「あんぱん」岩男とリンの衝撃展開がSNSでトレンド に

NHK朝ドラ「あんぱん」第12週の岩男とリンをめぐる衝撃的な展開がSNSで大いに話題を集めています。岩男がリンを息子のように大切にする中で起こった銃撃シーンは、やなせたかしさん原作の「チリンの鈴」を彷彿とさせました。

さらに岩男を演じた濱尾ノリタカさんの10キロ減量を伴う渾身の演技も話題に。この記事では、そんな「あんぱん」第12週の振り返りをしていきましょう。

◾️リンと岩男のエピソードに「『チリンの鈴』じゃないか」

NHK連続テレビ小説「あんぱん」の第 58回(6月18日放送)におけるリンと岩男のエピソードが、絵本およびアニメ映画「チリンの鈴」を彷彿とさせると視聴者の間で話題になっています。

「チリンの鈴」は、子羊チリンが母を殺したオオカミのウォーに弟子入りし、ならず者の獣と化す過程で師弟の愛情と復讐心の間で葛藤する物語です。

「あんぱん」第58回では、リンは岩男に息子のように可愛がられていたものの、スパイと疑われ、岩男に向けて発砲するという銃撃事件を起こします。両作品には「信頼と裏切り」「人間性とは何か」という点が共通しています。ネットでは「#あんぱん反省会」というタグがXトレンド入り。「まさか岩男がそんな・・・。やっぱり「チリンの鈴」だったのか。 リンを庇おうとする岩男がお父さんで泣ける。」「岩男とリン、最後の別れ。あぁ、やはり」「朝ドラあんぱん」、たった15分なのに衝撃の連続。ゆで卵を殻ごと食べるシーンに驚いたばかりなのに、まさか岩男がリンに撃たれるなんて 。しかもこの展開、「チリンの鈴」のオマージュって聞いて納得と同時に心がズシンと重くなった …。」といった感想が相次ぎました。

NHKが6月25日にEテレでアニメ「チリンの鈴」を放送すると発表していることからも、「あんぱん」59回と関連している可能性が高いでしょう。リンの裏切りとも取れる行動、岩男のリンを庇う姿勢、そして戦争の過酷な背景が印象的な回でした。

◾️岩男演じる濱尾ノリタカにも注目

田川岩男を演じる濱尾さんの演技は、視聴者から熱い注目を集めています。岩男は当初、蘭子への片思いやコミカルなプロポーズ失敗で「憎めないボンボン」として親しまれました。SNS上で「#俺たちの岩男」というタグが生まれるほど、愛されるキャラクターとして知られています。

しかし、戦争編では兵士として再登場し、飢餓や戦闘の過酷さに直面。戦地での少年リンとの交流を通じて成長し、人間としての奥行きを見せていきました。濱尾さんは戦争編の出演にあたって体重を10キロ以上落とし、過酷な環境下の兵士の姿をリアルに演じるために、撮影前に数日間、水すら口にしないという極限状態にまで自らを追い込んだそうです。戦争体験者の日記や資料を徹底的に調査し、役に没入しました。

SNSでも、演技を絶賛する声が多く見られます。「放送直前に岩男(濱尾ノリタカさん)の記事をたまたま見かけて読んだ。戦地の撮影のために絶食をして挑んだことが書かれてた。岩男はちょい役ではあったけど、その少ないシーンでも記憶に残るくらいの演技だった。濱尾さん「本当に素晴らしかった。」「朝ドラあんぱん見ました リンと岩男、つらい、リンの言葉………がまたやるせなくて そして全てわかった上でかわいがっていた岩男……😭 でも本当に濱尾ノリタカさんと渋谷そらじくんの演技素晴らしかったです 」…岩男は、「あんぱん」において純粋さと悲劇性を併せ持つ魅力的なキャラクターであると言えます。

俳優として濱尾さんの今後の活躍に、さらなる期待が寄せられます。

【6/16〜6/21】第12週おさらい 逆転しない正義―

🔳 第56回(月・6/16)
絵の才能を見込まれた嵩は、宣撫班に配属されることになります。宣撫班は、現地住民に娯楽や医療を提供し、日本軍への親近感を促す役目を担う部隊です。市場での紙芝居上演は、村民たちから「軍人は信用できない」と激しい抗議を受け、現場は緊迫した状況となっていました。「これのどこが正義の戦争なんだ」と戦争の大義に疑問を抱く嵩は苦悩します。そして日中の共存を願う思いを込めて『双子の島』という物語を思いつくのでした。

🔳 第57回(火・6/17)
嵩は宣撫班の健太郎と協力し、隣島の男同士が対立しつつも、双子と気づき和解する内容の紙芝居を描き上げます。上官の中には勧善懲悪の物語を求める声もありましたが、八木の後押しで上演が決定しました。通訳によりセリフが変えられた部分もありましたが、村人の反応は上々で、リンも岩男に肩車されて楽しみます。

🔳 第58回(水・6/18)
高知では、郵便配達を蘭子が代行し、町の女性たちが力仕事を担っていました。朝田パンも原材料不足により休業状態となり、のぶは勤労奉仕で農作業の手伝いをしていました。一方補給線を断たれた駐屯地では深刻な食糧不足に見舞われます。空腹に耐えかねた康太は、警備中に民家へ押し入り、老女に銃を突きつけ食料を要求するのでした。その頃岩男はリンに近づかないよう警告します。リンは岩男に抱きつき別れを惜しみますが、笑顔が消えた直後、袋から拳銃を取り出し岩男に向けて発砲しました。

🔳 第59回(木・6/19)
岩男はリンに撃たれ、命を落としました。実は岩男はリンの仇であり、リンは父の形見の銃で復讐を果たしたものの、心は晴れませんでした。八木は嵩に「敵討ちは何も終わらせない」と語ります。その後嵩は極度の疲労と飢えで倒れ、意識が朦朧とする中、亡き父・清の幻と再会清は嵩に自分の夢を捨てず、人々を喜ばせるものを作り続けるよう励まします。嵩が目を覚ますと、そこは駐屯地のベッドでした。

🔳 第60回(金・6/20)
のぶは次郎からの手紙に喜ぶが、それが海軍病院からのものだと知り不安になります。次郎は笑顔でベッドに座っており、自身の状況についてはあまり語ろうとしません。1945年7月4日未明、高知に空襲警報が鳴り響く中、のぶは次郎のカメラを握り、家を飛び出しました。夜が明け、焼け野原でのぶは羽多子や蘭子と再会。のぶは焼け跡を前にシャッターを切ります。1カ月後、戦争は終結しました。

🔳 第61回(土・6/21)
第12週の総括が描かれます。嵩が戦場で直面する葛藤や、のぶたちの過酷な状況が改めて描かれ、「報われない正義」という重苦しいテーマが改めて際立ちます。戦争という時代背景の中で揺れ動く人々の心情と、変わらぬ信念を持ち続けることの意味が深く掘り下げられた週でした。

この第12週では、嵩が 人々の心に触れる 宣撫班として奮闘しつつ、食糧難という現実と戦場の過酷さに直面します。一方、国内ではのぶや家族が戦争の影響を受けています。物語はいよいよクライマックスへと向かい、登場人物全員が「正義とは何か」に向き合う、転機となる1週間でした。

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