
朝ドラ「あんぱん」第67話では、のぶが夕刊編集部へ!新たな仕事に胸を躍らせる一方、嵩は思わぬ出会いに心を奪われ、未来への希望が動き出します。
あんぱん 14週 第67話|放送前ネタバレあらすじ・考察|夕刊と夢が動き出す瞬間
夕刊発行を申請
ある日、高知新報で会議が開かれ、夕刊の発行申請を行うと発表されました。
戦時下の言論統制による1県1誌の縛りが解け、進駐軍が言論の自由を推し進め始めたのです。
夕刊の編集長に抜擢された東海林(津田健次郎)は、岩清水(倉悠貴)とのぶ(今田美桜)に一緒に夕刊を作ろうと声をかけます。
関われると思っていなかったのぶは、驚きと共によろこびを噛み締めるのでした。
「はい!精一杯、がんばります!」
肩身の狭い遊軍記者
編集局に戻り、のんびり申請が通るまでの間に準備を始める東海林と岩清水。
はやる気持ちが溢れ出るのぶに、そんなに焦るなと東海林は落ち着かせます。
すると隣の社会部記者・緑川(嘉島陸)から、露骨なイヤミを言われたのです。
「えいにゃあ、遊軍記者は暇で!こっちは夕刊のことらあて、そもそも考える暇もないっていうのに!」
風当たりが強くて仕事がやりづらいと感じた東海林は、唐突にこう宣言したのでした。
「よし決めた。引越しや!」
東海林の本音
上階にある倉庫に引越しすると言い出した東海林から、掃除を命じられたのぶと岩清水。
机が置けるスペースができた頃、2人は落ち着いたら取材に行きたいと願い出ます。
しかし東海林は張り切って前に進もうとする2人に、こう提案したのでした。
「その前にじっくり構想を練ろう。どんな夕刊にするべきなのか」
さらに『新聞を信用していない、愛想が尽きている』と耳を疑うような本音を伝えた東海林。
戦時中は戦争を美化し、戦後になると真逆のことを伝え始めた新聞なんて誰が信じるのか…と。
「やき俺は、…自分に愛想が尽きちょる」
東海林もまた戦中戦後でひっくり返った正義に傷つき、苦悩するひとりだったのでした。
夕刊の方針決まる
東海林の言葉を受け、教師だった頃の後悔を正直な気持ちで伝えるのぶ。
子どもたちに間違ったことを教えてきたのに、全部なかったかのように生きているかもしれないと…。
「そんな私が自分の言葉で記事を書いて、人の心に訴えかけるがは正直、恐ろしいです」
東海林と岩清水は、それでも逃げずに戦争孤児の記事と向き合ったのぶを褒めたのでした。
「よし、決めた…。俺らあが拾うがは嘘偽りのない生の声や。戦後の今を生きる人々の声にならん声や」
東海林の決断により夕刊の方向性が決定、岩清水とのぶも賛同し期待に胸を膨らませたのです。
3人はそうと決まれば取材に行くためにもまずは掃除だと、明るい気持ちで作業に戻ったのでした。
廃品を売る嵩たち
闇市の一角に、進駐軍から譲り受けた雑貨を売る店を開いた嵩(北村匠海)・健太郎(高橋文哉)・康太(櫻井健人)の3人。
嵩はまだ十分使える進駐軍の不要品をたくさん集めて戻ってきました。
嫌というほど日本との国力の差を感じ、健太郎に暗い気持ちで愚痴をこぼすのでした。
「こういうのも捨てちゃうんだもんなぁ。そりゃ、日本も負けるわけだよ…」
しかし廃品の中からアメリカの古雑誌を見つけると、夢中で読み始めた嵩。
さっきまでシケた顔をするなと健太郎に怒られていたのに、すっかり明るい表情に変わったのです。
その時、闇市にあるスピーカーからは、最近始まったのど自慢の番組が流れていたのでした。
『♪赤い林檎に くちびる寄せて 黙って見ている 青い空』
ラジオを聴くメイコ
一方その頃、朝田家でもラジオの『のど自慢』を聴きながら、くら(浅田美代子)が食事の支度をしていました。
そこへメイコ(原菜乃華)が給料がわりの野菜を大量に抱え、農家の手伝いから戻ってきたのです。
「くらばあ、何聴きゆうが?」
「のど自慢や。うまい人も下手な人もおる。この人は、なかなか上手やねぇ」
メイコはラジオから流れる歌声に、今まで感じたことのないような心のときめきを覚えたのでした。
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あんぱん 14週 第67話|放送後|今日の感想・考察まとめ!

今日のポイントは、
瞳を輝かせた3人!です。
今回は、新たな展開や出会いに瞳を輝かせた登場人物たちがステキでした!
のぶちゃんは夕刊の発行に向けて邁進し、幼なじみ・嵩くんはアメリカの古雑誌に夢中でしたね。
そして妹・メイコちゃんもラジオののど自慢に胸を高鳴らせたように見えました。
戦後の混乱の中で心が動くものに出会えた姿に、明るい兆しを感じる回でしたね!
朝ドラファン的にも、何か新しいことを始めてみるのもいいなぁと背中を押してもらった気がします。
一方、ネット上ではラジオから流れた『のど自慢の歌声』に反応したコメントが寄せられていました。
「ひょっとしてこれはブギウギと関連してたりします?」
「そのうち『福来スズ子』の名前が出てきそうな予感」
「りんごの唄を歌ってる子は水城アユミ?ブギウギと交差する?」などなど。
昭和の人気歌手・福来スズ子が主人公だった朝ドラ『ブギウギ』(2023年・令和5年放送)を思い出す人が続出!
朝ドラウォッチャーならではの視点で、深読み・考察する人たちがたくさんいたようです。
前週の予告でメイコちゃんは東京へ行きたくなることが判明しているだけに、歌手を目指し始める伏線にしか見えませんでしたね!
朝ドラファンとしては、茨田りつ子さんがのど自慢の審査員としてサプライズ登場したら面白そうだなと思っています。
「あなた、何もできないお嬢さんかと思ったら、意外といい声してるわね」なんて『りつ子節』を聞かせてくれたらいいですね!
戦後の混乱の中で、各キャラクターの人生が動き始めそうな予感がした第67話。
朝ドラファン的にも、心に元気をもらえたように思います。
これから3人が、やりたいことに向かっていけるように引き続き応援したい〜♪
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あんぱん 14週 第67話|放送後|みんなの感想・考察!
第67回。夕刊発行に向けて奮起するのぶちゃん、東海林さん、岩清水くんの3人がとってもいい。健ちゃんと一緒に雑貨を売って生活をしてた嵩くん。康太くんもいた。アメリカの漫画を見て目をキラキラさせる嵩くん愛しかった✨のぶちゃんも嵩くんもよき方に向かいますように。#朝ドラあんぱん#北村匠海
— きー//☺︎ (@takumi113kii) July 1, 2025
いつしか のぶ 呼びになっとる
東海林編集長俺らが拾うのは嘘偽りのない生の声
という編集長の言葉
心に刺さりましたね夕刊チーム頑張れ〜📣\( ˆoˆ )/#朝ドラあんぱん
— みやまみも (@miyamamimo) July 1, 2025
東海林、傷だらけで立っているのだな。「そういう時世だったから」自分のせいではないと言い訳して、新しい世にサッサと迎合してしまえば苦しくないのかもしれない。でも八木があの日に苦悶の中で叫んだように、卑怯でない者は忘れる事が出来ない。それは、「自分のしたこと」を。#朝ドラあんぱん
— 花房 彩子 (@Apollo_AYAKO) July 1, 2025
嵩くん、健ちゃん、康太、廃品回収してお店やってるんや。
嵩くんが見付けた「HOPE」、これが又、道を開く?#朝ドラあんぱん
— エフスリー💐 (@frictionstorm1) July 1, 2025
昔海辺でメイコが椰子の実を歌ったのも伏線だったのか⁈ #朝ドラあんぱん
— ひとりごと (@RxR6082) July 1, 2025
あんぱん 14週 第67話|放送前|予告・感想・考察まとめ!

夕刊の編集記者になるのぶ
第67話では夕刊の発行が決定し、のぶちゃんは夕刊担当記者になります〜♪

第67話では、高知新報で『夕刊の発行』がスタートするようです!
東海林編集長の元、のぶちゃんと先輩記者・岩清水くんの奮闘が見どころになる予感がしています。
ちなみに高知新報のモデル・高知新聞の夕刊は、戦時中の休刊を経て戦後1951年(昭和26年)に復刊しました。
おそらく第14週では、1946年(昭和21年)頃が描かれているはず…。
物語上では、少し前倒しで夕刊の発行を取り扱うことになるのかもしれませんね!

一方の嵩くんは、廃品回収で古いアメリカの雑誌に触発され、再び図案の仕事をしたいと思うフラグが立つようです!
ちなみに史実上では1946年(昭和21年)に、嵩くんとのぶちゃんのモデル・やなせ夫婦は高知新聞の雑誌『月刊 高知』編集部で出会っています。
となると高知新報の夕刊チームは、いずれ月刊誌を手がけるのかもしれません。
のぶちゃんの夕刊記者としての成長と絵への情熱を再燃させる嵩くんのエピソードが交わっていく展開にも注目したいですね!

ただ、嵩くんが図案の道へ戻った場合、親友・健太郎くんはどんな道を選ぶのか気になります。
朝ドラファンとしては、そのタイミングで健太郎くんに恋したメイコちゃんの恋愛エピソードを進めてほしいです。
もし高知に残るとしたら、カレー屋さんになるか朝田パンでカレーパンを開発し、バカ売れする未来しか見えません!
スピンオフを願うほど、お似合いでかわいらしい2人。
もし幸せなハッピーエンドに描かれたら、朝ドラファンの満足度もさらに爆上がりしそうです!

新たなチームで仕事に燃えるのぶちゃんが描かれる第67話!
嵩くんが雑誌を見て、気持ちを昂らせるレアなシーンも楽しみですね。
朝ドラファンとして、どちらの展開も見逃せそうにない〜♪
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あんぱん 14週 第67話|出演者と番組情報
| 14週 第67話 出演者 | 今田美桜,北村匠海,原菜乃華,高橋文哉,鳴海唯,倉悠貴,野村万蔵,古河耕史,嘉島陸,若林拓也,櫻井健人,浅田美代子 |
| 脚本 | 中園ミホ |
| 音楽 | 井筒昭雄 |
| 主題歌 | RADWIMPS 「賜物」 |
| 語り | 林田理沙(アナウンサー) |
| 制作統括 | 倉崎憲 |
| 放送期間 | 2025年3月31日〜2025年9月26日予定 |

