この記事では、橋本環奈主演のNHK朝ドラ(連続テレビ小説)「おむすび」第114話(2025年3月13日放送)のネタバレ・あらすじを、どこよりも分かりやすくご紹介します!
23週 第114話では、感染拡大が止まらない中、病院の医師や看護師たちは極限状態に。一方、神戸の米田家では、母・愛子が不在の間に聖人が料理に挑戦..!医療現場と家庭、それぞれの奮闘が描かれます。

おむすび 23週 第114話|放送前ネタバレあらすじ|感染爆発と病院内の苦悩
過酷な院内状況
新型コロナウイルスの感染爆発で、患者数が劇的に増大する日本。結(橋本環奈)が働く病院も、コロナに苦しむ患者の受け入れを続けています。院内スタッフたちも、かつてないほど仕事に追われていました。
連日の疲労が蓄積し、どっと疲れている様子の看護師・桑原(妃海風)と医師・森下(馬場徹)。結は2人の様子が心配で、声をかけます。レッドゾーンの手前に配膳した結に対し、桑原は「あそこから雰囲気、全然ちがうやろ」と言います。
さらに桑原と森下は、結に通常ならば救える命を助けられないもどかしさを打ち明けました。人工呼吸が足りない、高齢者は悪化しやすいなど、現場はさまざまな問題を抱えているのです。
そんな中、看護師の一人が休職を申し出ました。小学生の子どもを抱える彼女は、昼食を作らねばならないと言います。頭を下げる看護師を、桑原は快く送り出しました。
桑原は、自分の子どもは母親が見てくれているのだと結に話します。しかし、母親は基礎疾患を抱えているため、桑原はホテル暮らしをしていると言うのです。
基礎疾患を持つ人や免疫が低下している人はコロナに罹りやすいという桑原の話を受け、結は父・聖人(北村有起哉)の顔を思い浮かべました。
自主隔離を決めた結
引き続き糸島に滞在中の母・愛子(麻生久美子)に代わって、自炊を始める聖人。翔也(佐野勇斗)は聖人の手料理を食べる度に、腕をあげていると褒めます。
夕飯の支度ができたところに、結から翔也へ電話が入りました。結は大阪の自宅へ戻っており、「しばらく一人でこっちに暮らすことにした」と言うのです。
スピーカーに切り替えるよう翔也にお願いする結。聖人や花(宮崎莉里沙)に向かって話しかけます。「ママ、なんで大阪の家におんの」と花は不安そうです。
結は、ママの病院にはコロナ患者が大勢いること、ママもいつ罹るかわからないこと、家族に絶対にうつしたくないこと、を丁寧に説明しました。「いつまで?」と花。「いつまでかはわからんけど、しばらく」と結は返します。
「ママ、いま一生懸命、仕事がんばってんだ。我慢しよう」と花に言い聞かせる翔也。聖人は結が自分のために気を遣っていると悟り、翔也や花も大阪へ戻るように言いますが、結はそのほうが心配だと譲りません。
結が「花、我慢できる?」と尋ねると、花は「うん」と答えました。翔也も聖人も、結の気持ちを尊重します。お互いの状況を労わりながら、家族みんなでがんばろうと心の中で誓うのでした。
家族の優しさと葛藤
結は、家族から離れ、一人になりました。誰もいない街を一人で病院へ向かい、仕事に日々向き合い、帰宅後は疲れ果てて眠る日々を送ります。
ある日、帰宅後に玄関のチャイムが鳴ります。玄関の向こうには翔也が立っていました。結がドアを開けようとすると「このままでいい」と翔也。結のために、聖人が作った炒飯を持ってきたのです。
すると翔也は、花の様子を語り始めました。登校日に学校へ行くと、花は学校で同級生の男子にひどいことを言われたのだと説明します。
それは、「お前の母ちゃん、病院で働いているからコロナまみれだろ」という心無い言葉でした。そのせいで花は「学校くるな」と言われてしまったのです。
翔也は花に、ママは病院で困っている人を助けるために一生懸命がんばっているのだと誇りに思うよう話してくれていました。「落ち着いたら電話で話してやってくれ」と翔也。
「結、ちゃんとメシ食ってっか」と尋ねる翔也に対し、「ううん」と答える結。翔也は「お父さんの炒飯、食ってみ。うめえぞ」と気丈に伝えます。玄関越しのまま、会うことなく翔也は帰って行きました。
涙を堪えながら、ドアノブに下げられた聖人の炒飯を手に取る結。中には翔也からの手紙が入っていました。
「こっちは心配するな!がんばれ、米田結!翔也」の文字。結は「いただきます」と手を合わし、炒飯を一口食べました。さまざまな気持ちが去来し、泣きながら炒飯を食べるのでした。
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おむすび 23週 第114話|放送後|今日の感想まとめ!
今日のポイントは、
自主隔離を決めた結ちゃん!です。
家族の安全を思って、自宅で隔離生活を始めた結ちゃん。
リビングでは、あえて背中側から部屋の奥行きも映るカットが差し込まれていましたね。その効果もあってか、結ちゃんがポツンといる姿が余計に寂しそうに見えて…。
さらにそこから、玄関の扉越しに娘・花ちゃんのショックな出来事を聞かされた時のやるせなさを想像すると計り知れません。正直、朝ドラファン的に驚いてしまうほど、シリアスに全振りした回でした。それだけリアリティを持って、コロナ禍の過酷な期間を描きたい真摯さと覚悟も感じられました!
またネット上ではご飯を食べながら、ひとり涙する結ちゃんに注目した人が続出。
「いつも人に作ってばかりの結にとっては、きっと心に沁みたよね」
「結は涙でしょっぱくなるけど、忘れられない味だよね…たぶん 涙」
「チャーハン口に運んだ時の結の顔…なんて表情をするんだ…」などなど。
うれしさ・寂しさ・悔しさ…いろんな感情が一気に溢れた結ちゃんに、多くの朝ドラファンが一緒に涙したようです。
これで3カ所に別れて生活することになった米田家の面々。特に母親と離れている上に、心無い言葉で傷つけられた花ちゃんが心配です。平時であれば、結ちゃんは花ちゃんを抱き寄せて、直接、大事な仕事をしていることやそんな言葉に負けないでと伝えられたはずなのに…。
多くの朝ドラファンも、コロナ禍で経験した歯痒さを思い出したかもしれませんね。どうか第114話が、辛く険しいコロナ禍エピソードの『底』でありますように〜!
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おむすび 23週 第114話|放送後|みんなの感想!
病院勤務のママに会えない寂しさ、ママがコロナになったらどうしようという恐怖、一生懸命がんばってるママをバカにするバカに対する憤り。天真爛漫だった花の心の中がコロナ禍にぐちゃぐちゃにされてるのしんどい。しんどいけど、これ5年前の現実なんだよね。#朝ドラおむすび
— ちはや (@chihaya1088) March 12, 2025
日本人にとっての「ご飯食べてる?」は「愛してる」って意味だってどなたかがおっしゃってたけど、翔也の「ちゃんと飯食ってるか?」に愛を感じたわ #朝ドラおむすび
— みといっぽん (@ipponjimamito) March 12, 2025
子供のために休職を選ぶ人もいる。実家の親に預け一人踏ん張る人もいる。誰がどんな選択をしても辛い。それに追い討ちをかけるような心無い医療従事者への差別があったこと……
震災もそう。私たちは忘れてはいけない事が多すぎる。このドラマはちゃんと「あったこと」を描いてる
— さにぱんだ🐼 (@sunnysunny5551) March 12, 2025
そうか、小さな手紙をつけてくれた元々は翔也だった
泣ける…#おむすび #朝ドラおむすび— なかはら・ももた (@momotaNakahara) March 12, 2025
#朝ドラおむすび
人を思う気持ちは食べ物に乗せて渡すことができる。それを最初からずっとやってるドラマ。心が動くよね泣くよね結ちゃん— よもぎ (@yomoginohara) March 12, 2025
おむすび 23週 第114話|放送前|予告・感想まとめ!
ジレンマに悩む医療従事者
感染爆発でジレンマに悩む医療従事者たちに、結ちゃんが寄り添います〜!
第114話の見どころは、結ちゃんが看護師・桑原さんや医師・森下先生の話に耳を傾けるシーンになりそうです。
感染爆発により救える命が助けられないジレンマと毎日向き合わなくてはならない過酷な状況にいる2人。
そんな苦しい胸の内を結ちゃんはどう受け止め、どんな言葉や行動に出るのかが楽しみです。
ここで思い出すのは度々登場してきたフレーズ「おいしいもん食べたら、悲しいこと、ちょっとは忘れられるけん。食べり?」です。
そこで疲労困憊の仲間のために、手作りの『おむすび』を準備するのでは…なんて妄想をしています。
結ちゃんらしく相手のことを考えて、ラップなどを使い清潔に片手で食べられるような工夫がされているかもしれません。
結ちゃんなら栄養科のみんなも巻き込んで、たくさんの医師や看護師のお腹を満たすために動きそうな予感もしますね。
この物語では、誰かが元気のない時に愛情の詰まった『おむすび』を食べて、前を向いて回復する様子を何度も見せてくれました。
今回もひとりでも多くの命を救うため、もうひと踏ん張りできる気力と体力を取り戻させる展開に繋がったらステキだなと期待しています!
また愛子さんの不在に伴い、父・聖人さんが料理に目覚める展開も楽しそうです。
そういえば聖人さんは胃がんの検査結果を待っている時に、趣味を作るのに抵抗があったと靴職人・孝雄さんに話していました。
その原因は、道楽者だった祖父・永吉さんを反面教師にしていたからでしたね。
しかし永吉さんとの確執もなくなった今、聖人さんの趣味が料理になる可能性も考えられます!
理容師ですから手先もきっと器用ですし、ハサミやカミソリと同様に包丁やまな板などの道具にもこだわり出すかもしれません。
もしこのタイミングで店を一時休業していた場合、情勢や年齢が噛みあい第2の人生を考え始める可能性も考えられます。
ジレンマを抱える医療従事者たちと同じく聖人さんも、目の前のことから地道にやるしかないと思うかもしれません。
これは第108回のハギャレン(博多ギャル連合)再集合の際に、マッチ(珠子)が言っていた言葉ですが、ここにも活きてきたら面白いですね。
折に触れて散りばめられたステキなセリフが、登場人物たちの人生と重なる瞬間を朝ドラファンとしてしっかり受信できたらいいな〜♪
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おむすび 23週 第114話|出演者と番組情報
23週 第114話 出演者 | 橋本環奈,北村起有哉,佐野勇斗,妃海風,馬場徹 ほか |
脚本 | 根元ノンジ(「正直不動産」「パリピ孔明」「サ道」他) |
演出 | 野田雄介、他 |
音楽 | 堤博明 |
主題歌 | B’z「イルミネーション」 |
語り | リリー・フランキー |
制作統括 | 宇佐川隆史、真鍋斎 |
プロデューサー | 管原浩 |
放送期間 | 2024年9月30日から2025年3月末予定 |
放送局・時間 | NHK総合:月曜 〜 金曜 8:00 – 8:15 NHKBS:月曜 〜 金曜 7:30 – 8:45 |