 第56話|放送後|今日の感想・考察まとめ!

今日のポイントは、
『正義の戦争』に憤る嵩くん!です。

 

第56話から宣撫班(せんぶはん)に配属された幼なじみ・嵩くん。

東洋平和の大義名分と現実のギャップを目の当たりにし、怒りを沸々と滲ませる姿が印象的でした。ただ朝ドラファン的には、親友・健太郎くんと同じく誰かに聞かれていないかヒヤヒヤしました!

しかしこの嵩くんならではの視点が、これまでの宣撫班では描けなかった紙芝居に繋がる気がしています。

 

そして嵩くんが紙芝居の具体的なヒントを得たシーンで、新キャラの地元少年・リンくんが登場!ネット上でも、幼なじみ・岩男くんとのほほえましいやりとりに関心が集まりました。

「岩男の子分リンくんかわいい。岩男の顔もなんか優しくなってる」
「自分に懐いた子ども・リンを可愛がる様子になんだか胸がギュッとなった」
「ちょっと悲しいフラグが脳裏を過ぎったんだけど…大丈夫であれ!」などなど。

『兵士と占領地の子ども』という設定に、多くの朝ドラファンが思わず悲しい顛末を思い浮かべたようです。

 

一方、岩男くんとリンくんから着想を得て、さっそく下書きを仕上げた嵩くん!アシスタントで健太郎くんも加わり、きっとステキな紙芝居が仕上がるんだろうなと楽しみです。

ただ厳しい審査があるフリが、また2人の壁となって現れる予感…。現場に戻されたら、嵩くんは体力的にも精神的にも持たないだろうと思います。

なんとか2人で力を合わせて、合格ラインを超える作品に仕上げて欲しいですね。

 

『正義の戦争』に葛藤を抱えつつ、紙芝居で我々は敵ではないと伝えたい嵩くん!朝ドラファンとして無事に嵩くんの思いが届くように、こじゃんと応援します〜♪

 

◀︎第55話第57話▶
第1週第2週第3週第4週第5週第6週第7週
第8週第9週第10週第11週第12週第13週

ネタバレ一覧はコチラ▶

あんぱん 12週 第56話|放送後|みんなの感想・考察!

あんぱん 12週 第56話|放送前|予告・感想・考察まとめ!

 


宣撫班になる嵩と健太郎!


第56話では幼なじみ・嵩くんと嵩の親友・健太郎くんが宣撫班に所属します〜♪

 

第56話の見どころは、宣撫班(せんぶはん)に所属し幼なじみ・嵩くんと嵩の親友・健太郎くんが紙芝居作りをする姿になりそうです!
地元民に楽しんでもらうために、どんな絵やストーリーが生まれるのかも今からワクワク。
朝ドラファンにとっては辛い戦争時代が続く中で、好きな絵に取り組む2人を見られる貴重なシーンになるかもしれませんね。

ちなみに宣撫班(せんぶはん)とは占領地域の地元民から協力を得るため、地元民に役立つことをするために作られた組織を指すのだとか。
今回、嵩くんや健太郎くんが行う紙芝居も『宣撫工作(せんぶこうさく)』のひとつになります。
人々が集まる場所で行う街頭紙芝居は昭和初期に誕生したと言われており、当時の子どもたちにとっては貴重な娯楽だったようです。
宣撫工作が目的ではありますが、緊張感の漂う占領下においては少し笑顔を取り戻せる時間だったのかもしれませんね。

 

また宣撫班にとっては、この占領や戦争の目的は何なのかを周知する活動も仕事のひとつだったようです。
そのため地元民から反感を買わないだけでなく、『東洋平和』のための占領・戦争だと理解させる物語でなければなりません。
そう考えると、思っているほど楽しいだけではない難題に見えてきますね!

しかし地元民の集まる市場などの現場を視察した結果、嵩くんは自分たちの方が迷惑をかけている存在ではないかと考えてしまうのだとか。
至極真っ当な考え方ですが、戦時中においてはとても危険な思想に思われかねません。
その話を聞いていた健太郎くんが、嵩くんの波立つ心を親友らしくなだめるシーンも見どころポイントになりそうです!

 

新たに所属した宣撫班として、迷い悩みながら仕事を進める嵩くんと健太郎くん!
第56話では東京高等芸術学校時代を思い出すようなシーンも描かれるかもしれませんね。
朝ドラファン的には『図案科の歌』と共に、平和で自由だった頃を懐かしむ2人も描いてくれたら最高〜♪


◀︎第55話第56話▶
第1週第2週第3週第4週第5週第6週第7週
第8週第9週第10週第11週第12週第13週

ネタバレ一覧はコチラ▶

あんぱん 12週 第56話|出演者と番組情報

12週 第56話 出演者 北村匠海,高橋文哉,奥野瑛太,田中俊介,櫻井健人,濱尾ノリタカ,薄平広樹,板橋駿谷,萩原亮介,渋谷そらじ,妻夫木聡
脚本 中園ミホ
音楽 井筒昭雄
主題歌 RADWIMPS 「賜物」
語り 林田理沙(アナウンサー)
制作統括 倉崎憲
放送期間 2025年3月31日〜2025年9月26日予定

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です