ネタバレあらすじ感想
2020年12月25日(金)放送
おちょやん第4週テーマ
「どこにも行きとうない」
【おちょやん】ネタバレ4週20話|あらすじを最終話までお届け!
『岡安』にて・・・
女将夫婦から、年季明けのお祝いの品は何がよいかと聞かれた千代は、意外なものをねだりました。

それは、『岡安』の家族と一緒に食事をすることでした。
「やっぱりあんた、あほやろ!」
娘・みつえが呆れます。
しかし千代は、生まれてから一度も家族でゆっくり食事をしたことがなかったと話します。
そして、ご飯を頬張ると「何や今日は楽しいことばっかりや!」と、その団らんを楽しむのでした。

そんな千代に、千代の芝居を見た先代女将・ハナが、役者になることを勧めました。
「その気になってしまいますやんか。役者か・・・」
まんざらではない顔つきになった千代は、『岡安』の家族を見つめました。
そして、「もう思い残すことはあれしまへん」と言うと、千代は8年間の感謝を伝えるのでした。
お茶子の部屋にて・・・
『岡安』を出て行く支度をする千代。
座敷では借金取りたちが、酒を飲みながら千代を待っています。
すると、娘・みつえとお茶子たちが千代を囲み、逃げろと言い始めました。

千代は事情が分からず躊躇します。
「みんなご寮人さんのお計らいだす、はなから逃がすつもりやったんや!」
皆がそう種明かしをすると、みつえは千代の手をつかみ『岡安』を抜け出すのでした。
道端にて・・・
勢いよく『岡安』を飛び出した千代とみつえ。
「ほっとかれへんやろ・・・友達としては」
みつえは、幼いころから共に育った千代に本心を伝えました。
千代はその言葉に涙があふれます。

そして二人は、こんな風に別れなければならない悲しみを、共に抱きしめるのでした。
やがて、千代の脱走に気づいた借金取たちが追いかけてきました。
みつえは、船着き場で母・シズが待っていると告げると、戸惑う千代の背中を強く押すのでした。
船着き場にて・・・
息せき切りながら、船着き場に着いた千代。
女将・シズを見て涙がこみ上げます。

そして、自分が逃げた後の『岡安』の事を心配します。
この場に及んでもそんな心配をする千代に、シズは「見くびりなはんな!大事おまへん」と一喝しました。
「これからは自分のために生きますのや。 生きてええのや!」と、シズは力強く千代に伝えます。
さらに、千代が幸せになることが恩返しであり、自分の望みだと話します。

「これは旅立ちだす!せやから、しんどなったらいつでも帰っといで。あんたの家は岡安や!」
母の顔になったシズは、そう言いながら千代を送り出すのでした。
「千代、気張るんやで!」
浮浪者・小次郎の漕ぐ船で道頓堀川を進みだした千代は、いつまでもシズを見つめるのでした。

一方、石垣の陰では、無事逃れた千代を安堵するように、そっと見守る父・テルヲの姿がありました。
『岡安』にて・・・
「200円おます、それで十分と違いますのか!」
店に戻った女将・シズは、待ち構えていた借金取りに封筒を差し出しました。

シズは、この金は道頓堀を守るために街の皆が出し合った金だと言い、今後道頓堀に姿を見せたらただでは済まないと啖呵を切ります。
その気迫に、さすがの借金取り達も金を受け取り黙って去ってゆくのでした。
船の上にて・・・
道頓堀川を進む千代。
そんな千代を、一平が橋の上からさりげなく見送ります。

水面には街の明かりが映り、幻想的な景色を醸し出していました。
「こないなどぶ川にも、花は咲くねんな・・・」
8年の時を過ごした道頓堀に、千代は別れを告げるのでした。

つづく
【おちょやん】ネタバレ4週20話|感想を最終話まで!

帰る家と家族ができました♪
【連続テレビ小説『おちょやん』第20回・矢部太郎さん】8年前と違う旅立ちに、8年前とは違う未来が千代ちゃんに待っていますように!8年間、千代ちゃんを愛してくれていた道頓堀の皆さんが送り出してくれる旅立ち。………続きは https://t.co/tLgP1gSiDA #おちょやん #朝ドラ pic.twitter.com/NBXZjk9RsR
— NHKアーカイブス (@nhk_archives) December 24, 2020
スリルと爽快感、 泣き笑いに情の厚さが詰まった15分でした!
お茶子シスターズから始まり、お友達みつえちゃん、小次郎隊長とコジキーズ、さらに道頓堀の皆さんまで・・・。
『チーム道頓堀』が千代ちゃんを送り出してくれる展開に、胸が熱くなりました。
シズさんのカッコ良さは当然ですが、『福富』の菊さんもカッコ良かった。やっぱりただのイケズではありませんでしたね!
道頓堀は狭い世界ゆえの大変さもあるのでしょうけど、いざとなれば義理人情と強さで一途団結・・・強い絆です~♪
さて、千代ちゃんには、帰ることができる街、家、家族ができました!
帰るところがあるということは、安心して頑張ることができるということ。
自分のやりたい道に進んでくれることを期待したいです~。
千代ちゃんの新しい始まりに乾杯♪
◆『福富』の女将・菊役のいしのようこさん!事実婚のお相手とは?▶
【おちょやん】ネタバレあらすじ4週20話|予告ポイント
カッコいいシズさんが大活躍♪
こちら、ちょっと怖そう…なお方は奉公先のおかみさん、シズさん。
「ご寮人(りょん)さん」と呼ばれてます。千代ちゃんに愛のある厳しさをどうかひとつ…#篠原涼子 #朝ドラ #おちょやん pic.twitter.com/Uf6r2K0jQY
— 朝ドラ「おちょやん」放送中 (@asadora_bk_nhk) December 6, 2020
ハラハラドキドキ、ホロホロしてポロポロする展開となりそうです!
まさか、土壇場になって、シズさんの秘策が飛び出すとは胸が躍りますね。
シズ役を演じる篠原涼子さんの代表作『ハケンの品格』や『アンフェア』のような、カッコいい篠原さんが見らるかもしれませんね。
篠原さんの魅力が詰まった回になりそうです~♪
ところで、千代のモデル・浪花千栄子さんは、20歳のころに大阪・富田林の大きな材木商で奉公していました。
なんと父親は、2年分の給金を全額前金で受け取ったのだとか。
しかし、そこでの2年は、いい人たちに恵まれ、浪花さんにとってかけがえのない幸せな時間だったそうです。
そして、2年の奉公を終えるころ、女将さんは「あんたも自分を大事にせなあかんよ」と言ってお金を渡し、父から早く逃げるように示唆したのだとか。
まさに、今話のシズさんのようですね!
シズさんのキャラクターの下地には、この材木屋の女将さんの要素がたくさん盛り込まれていそうですね♪
千代ちゃんの旅立ちをしっかりと見守りたいと思います♪

