2025年度後期の朝ドラ『ばけばけ』で、ヒロインの“異国の夫”ヘブン役を務めるのは、英国出身の俳優トミー・バストウさん。モデルとなったのは、怪談作家として知られる小泉八雲（ラフカディオ・ハーン）。アイルランド系の英語教師として日本にやってきたヘブンを、日本語で演じきるトミーさんは、実に10年以上も日本語を独学で学んできた努力家です。本記事では、彼の役柄から俳優としての歩み、プライベートな素顔まで徹底紹介します。
朝ドラ『ばけばけ』のキャスト「トミー・バストウ」の役柄とは
トミー・バストウさん（33）は、明治時代の作家・小泉八雲（ラフカディオ・ハーン）をモデルにしたヒロインの夫・ヘブン役を演じます。
ヘブンはアイルランド系の英語教師で、ギリシャ生まれ。松江にやってきて、ヒロインのトキが住み込みの女中として働く雇い主です。
参考：NHK
キャスト「トミー・バストウ」のプロフィール
トミーさんは1991年8月26日、イギリス・サリー州エプソムに生まれました。俳優を志すきっかけは、父親と一緒に観た映画に感銘を受け、自分も人々に感動を与える存在になりたいと強く思ったことでした。
2007年にロックバンドFranKoを結成し、リードボーカルとして活動を始めます。2008年公開の映画『ジョージアの日記／ゆーうつでキラキラな毎日』でデイブ役を務め、俳優としての本格的なキャリアをスタート。映画デビュー後、『ロビン・フッド』（2009）、『The Boys Are Back』（2009）、『エクソシズムス』（2010）などに出演。
2024年のエミー賞受賞ドラマ「SHOGUN 将軍」（2月配信開始）でマルティン・アルヴィト司祭役を演じ、世界的に評価されました。
2025年にはNHK連続テレビ小説でヘブン役に抜擢され、1767人のオーディションを勝ち抜きました。10年以上日本語を学んでおり、記者会見でもほぼ通訳なしで日本語を話し、現在も敬語を含めて学習中とのことです。
参考：
株式会社office MUGI
cinematoday
NHK
wikipedia
「トミー・バストウ」の最近の話題やエピソードを紹介
トミーさんは、撮影が始まったばかりの段階ながら、ヒロインの高石さんとの共演シーンから大きな安心感を得ていると明かしました。
高石から日本語の擬音「トゥンク」を教わり、「みんなをトゥンクさせたい」と意気込むなど、日本語や日本文化への関心の高さも印象的です。
撮影地である島根県では、「しじみラーメン」を絶賛し、地域の人々との温かい交流を楽しんでいる様子がうかがえます。
「トミー・バストウ」の趣味や特技を紹介
トミーさんの趣味はムエタイであり、特技は音楽、日本語です。
趣味であるムエタイは年に1～2か月ほどタイに滞在し、本場の技術を学びながら練習を積んでいます。朝ドラ出演の決定もタイ滞在中に知ったそうです。
音楽については、2007年にロックバンド「FranKo」を自ら結成し、リードボーカルとして活躍しています。ライブパフォーマンスや楽曲制作にも積極的に取り組んでいます。独学で日本語を学び始め、10年以上にわたり勉強を続けてきました。日本語を学び始めたのは、日本文化や日本の映画への強い興味からです。トミーさんは、父親と一緒に観た黒澤明監督の『用心棒』や『羅生門』に特に感銘を受けたと語っています。
高石あかりさんの意気込み
記者会見では、ハナミズキと勿忘草が描かれた白い着物姿で登場した高石さん。
「勿忘草には『私のことを忘れないで』という花言葉があって、何者でもない自分がここに立って、皆さんに覚えていただけるような人になれるように」と涙ながらに語り、会場を感動で包みました。
「主人公のセツさんは、時代の変化に戸惑いながらも、自分の信じる道を歩んでいく強い女性。私も彼女のように、一歩一歩、真摯に役と向き合っていきたいです」と、瞳を輝かせながら意気込みを語りました。
参考：ナタリー
「トミー・バストウ」の家族構成と家族の職業
トミーさんの家族構成は父・母・妹の3人で、家族や親戚に著名人は妹のジョディさんのみです。トミーさんは独身で、妻や子供はいません。
妹のジョディさんはイギリスの女優で、『Mr. Sloane』（2014年）、『Cartoonito Tales』（2011年）、『Physics』（2012年）に出演しています。
妹の現在の活動状況は不明ですが、家族の中で唯一芸能活動の経歴を持つ人物です。
参考：imdb
「トミー・バストウ」の恋愛情報、熱愛報道、結婚・恋愛観に関する情報
トミーさんは結婚しておらず、妻や子供はいません。恋愛報道や交際の噂も確認されていません。
公の場でも恋愛観や結婚観についてはほとんど発言していません。朝ドラ出演で注目を集めていますが、プライベートな情報は公開されていません。
「トミー・バストウ」の友人関係を紹介
トミーさんは、「SHOGUN 将軍」で共演した真田広之さん、穂志もえかさんとの交流があります。真田さんに対しては「俳優としても人としても素晴らしい」と尊敬している様子です。
穂志さんから朝ドラのオーディション情報を聞き、その機会を逃すまいと制作に関わる橋爪氏のメールアドレスを入手し、自ら日本語で「自分も受けられないか」と売り込みました。「もえかさんが教えてくれなかったら絶対に知らなかった」と感謝していることから、恩を感じている様子です。
参考：モデルプレス
