あんぱん 11週 第55話|ネタバレあらすじと感想・考察!|星空の下で交わす本音、嵩と八木の一夜の語らい

この記事では、今田美桜主演のNHK朝ドラ(連続テレビ小説)「あんぱん」第55話(2025年6月13日放送)のネタバレ・あらすじを、どこよりも早く&分かりやすくご紹介します!

朝ドラ「あんぱん」第55話では、中国出征を前に嵩が八木上等兵と星空の下で語り合う、一夜限りの本音の時間が描かれます。

【13週目まで公開中】朝ドラ あんぱん 最終話までのネタバレプラスあらすじ考察とキャスト・モデル・相関図も!

あんぱん 11週 第55話|放送前ネタバレあらすじ・考察|星空に託す2人のおもい

小倉連隊に動員命令

ある日、とうとう動員の命令が下った小倉連隊。嵩(北村匠海)たちは、中国へと向かうことが決まりました。

出動前日の晩、兵隊たちは自らを鼓舞するように酒を酌み交わすのです。そんな中、嵩は仲間たちの似顔絵を描きます。

星空の下で

飲み会が盛り上がる中、黙ってその場を離れる八木上等兵(妻夫木聡)。どこかへ行く姿に気づいた嵩は、こっそり後を追いかけました。

すると八木は、ひとり静かに星空を見上げていたのです。八木と話したくなった嵩は、そっと声をかけました。

嵩が八木に戦況を尋ねると、八木は「あぶないな」とあっさり答えます。その答えにショックを隠せない嵩。八木の横に座り、スケッチを始めました。

部屋からは兵隊たちの騒ぎ声が聞こえてきます。「明日をも知らぬ命だと言うのに、よく酒を飲んで騒いでいられますね」と嵩。

それに対し、八木は「そうでもしないと不安に押し潰されてしまうから、みんな必死に笑って恐怖に打ち勝とうとしている」と返すのです。

「お前はどうなんだ?」と問われた嵩は、「自分はこうして絵を描いていると落ち着くんです」と答えます。

詩集がつないだ絆

嵩は八木に、これまで軍隊で潰れずにやってこれたお礼を改めて伝えました。八木に軍人勅諭を覚えるようにアドバイスされ、それのおかげで中隊長に気に入られた嵩。

すると八木は、「井伏鱒二の詩集のせいだ」と答えます。以前、嵩の大切にしている詩集を拾った八木。同じ匂いを感じたと語るのです。

戦友として当たり前のことをしただけだと言う八木に、嵩は八木が星を眺める横顔のスケッチを手渡しました。

弱い者の生き残る道

受け取った八木は「柳井、お前は俺と違って弱い」と話し始めます。弱い人間が生き残るには要領を覚え、進級して力をつけるのが一つの道でした。

しかし、戦場ではそうはいかないと言うのです。嵩は「自分は何としてでも生きて帰りたいのです」と、弱い自分が生きて帰るにはどうすればいいか質問します。

すると八木は、「卑怯者になることだ」と答えました。仲間がやられても仇を打とうと思うな、とアドバイスされるのでした。

中国・福建省へ

中国の福建省に動員された小倉連隊。荒地を歩くなか、さっそく銃声音が響き、面々は攻撃体制に入ります。頭を下げられない嵩を、八木は挺して庇いました。

しかし、現れたのは日本軍でした。「敵なら撃ち殺されていた」と嵩に告げる八木。嵩は戦場の緊迫感を目の当たりにするのです。

同級生との再会

その後、駐屯地へ向かうと、嵩は思いもよらぬところから「たっすいがーの嵩か」と声をかけられました。小学校時代の同級生・岩男(濱尾ノリタカ)がいたのです。

岩男は嵩が伍長であると気付き、慌てて言葉を正しました。それでも、康太(櫻井賢人)とともに再会を喜び合います。

嵩から奪ったお弁当が美味しかったこと、それをのぶに見つかって下駄で殴られたことなど、3人は思い出話に花を咲かせるのでした。

嵩が描いた似顔絵が…?

部屋へ戻った兵隊たちは、当面の任務が治安維持だとわかり、ほっと胸をなで下ろしました。するとそこへ、八木と共に上官がやってきます。

嵩が描いた八木の似顔絵に、「これを描いたのはお前か」と上官。思わぬ人からの思わぬ質問に、嵩は戸惑うのでした。

 

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あんぱん 11週 第55話|放送後|今日の感想・考察まとめ!

今日のポイントは、
井伏鱒二の詩集が繋げた『戦友の絆』です。

 

八木上等兵が幼なじみ・嵩くんに目をかけるきっかけが、井伏鱒二の詩集だったと判明!

嵩くんが小倉連隊に来たばかりの頃から、親近感を持っていたとは驚きでした。さらに生きて帰りたいという嵩くんに、八木さんは卑怯者になれと答えていましたね。

戦争下ではタブーな内容の問答シーンは、多くの朝ドラファンに2人の奇妙な縁を感じさせたように思います。

 

またネット上では戦地での危険なシーンで嵩くんをフォローした八木さんに注目が集まったようです。

「嵩を生きさせたくて危険の中動いてしまう八木が心配で仕方ない…」
「しかし八木上等兵のツンデレがすぎるな」
「なんだかんだ言って、いつも嵩くんを気にかける八木さん優しい!」などなど。

戦友の絆を感じさせた緊迫の場面に、多くの朝ドラファンもヒヤヒヤさせられていました。

 

一方でほっこりしたのが、元同級生・岩男くんとの再会です!幼少期の回想も登場し、平和だった頃がとても懐かしく感じました。

戦地での再登場に、これは良からぬフラグでは…とザワつく朝ドラファンたちも。物語と岩男くんとの絡みも、今後どのように展開するのか楽しみですね。

 

いよいよ嵩くんが中国・福建省に動員された第55話。戦友との絆が、戦地から無事に嵩くんを生還に導いてくれるといいのですが…。

朝ドラファンとして、ハードモードではありますが駐屯地での展開も見逃したくない〜!

 

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あんぱん 11週 第55話|放送後|みんなの感想・考察!

あんぱん 11週 第55話|放送前|予告・感想・考察まとめ!

 


八木にお礼の絵を手渡す嵩


第55話では中国動員が決まり、八木上等兵にお礼を伝える嵩くんに注目〜!

第55話では幼なじみ・嵩くんが、上等兵・八木さんに『感謝のスケッチ』を贈るようです。
気持ちの伝え方がいかにも嵩くんらしくて、心温まるシーンになるのではと注目しています。
そのタイミングが日本から離れる最後の夜だというのも、またオツな設定ですね!

ちなみに嵩くんが手渡す絵は、八木さんと星空の下で語り合いながらパパッと描き出すのだとか。
お酒が出陣の恐怖を紛らわせるように、嵩くんにとっては描くことが心の平静を保ってくれるのだと想像しています。
星明かりを頼りに描かれた絵から、八木さんがどんな風に嵩くんの目に写っていたのかを知るのが今から楽しみです。

またこのシーンでは、物語の重要なキーワード『井伏鱒二(いぶせますじ)の詩集』が登場する予定です。どうやら八木さんが嵩くんに助け舟を出すきっかけは、出会ったすぐ後(第51回)に登場したあの詩集だったと判明するのだとか!
もしかしたら八木さんも同じ作品を愛読し、シンパシーを感じたのかもしれませんね。

 

もっと妄想すると入隊直後の八木さんは、嵩くんのように心が折れそうになった経験も持っていそうです。
かつての弱い文学青年だった自分を重ねて、嵩くんを守ってあげたくなったのではないかと想像しています。
あの時の苦しかった頃の自分や『日常の普通の感覚』を持っていた頃の自分を嵩くんの中に見ていたのかもしれません。
ずっと謎だった2人の絆は、八木さんのそんな背景を通して紡がれていったのかも…なんて想像を楽しんでいます。

 

出動前の最後の夜に、しっぽりと語り合う嵩くんと八木さんが描かれる第55話。
これ以降に描かれる中国での物語は、さすがに辛いものになりそうです…。
朝ドラファンとして「皆、生きてもんてきて!」と願わずにいられない〜涙。


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あんぱん 11週 第55話|出演者と番組情報

11週 第55話 出演者 北村匠海,高橋文哉,中沢元紀,奥野瑛太,田中俊介,櫻井健人,濱尾ノリタカ,薄平広樹,板橋駿谷,萩原亮介,久村優太郎,三浦和也,永瀬ゆずな,中村羽叶,笹本旭,妻夫木聡
脚本 中園ミホ
音楽 井筒昭雄
主題歌 RADWIMPS 「賜物」
語り 林田理沙(アナウンサー)
制作統括 倉崎憲
放送期間 2025年3月31日〜2025年9月26日予定

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